mimagordon

デューン 砂の惑星PART2のmimagordonのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0
ヴィルヌーヴには、デューンが見えてたんだろう。そうとしか考えられない。あれだけの登場人物とスケールを、キャラクター描写を損なうことなく、スペクタクルも十二分に散りばめて後編として1本の映画にまとめてしまうとは。IMAX滑り込みで観たけれどサンドワームのシーンは椅子が震えてた。4DXかよ?特に今回はベネ・ゲセリットの策略も見えてきて、Part Oneでは脇役的な位置だった人物もストーリーに絡んでくる。この辺りの展開が特に面白かった。そしてティモシー・シャラメの圧倒的なカリスマ性!もう気軽に「ティミー推し♥️」なんて言えなくなっちゃったな。言うけど← オースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサの狂気も素晴らしかった。でも個人的にはポールの母でもありベネ・ゲセリットの一人でもあるレディ・ジェシカの息子への愛と「計画」の狭間で揺れ動きながら、一人の人間として決断し行動していく様に心が震えた。レベッカ・ファーガソンの名演。映像の力はもちろんだが、それに頼りきらないドラマ性の高さあってこその没入感はPart Oneからしっかり受け継がれている。今度は敢えて別のフォーマットで観返してみたいと思う。大傑作!!
mimagordon

mimagordon