邦題とポスタービジュアルが妙にソフトなイメージで、普通にスルーしていましたが、日本のリメイクをきっかけに観てみました。とても静かな雰囲気でしたが、最初のイメージよりも重厚な映像で、さらに終盤の展開に>>続きを読む
序盤に連呼される「承知でーす」でイラッとさせられ、それが作品そのものの印象になってしまいました。
ずっと法律にたずさわる仕事をしているせいか、“ルール”の重要性を優先してしまいます。売春のあっせん>>続きを読む
しばらく公務員をやっていたので、ずっと観ようと思っていましたが、イギリスでリメイクされた「生きる LIVING」がきっかけで、そのオリジナル版として観ました。
医師の診断から失意のどん底で、まった>>続きを読む
ロールプレイングゲームが原作のファンタジーアドベンチャーとなれば、あまり観たいとは思いませんが、かなり評判がいいので観てみました。
なんとなく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のような雰囲気で>>続きを読む
邦題で「ヤンヤン 夏の想い出」をイメージしましたが、いい意味で期待を裏切られました。あまり中国映画は観ませんが、デレク・ツァン監督の「少年の君」に匹敵する秀作だと思います。しかも女性の新人監督の作品>>続きを読む
完全な“にわかファン”でしたが、ようやく4部作を観終えました。1作目からそうですが、わからないところを無視しても物語としては理解できる構造がうれしいです。ただ、登場人物のセリフの専門用語とかは、ずっ>>続きを読む
冒頭から意味不明な展開で、シンジとともに置いてきぼりをくらいます。前作がサードインパクトの前兆でエンディングとなっていましたが、まさかあれから14年も経過していたとは…。その過程をすべて端折る展開も>>続きを読む
前作の「序」が「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの初体験でしたが、正直なところ「こんなものか」という印象でした。
この作品の前半は、シンジたちの人間ドラマが中心で、なんだかゆるくてほのぼのした展開が目立>>続きを読む
TVアニメの放送当時からなにかと話題だったし、とても興味がありましたが、TVシリーズを全話制覇する気力もなく、これまで1度も観ることがありませんでした。2021年の「シン・エヴァンゲリオン」で新劇場>>続きを読む
現在でもジェニファー・コネリーはとても美しい女性ですが、1985年(14歳)の当時からこれほどとは思いませんでした。映画を完全に支配しているし、彼女が主演でなければ最後まで観られなかったかもしれませ>>続きを読む
娘を病気で亡くした男性と両親を事故で亡くした少女が恐竜の支配する地球から脱出するというだけの物語でした。ほぼ登場人物がこの2人だけで、しかも別々の言語なので、まともに会話が成立しません。
6,50>>続きを読む
もう20年近くになるのか…と、当時のことをしみじみ想いながら2回目を観ました。ジュード・ロウもニコール・キッドマンも若くて美しいので、2人の姿だけで映画として成立してしまっている印象です。しかも中盤>>続きを読む
とても強烈な印象の作品ですが、編集や撮影が荒っぽいし、ここまで単純な物語なのにわかりにくいので、とても賛否のある作品だと思います。そういう意味では、まったくジャンルも作風も違いますが、映画というフォ>>続きを読む
この作品は、これまでテレビの吹替版でしか観た記憶がありません。ただ、その記憶は幼少期のころ、当時は映画評論家の荻昌弘さんが解説していた「月曜ロードショー」だったことは鮮明です。この番組は、こういうカ>>続きを読む
ポール・ヴァーホーヴェン監督の作品は久しぶりでした。中世ヨーロッパの修道女を主人公にした映画なんてまったく興味がないので、彼の作品でなければ観ませんでした。相変わらずサディスティックで毒々しい描写を>>続きを読む
ウディ・アレン監督の作品は、過去に何本か観ましたが、「ちょっと苦手かも」と思ったきり遠ざかっていました。この作品は初めて観ましたが、あの当時の苦手な印象がまるでなかったのが不思議です。
この作品の>>続きを読む
2019年の「search/サーチ」は観ていませんが、その続編じゃないとわかったので観てみました。PCのディスプレイの映像だけで構成された作品なんて、映画のフォーマットにしては制限がありすぎます。せ>>続きを読む
日本のマンガの「名探偵コナン」で有名な「見た目は子供、頭脳は大人」から派生した言葉で、「逆コナン」というものがあるらしいです。シャザムがそれにあたるかどうかわかりませんが、前作から3年くらい経った設>>続きを読む
DCコミックスが原作という知識だけで観ましたが、100%エンタメに振りきった面白い作品でした。単純な理解では「スーパーマン」と「スパイダーマン」の要素をミックスしてコメディタッチに描いたような印象で>>続きを読む
アメリカの金融取引の業界を描いた映画は、2016年の「マネー・ショート 華麗なる大逆転」という秀作がありますが、この作品は金融詐欺と脱税の物語なので、まったく業界の知識がなくても理解できました。そも>>続きを読む
まだテレビを観ていた大学生の当時、土曜日のゴールデンタイムで放送されていた「やっぱり猫が好き」を毎週楽しみにしていました。その三姉妹の2人が主役の作品なので、これまで観ていなかったのが不思議でしたが>>続きを読む
このポスターデザインのようにお洒落な映像だとは思っていませんでしたが、あまりに映像の質感が安っぽくて、映画を観ている雰囲気にはなれませんでした。
女性の職業をめぐる物語のテーマとか、映画監督が古い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
“なんだか作風が変わったな~”と思っていたら、どうりで…。本木克英監督と本広克行監督が別人であることに気付きました。池井戸潤さんの原作をテレビ会社が制作すれば、当然のようにテレビドラマのような映画に>>続きを読む
そこそこシリアスモードながら、相変わらず賛否のある三池崇史監督の作品でした。久しぶりに観ましたが、やっぱり原作の世界観を完全に表現できない映画というフォーマットは圧倒的に不利なんでしょう。それをあき>>続きを読む
Miramaxやハーベイ・ワインスタインといえば、1990年代から2000年代に映画を観てきた立場からすると、“信頼できるブランド”のような存在でした。この報道は、それまでの世界がひっくり返ったよう>>続きを読む
チャン・イーモウ監督といえば、クリスチャン・ベイル主演の「金陵十三釵」は、日本軍の残虐行為がリアルに表現されているらしく、10年以上経っても日本で観られません。クリストファー・ノーラン監督の「オッペ>>続きを読む
甘く純粋な恋愛の物語か、せいぜい夫婦の三角関係をめぐる物語かと思っていましたが、かなりこじれた、悪く言えば“面倒くさい”男女の物語でした。
きっかけはともかく、正式に結婚した夫婦ですが、2人とも素>>続きを読む
個人的なことですが、過去にアルコール依存症になりかけました。人間の脆弱性を象徴するもののように感じたので、6年前ころに断酒を決意しました。日本は飲酒を美徳とする文化なのか、断酒にとても不寛容な社会で>>続きを読む
この作品のモデルになった実際の事件は、自分が小学生のころに発生したので、毎日のようにテレビのニュースで観ていました。かなり鮮明に記憶しているので、少し複雑な構造でテンポのいい展開でもわかりやすかった>>続きを読む
1955年当時のアメリカの若い夫婦の生活スタイルとして、このカップルはとても幸福そうでしたが…。ニューヨーク郊外の新興住宅地に戸建てのマイホームと2人の子ども、夫は大企業の社員でマンハッタンに出勤し>>続きを読む
これは真夜中には観られない作品です。音響が格別に素晴らしいので、轟音をフルボリュームで再生しなければいけないからです。冒頭の20分の戦闘シーンを最初に観たときは、“ついにここまできたか”と感嘆した記>>続きを読む
いわゆる西部劇があまり好きではありませんが、クエンティン・タランティーノ監督の作品なので、当時も劇場で観ました。彼の作品で普通の西部劇なはずもなく、HIPHOPをバックにした銃撃戦とか、現代の黒人カ>>続きを読む
スタンリー・キューブリック監督の遺作となってしまい、当時はかなり話題になりましたが、1999年はハリウッドが尋常じゃないほど傑作を連発していたので、そこに埋没してしまわないかと不安でした。
世間的>>続きを読む
最初に観たのは、1991年頃のレンタルビデオでした。劇場公開から3年も経っていましたが、寡作なスタンリー・キューブリック監督の最新作で、新感覚のベトナム戦争の映画というイメージでした。
戦場がジャ>>続きを読む
狂気の会議を忠実に再現する意図なのかどうかわかりませんが、この作品には劇伴がありません。エンドロールでは環境音も排除され、完全な無音なのが不気味です。とにかく中年や高齢の男性ばかりが議論するだけです>>続きを読む
大沢誉志幸さんのファンではありませんでしたが、「そして僕は途方に暮れる」がヒットしていた中学生のころによくラジオで聴いていました。大人になって歌詞の意味がわかると大好きになった名曲です。その歌詞とこ>>続きを読む