いまさんの映画レビュー・感想・評価

いま

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シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド(2023年製作の映画)

5.0

赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」の映画化ということで、TV版の空気を残しつつ映画として軸を通してくれたのがとても良かったです。TV版は様々なコンテンツを詰め込んだ形で、逆に次は何が来るんだろうという楽し>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

藤井道人は現代でも好きな作家の一人なんですが、ついに岩井俊二系(と勝手に自分は呼んでます)の映画も手掛けるとは。
お話はまぁ予告の時点である程度予想できる感じではありますが、旅と出会い、過去と現代をう
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.5

画面を占める肌色の割合とか、下ネタの多さとかがもはや懐かしく感じるようなこういうラブコメが現代でも作られたことに感謝です。
それでいて登場人物は基本的に世話焼きというか、いい人が集まっている感じはうま
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

純日本映画なのに空気感はヨーロッパ映画でした。
絶対悪や明確な悪意なんてのは思った以上に少なくて、あるのは価値観や立場の相違、あるいは不勉強からなる相対的なものしかないのかな、なんて感じました。

スターゲイト(1994年製作の映画)

3.5

先日とんでもねぇ吹替版が話題になっていた本作。そもそも見たことなかったなってことで「字幕版」で鑑賞。
普通に面白いSFファンタジーでした。こういうのこそテレビでやってほしい映画なんですよね。家族みんな
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

みんなゴジラを何だと思ってるんですか。アンギラスをパシリにしたりシェーしたり放射能熱線で空を飛んだり襟巻つけてウルトラマンと戦ったりするヤツですよ。そんなやつがコロッセオでおねんねするのは当然だしコン>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.0

信頼できるメンバー(ホドロフスキーいわく魂の戦士)を集めていくさまはもうワンピースみたいでワクワクしましたね。スターウォーズも存在しなかったこの時代にこの企画をやろうとしたこの人たちの熱意はスゴイもの>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.5

アニメーションの面白さを再確認できた作品でした。風景の有無や人物の衣装などの描写が最低限でもここまで理解でき、楽しめるというのはすごいことです。
パプリカチキンってどんな味なんでしょう。入場者特典にレ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.5

やっぱり面白い作家って最初からいい作品を作るんですねぇ。相変わらず時系列は組み替えられていますが、小物や人物の風貌などで分かりやすくしてるのは流石だなと思いました。
ただ、劇中にバットマンのアイコンが
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佇むモンスター(2023年製作の映画)

2.0

志はわかるがなんぼ何でも映像のクオリティが低すぎる。学生演劇見てるみたいでした。

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.0

殺人鬼はちょっと腹の出たおっさんでアイコニックではないし、凶器は電動ドリルだけということで殺し方に全くと言っていいほどバリエーションのないスラッシャー映画となっていますが、逆にそれが強烈なオリジナリテ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

あっぶねぇ、これはごくたまに現れる童貞ぶっ殺し映画でした…。あらゆるポイントがメソメソした童貞男にダメージを与えてきますね。僕?なんとか致命傷で済みましたよ。

ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.5

テレビ朝日版吹替で上映されるとのことで急遽劇場へ。最初と最後に淀川長治氏の解説付きという、とても贅沢な環境で日曜洋画劇場を見た気分になれました。主演のグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンの見目麗>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

4.0

状況証拠だけ見ればダミアンは悪魔の子なんですが、それを確かにするものは何もなく、ただ不幸が連鎖してしまっただけにも見える絶妙なバランス感がこの映画の肝だと思います。それぞれの死に様も趣向が凝らされてい>>続きを読む

BAD CITY(2022年製作の映画)

3.5

ザ・こういうので良い映画。小沢の兄貴のカッコいい姿を堪能できるだけで十分ってもんです。アクションもふんだんに盛り込まれているのもグッド。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

3時間の長丁場でしたし、事前に難しい映画だなんて言われてましたが、構成が絶妙なことと見ていて理解できる程度だったので飽きずに楽しめました。
あのヒリヒリした音響があるとないとじゃだいぶ違うので、映画館
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.5

先日友人となぜ人は嫉妬するのかなんて話をしまして、その時自分は「嫉妬する側がされる側が受けた栄誉や実績に対して、自分も手に入れられた可能性があると感じているからなのでは」というふうに言いました。相手に>>続きを読む

ヒッチハイク(1976年製作の映画)

3.0

ヘア無修正版という文句につられて見たんですが音楽がモリコーネ先生で驚きました。
結構独特なテイストで、ジャンルとしてはサスペンスになるんですかね?なかなか趣ある感じに仕上がってました。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

あーIMAXで見れてよかった!10分に一度バッキバキにカッコいい映像を浴びれて大満足ですわ!
お話もいわゆる貴種流離譚の王道を行く作りで最後まで飽きることはありませんでした。これは続編やってくれるんで
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

こいつぁヘビーな映画ですわね…。そもそも性交渉に及ばなければよかったのでは?って気持ちも出てきてしまうのですが、有名人も性欲に負けて色々起こしてるのを見ると、もうこれはしょうがないよなって気になります>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

これ実話なんすね…。映画としてはそもそものラリったくまさんがCG丸出しでいまいち乗り切れませんでした。実録物なのか、B級おバカ映画にしたいのかどっちつかずだったのも微妙なところです。

ファイブスター物語(ストーリーズ)(1989年製作の映画)

3.5

永野護展のイベント上映にて鑑賞。美しいキャラクターとカッコいいMHが同居するこの世界観が永野護一人の手によって作り上げられたのってとんでもないですね。アニメ版は結城信輝のキャラデザが見目麗しくてさらに>>続きを読む

発情アニマル2 アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ・デジャヴ(2019年製作の映画)

1.5

前作は見てないんですが、監督と脚本がおんなじってことでこれはいわゆる正統続編ってことでいいんですかね?
だとしたらすんげぇお粗末だなぁという感想ですね。技術的に描けなかった物を描くとか、時代が変わって
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

スピルバーグの映画って子供心をくすぐりながらもそれだけじゃない感じがとても好きです。記憶の中よりめちゃくちゃパニック映画でした。

WEEKEND ウィークエンド(2012年製作の映画)

1.0

これあれですね、ケーブルテレビで夜中に放送されてるセクシー女優さんが主演のドラマな感じなんですね。
うーーん、やりたいことは間違っちゃいないがいかんせん質が低すぎますね。こういうエログロ、凌辱系って需
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ウィジャ・シャーク2(2021年製作の映画)

1.0

こんな話って誰でも一回は妄想したことあるから、予算と技術があればまた違ったのかもしれ…ないことはないな、うん。サメ映画の中でも結構上位の質の低さじゃなかろうか。

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.0

プロレス自体が虚実ないまぜなんだからドキュメンタリーなんて土台無理なんですよね。
それでも色んな人から見た猪木を語らせるってコンセプトでギリギリ成立してたと思います。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

言うほどダメな映画じゃないですが、まぁツッコミどころは多いですね。ただキャラはいいのでこの点数です。
なんていうか、これこそ連続ドラマでやるべき作品だったと思うんですよ。未来視で視えたバッドエンドを回
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プレデター(1987年製作の映画)

4.0

何回も見ていますが、プレデターの戦士というか武人って感じのキャラクター性って革新的だなぁと改めて感じた次第です。血が出るなら殺せるはずだの精神はいつまでも大事にしていきたいですね。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

人間って関係性や状況で印象がコロコロ変わるもの、そして裁判という仕組みは与えられた情報と印象で判断するものでしかないということは頭ではわかっていましたが、この巧みな脚本で表現されるとより強く考えさせら>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

前作がまったく刺さらなかったんですがこちらは良かったですねー。古き良き映画的な空気感や演出なのに、主役のパールがサイコメンヘラっていうアンバランスさがとても良かったです。最後の追いかけるシーンはかなり>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.5

スパイダーバースとはまた違うアメコミ感に溢れたルックが楽しかったです。なんかヴィランたちとこういう交流が描かれたのがとても新鮮でした。
あとドナちゃん、僕の武器はただの棒だなんて言うけれど、激亀忍者伝
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デイ・ゼロ(2022年製作の映画)

3.0

要点を抑えたゾンビアクションホラーでした。それだけっちゃそれだけなんですが、それができていないゾンビ映画も数多くある中で優秀だと思います。ただアクションシーンのスロー演出はテンポを削いでいる感じがしま>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

クリエイターたちの晩年の向き合い方って色々あるじゃないですか。今までと変わらないスタイルを貫く人もいれば、ある種の開き直りすら感じさせられたり、はたまた自分の自伝的作品を作ってみたり。
そこでいうと本
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