あかっかさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

ナウシカの強さと勇気に

10年後、30年後、いや100年後も

我々は胸を打たれるだろう

鳴らせ生命の鐘を


1984年の劇場公開時にスクリーンで観て以来、何度もビデオやDVDで観た作品。劇場鑑
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.8

正しく生きるだけが、正しいわけじゃない。

だけど、

ただ一言、私の存在を認める言葉をください。


記念すべき200本目のレビューは63歳のおば様の反逆物語でした。

とても良い作品ではありました
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.9

モテ男とモテ女がニューヨークでモテまくる最高なバカ映画!

ウディ・アレン監督の色々な事情もあり、アメリカでは上映されていない本作。そんな諸々を踏まえても踏まえなくてもちょっと女性をバカにしたような、
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.5

記憶に残しません!

結構楽しみにしてたんですが、やっぱり三谷監督の映画(特にコメディ寄り)は楽しめない、、、。

飯尾さんの福耳、梶原さんのハゲ、有働さんのケバい化粧。ああいう笑いが本当に寒く感じて
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.1

じゃじゃ馬娘、猛爆走!

幼くして母親を亡くし、父親と10人の兄妹と馬と生活し馬に育てられた狼少年ならぬ馬少女ミシェルの実話に基づいたサクセスストーリー。

2日連続で幼くして母を亡くす映画を観ること
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ステップ(2020年製作の映画)

4.3

父と娘。

そして父と息子の物語。


冒頭の食材が写るシーンでこの映画は間違いないと思った。

さりげなく映る『のりたま』のふりかけとシスコーンの『サクサクリング』。自分の子供がまさに今好んで食べて
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ヴィヴィアン武装ジェット(2017年製作の映画)

4.0

全員キ○ガイ!

この街アブナイ!

最後に残るは愛しかない!


パンク映画監督の島田角栄さんの島田監督にしか撮れないブッ飛びブッ壊れブッ殺しの恋愛?映画。

最愛の夫を通り魔に殺され犯人への復讐に
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ウチのはらのうち(2013年製作の映画)

-

本音で言わせてもらいます。


短編映画館下北沢トリウッドと専門学校の東京ビジュアルアーツが学生スタッフをメインに商業映画を作製するというトリウッドスタジオプロジェクトの第8弾で、監督は当時19歳だそ
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.3

彼女の愛と情熱は

譲れない

奪えない

決して死なない



戦死した夫を思い続け、海沿いの小さな町に二人の夢だったブックショップを開業したフローレンス。町唯一の本屋には順調に人々が集まって来たの
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

孤独はいつか君の命を奪う

だから、一度握ったその手を

絶対に離さないで


巨大なスーパーマーケットで新人として働く主人公クリスティアン。首から腕の先まで入ったタトゥーが彼の過去を物語る。新しい職
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

非モテ?

変わり者?

だから何?

I am I.


うーん、何だこの脚本の巧みさ。
シーンごとで切り替わる主人公フランシスの底抜けの脱線感。

機嫌良ければ街中で踊り出し、逆なら酔って悪態つい
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.6

愛と顔芸に満ちた王道ラブストーリー!でも、おっさん❤️

七夕ということで、選んだ恋愛もの。これしか無かったんかい!?笑

ドラマ版から楽しく観ているので、ちょっとスケールアップした映画版も楽しく観ら
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秘密のキッス(2014年製作の映画)

2.2

驚くほど中身が空っぽ!タイトルが昭和!

ひたすら可愛いアナ・デ・アルマスがほぼ出ずっぱり。
その他、キャストが全て美男美女で眼福!
中身がなくとも眺めているだけで時間が過ぎていく、
これぞ真っ当な昭
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

-

これはドキュメンタリーではない。

フィクションだ!

全て嘘だ!

そうであって欲しいと切に願う。
こんなことが実際にあったなんて思いたくもない。

想像を絶する恐怖の72分を追体験させてくれる。
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サラダデイズ SALAD DAYS(2015年製作の映画)

4.0

あの頃はみんな童貞だった。

ワシントンD.C.を拠点とし、80年代に独自のシーンとムーブメントを起こしたパンクロックバンドたちのドキュメンタリー。

ほぼイアン・マッケイのドキュメンタリーと言っても
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.6

昨日地上波放送あったようなので、過去に書いたレビューを一部加筆修正してUPします。

2018年5月14日 MX4D日本語吹き替えで観賞

スピルバーグ御大が80’sオマージュバッキバキな痛快ジュブナ
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エブリデイ(2018年製作の映画)

4.0

君に名前を付けてあげよう。そしてそれを”恋”と読もう。

あらすじでまず最初のビックリがネタバレしちゃうので、
純粋に楽しみたい方は何も読まずにまずはご鑑賞ください。

さて、よろしいでしょうか?
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.6

人を傷つける嘘をつくと、自分も傷つく
そんな当たり前のことに気づけなかった自分にサヨナラしよう

超軽薄セレブのイケオジ主人公が、成り行きから障害者だと偽って出会った運命の人。お遊び半分のデートから、
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.9

この肌を焼き尽くしてでも

僕は変わらなくちゃいけない

僕は変われる

大切なものを守るために


短編が強烈なインパクトだったのに対し、かなり地に足が着いたドッシリとした人間ドラマでした。

レイ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.4

熱狂と憎悪。

今なお続く人種差別問題解決への答えはやはり『協力』である。

答えが出ているのにいつまでも解決しないのは、双方を利用する力の存在があるからだ。

熱に浮かされ狂い、憎しみを増幅し悪行を
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パターソン(2016年製作の映画)

4.2

『その男、ポエットにつき』

人は誰でも詩人である。
そうあるべきである。
言葉を操るその意味は、
詩を綴るためのものであるべきだ。

------------------------ 暁 六六太
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

お前らはもう死んでいる。

生まれながらに死んでいる。

だから、お前らは死なない。


ジム・ジャームッシュ監督がゾンビ映画を撮るってだけで、胸がワクワク、心ウキウキ。さらに幸か不幸か劇場貸し切り状
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

4.6

負け犬なんかいない。
美学でもない。

そこにあるのは、ただの生き様だ。

なんてタイトルだ!嘘ばっかり。ボクシングのリングの上には負け犬なんていない。リングに立つ、そして戦い続ける。負け犬にそんなこ
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アス(2019年製作の映画)

3.4

赤く染めていけ。

ここはアメリカ。

(不)自由の国。


うーん、色々な伏線やメタファー、ラストのオチ。わかる、言わんとしていることは、しかしなんだか冗長というか、テンポが壊滅的に悪い。

伏線や
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

かくも美しき地獄旅行

添乗員はシリアルキラー『ジャック』

全てが狂っている。そして全てが間違っている。しかし、否定をできない自分がいる。試されている、と思った。

以下、ネタバレ?いや、そういう映
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

人に歴史あり。

まんまと騙されました!

タイムスリップしながら爆弾魔を追う、スタイリッシュなSFサスペンス。これは掘り出し物でした!

よく出来た脚本。奇想天外な物語。脳味噌刺激してくれます。ネタ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

-

差別と銃。

それは、この世から無くなってよいもの。

そこに差別がなければ。
そこに銃がなければ。

生まれる必要がなかった悲劇を生むのは、
怪物でも悪魔でもない。

人間だ。


この短編はあくま
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

『フリーソロ』のお返しに薦められて今話題のショートフィルムを鑑賞。

正直、全く怖さは無かった。推奨されたのでイヤフォン使用して鑑賞したけど、あんまりでした。

なんとなく出産(産道)をイメージしてい
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.0

愛すべきクソガキどもの小さなちいさな大冒険!

本当にお下品だし、バカだし、ダサいし、カッコ悪いし。
でも、このバカでダサくてカッコ悪い姿を見せ合えるからこそ、
もし離ればなれになっても、ずっと一緒に
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フリーソロ(2018年製作の映画)

5.0

今まで観たどの映画より

一番恐い!

あなたは最後まで目を背けずに直視できますか?

と書くとホラー映画かと思われるかもしれませんが、ロープや安全装置を一切使用しないフリーソロクライミングのドキュメ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

深い哀しみや
深い憎しみより
深い愛がある

帰る場所
戻れる場所
そしてみんなが集う場所

そこにある愛こそが
生きていた証
生きていく理由

久々の映画館、本当は別の作品を観ようと思っていたのです
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ファイブ・ウォリアーズ(2017年製作の映画)

2.0

南アフリカ発の西部劇という触れ込みでどんなものかと期待したが、、、。

ひたすら地味。

少年時代から始まる物語も事件の発端となる部分が描かれるだけで、それぞれのキャラクターや関係性の描写が薄く、そこ
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.9

小太りおじさん地獄からの脱出!

殺人者が集うグループセラピーの部屋に突然放り込まれた妻殺し(本人は事故を主張)の男エドガー。罰なのかなんなのか意味もわからずひたすらにその日、その場面を繰り返す。妻を
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女の機嫌の直し方(2019年製作の映画)

3.6

世界は女で回っている。

なんて見方も女性からしたら『なんかバカにされてる気がする』って思われたりするのかな?

ある結婚式場を舞台に1組の披露宴で起こる数々のトラブルを女性脳と男性脳の構造の違いから
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.8

王の中には首をはねられた者もいるが、
さて、あなたはどんな王をお望みか?

チンピラ風情から王を目指して正義と悪の境界線を綱渡り
史実を織り交ぜながら韓国社会の闇を炙り出す
スタイリッシュな映像と2転
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.9

怪物を喰らい
怪物に成り
怪物を育て
怪物に喰われ
怪物を生む

なんてドラマを作ってくれたんだ。愛と憎しみが入り混じり、どこまでも闇の奥へと引き摺り込まれて行く一見気弱な高校生ファイのあまりにも哀し
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