あかっかさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

4.0

究極の自作自演乙!

全てがネタとわかって観るのと、何も知らずに観るのとでは全く受ける印象が変わるだろうなあ。

勿論、これが壮大なドッキリであったこと、この作品が原因で干された?こと、更にケイシー&
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.8

とんでもなく怖い。行きすぎた純愛はただのホラーだった!

なかなかの衝撃作。

タイトルからするとちょっと笑えるライトなラブコメかな?程度の感じで観たのですが、ゴリゴリの地獄絵図!

友達の父親を好き
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.3

わからない!だけど好き。だから大好き。

純粋すぎて泣けてくる、恋愛ファンタジーの大傑作!もういちいち泣けてしまう自分が恥ずかしい😂

あくまでもファンタジーです。つまりここまでの善人は現代社会ではフ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.1

友と共に泣き、友と共に笑うことができる素晴らしさ!

正直序盤はランチョーの自由気ままさにちょっとやりすぎでは?というか、自分を貫くのはいいけど他人の迷惑を考えなさすぎだし、そこまでしなくても・・・と
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

4.8

厳密に言うとこの世には『現在』はなく全ては『過去』である。

我々は常に『過去』を生きている。
宇宙が生まれ生命が生まれたその瞬間から『過去』が始まったのだ。

その遙か遠い『過去』と生まれたばかりの
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.7

こんな人に私はなりたい。


第二次世界大戦後、レッドパージ(赤狩り・共産主義者への弾圧)によりブラックリストに載った天才脚本家の戦いの記録。

とにかく頭が良いし強い。そして(色々あったが最終的には
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ミッシング・タワー(2017年製作の映画)

3.6

こんなマンションには住みたくない!

妻を亡くした元警官が娘を連れて高層マンションの住み込み管理人に。そのマンションでは住人が次々と姿を消して行く…

序盤は割とありがちなミステリー・ホラーで、怪しす
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武器人間(2013年製作の映画)

1.0

ヒ・・・ヒドイ!これはヒドイ!

5点か1点か迷ったけど、1点にしちゃった笑
こんなに極端な映画は久々に観ました
まともな人は観てはいけない、決して観てはいけません!絶対に!

全編手持ちカメラでの映
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犬猿(2017年製作の映画)

4.0

辛い、痛い、面白い。

血の繋がりというどちらかが死ぬまで背負わされる業。

兄弟、姉妹、家族。

最初に触れる世界であり、最小単位の世界。これが地獄であり天国でもある。

ハッピーエンドかと思いきや
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チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012年製作の映画)

4.4

嘘と理由。そして真実の向こうにある未来。

誰だって嘘を吐く。ほんの些細な気持ちの揺らぎだったり、気まぐれ、または計画的に。

大事なのはその嘘を誰の、何の為に吐くのか。その嘘の先にあるものを想像でき
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.0

はじける炭酸とその上に乗った甘いアイスクリーム。それがこの映画の意味するところ・・・云々。

とか、深く勘ぐることもなく『少女邂逅』のスピンオフでアナザーストーリー。WEBドラマの再編集版というのが正
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少女邂逅(2017年製作の映画)

4.0

親友と出会える確率は24億分の1らしい。

いじめられっ子が親友と呼べるほどの関係を築ける友達と出会い、そして、、、。

前半の刺さる台詞のオンパレードですっかり心を持っていかれた。主人公のミユリは元
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

出逢ってから死ぬまでの一瞬の恋。それは永遠の愛で結ばれた。

映像と音楽が素晴らしい。観ているだけで心穏やかに安らかな気持ちになる。

ヒロインであるアリーの衣装を見ているだけで楽しい。なんて可愛いん
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

死んで生きてまた死んで。

死んでパターンを覚える、いわゆる死にゲー攻略映画。

自分だったら3回目くらいでどうせ死んでも生き返るんだから突撃して犯人のマスク取ります!それじゃ映画にならない!笑

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獣道(2017年製作の映画)

4.0

確かにある世界。脱け出そうともがくほどに深みに嵌まって行く。哀しいが、確かにある。

自分も東京の外れで生まれ育ち、暴力の檻に閉じ込められそうになった経験があるので、登場人物たちのもがきが痛いほどわか
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.4

カワイイだけじゃダメかしら?

答えは、ダメ!

やっぱり女の子は強くなくっちゃ!

とにかく最高に最低なスタートからアクセル全開でブッ飛びまくってるハーレイ・クインを満腹超えてバッグに嘔吐するくらい
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A.I.ライジング(2018年製作の映画)

1.0

『渋めのオジサンに好みの高級ダッチワイフ与えて宇宙に飛ばしたらどうなるか実験してみた』というタイトルのラノベが存在するとして、その映画化。

まーなんだろう、どこを切っても面白くないという珍しい映画。
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.8

それでも生きている。

いや、それでも生きるしかない男の哀しみ。

重い重い十字架は誰かの赦しで解放されるものではなく、自分自身が背負って生き続けなければならない。


病死した兄の遺言で甥の後見人と
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

2.5

画家って顔に絵具付けますかね?   

彼氏と別れた主人公が初恋相手と再会し、そこに友人であり告白された女子も登場して奇妙な三角関係が、、、。

設定は面白くなりそうなのに、ただひたすら淡々としていて
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ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

4.6

彼が生きていたら。
彼が殺されずにすむ世界があったはずだ。

彼によって時代は動き、彼によって世界は変わった。

ほんの少し。

しかし、その少しのことがどれだけの命を救い、どれだけの希望の火を灯した
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

よき理解者であることに年齢も性別も関係ない。
友人であることもそれは同様である。

アップが多すぎて少々疲れた。
時間と場所も行き来するのでそれも少々疲れた。
勝手に謎解き映画と思って観ていたので色々
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.3

もう少し!

サイボーグと人間は愛し合い共存できるのか?というテーマかと思いきや、何だか本筋がブレブレで、結局言いたいことの1/3も伝わらない感じになってませんかね。文字通り壊れるほど愛しても。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.0

まーーーーったく理解できなかった。清々しいくらいにわからない。もう途中で『僕たちは永遠にわかりあえないんだね』というエヴァっぽい台詞が浮かんでくるくらいわからなかった。こんなにわからないのは久々という>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.7

え?誰!?

え?何?!

君の名は・・・いつから変わったの?


会社の同僚から新劇場版(序・破・Q)を借りたのをすっかり忘れて2年経過。片付けしていて『買ってないDVDが何故家にあるんだろう?』と
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.7

ベン・イズ・バック。

タイトルが全てを物語る。

薬物依存で更生施設に入り別々に暮らす息子が帰宅するクリスマスの1日を描く。

薬物依存の恐怖に関する映画と思いきや、意外な展開でスリリングな作品にな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

未知なるものに対する恐怖は正しい。その正しさを押し付けることが果たして正義か?

観ないで済むなら観ない方が良いと思いますが、満点&オススメしてしまう自分が怖い。

2時間以上、何を観させられるかわか
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

恐怖が快楽へと昇華する。

なんだこれ!?

こんな映画あり?!

何も語りたくない。

何も言わない。

オススメ!

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

戦争は、大事なものを全て奪っていく。唯一奪えないのは、無邪気な希望だけか。

ポップな街中の絵面が次第に色を失い、最後には灰色と瓦礫の山になっていく。物語が進むにつれ戦争の影がジョジョの身近に迫って来
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

かなり前に観て「あ~、これジョジョラビットの監督さんだったのね!?」と思い自分の感想を掘り起こしてみたけど、大したこと書いてなかった。笑

2015.11.25 WOWOWにて鑑賞


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日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

良くも悪くも『日本的』な作品。睡眠促進効果でもあるのか何度もウトウトしてしまう、それくらい美しい茶道の所作と行間を楽しむ映画。

主人公を演じる黒木華さんは、演じる年代に合わせて見た目だけでなくモノロ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

名探偵キムタクの『姉さん、事件です!』

実際は刑事キムタクですが、ズバリズバリ謎を解いていく様はさながら名探偵モノで、やっぱりキムタクは絵になるなぁ。

ホテル勤務の経験がある身からしたら、嘘みたい
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

衝撃の名セリフ『でもチ○ポを守って死ねてよかった』これを観るだけでも価値があります。

え?ない?笑

まったく予備知識無しで観始めて、同じ韓国映画のパラサイト的な部分もありハラハラしてたら唐突に百合
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.1

K-1(顔芸)グランプリ、開幕!

豪華キャスト(顔芸的な意味も含めて)に負けない豪華な絵作りが良かった!

話もただの会話劇に終わらず、スリリングな部分もあり、企業モノとしてはかなり面白かったです。
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

血が沸騰した!とにかく圧倒的!

何が?と聞かれても言葉にはできない。観て!感じて!これが日本のアニメーション映画の最先端!

タイトルが全てを物語っている。これは音楽が音楽以外のなにものでもないとい
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

雛鳥が巣から旅立つ。

その瞬間の美しさ。

それと共に抱く寂しさやたくさんの複雑な思い。

彼女はこう名乗る。

私はレディ・バード、と。

与えられた名前と自分で付けた名前。

そのどちらもが自分
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.2

初恋幻想大爆発!

冒頭の5分、広瀬すずの流す一粒の涙で全部持って行かれました。

予告編から感じたノスタルジーや岩井俊二監督らしい自然光を利用した演出は抑えめで、かなり役者の芝居にスポットを絞った作
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