ふみたけFUMITAKEさんの映画レビュー・感想・評価

ふみたけFUMITAKE

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ブラー ニュー・ワールド・タワーズ(2015年製作の映画)

4.2

イギリス最高の伝説的ロックバンド、ブラー。

この映画はバンドの16年ぶりにして大傑作のアルバム「ザ・マジック・ウィップ」(2015年発表)が作られた経緯から、その後8万人を集めたハイドパークでの野外
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2012(2009年製作の映画)

3.4

地球物理学的規模の天変地異による大災害パニック映画。

この映画では結局、99%の大多数の人類が破滅的な死を迎え、ごくごく一部の超権力者、超富裕層、重要な能力者だけが、終末期の世界に生き残るという話が
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ブラックフット クマ地獄(2014年製作の映画)

3.9

山の事故などにも共通する、大自然の中での知らないうちに陥る遭難の怖さと、完全に孤立した樹海の中で野生の熊と遭遇する恐怖。

主人公たちが無自覚なまま徐々に窮地に陥る様までを、まずは丁寧に描かれていて、
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ西部開拓時代に、熊と戦い重傷を負うも、1人で生還した実在の人物を描いた映画という事で興味をひかれ観てみました。

荘厳かつ美しい大自然のランドスケープの中、かつての美男子アイドル、レオナルド・
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ピラミッド 5000年の嘘(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

そーいえばこんなの話題になってたなぁと思い出して観てみた。
信憑性についてはわからないが、ソコソコ面白かった。
黄金比とか、遺跡が地球上のどう直線上にあるとか、実際どのくらい第三者によって客観的に検証
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反撥(1964年製作の映画)

3.8

オリバーツイストやローズマリーの赤ちゃんは質感的な所で理屈抜きに好きになれなかったが、ナインスゲートや水の中のナイフは良かったので、この監督の作品は世間の評価を私は当てにしない。
そしてこの映画は後者
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ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

3.4

見忘れていたことを忘れていたので初見。
期待していなかったのでソコソコ楽しめた。
羊たちの沈黙がとても好きなのだが、今作はムラサキ夫人が、致命的にダメすぎた。
このシリーズは、「こういう人が本当にいる
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.9

子供の頃見てトラウマになったクチです。
ふと思い出して原作読んだついでに、高倉健も賞もらったことだしあらためて鑑賞。
兵たちが次々に崖から落ちるところ以外は、小説に忠実な内容という印象をうけた。
八甲
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.9

ウクレレの場面と未来ルームの対比に、すごく力を感じた。

こたえるわ。

13/ザメッティ(2005年製作の映画)

3.6

シンプルな内容を、一切の無駄を排して作られてるため、受けとめ方は観客に委ねられてる。
余白に味を感じる。
車を見なければ、完全に古いヨーロッパ映画と言われても信じてしまいそう。
得体のしれない恐ろしさ
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.3

重々しさのカケラもなく4時間があっという間に感じる。
リアリティとしては破綻した演出だと思うけど、そんな事ははなからわかってて、トッピング全部乗せで突っ走る圧倒的な映画体験。
観終わった時、何かがふっ
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

2.9

4.0まではあった、マクレーン刑事のボヤキ芸などがきえてる。何か悟った様な聖人みたいオーラも見受けられて、このシリーズにそれはちょっと興ざめ。
ロシアの風景がよかったけど、BMWやベンツってそんなたく
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.3

イーストウッド映画で一番好き。
僕のオールタイムベストのひとつです!

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

監督自身のそれまで生きて経験して来たことの、最も強烈なものから厳選し結晶化させた結果、奇跡的な傑作になっていたという印象。
それはフライデー事件後に身をおいていたという沖縄だったり、生まれ育った足立区
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

言語療法士の仕事場とか、セットに説得力を感じる。
すごい実話だけど、見事に楽しめる絶妙なバランス感覚の映画になってると思う。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.2

ゴアものを日本で作る事に成功してるという意味でも大傑作!
でも、人にはオヌヌメできない…。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.3

細かいこと書くのはやめとくけど、何から何まできまってて驚いた。粋は見た目とは限らない。これ泣いたわ。傑作です。
それにしても車はみんなレトロだし、どうみても町の風景は7〜80年代なのだけど、アルカイダ
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Virginia/ヴァージニア(2011年製作の映画)

3.6

トム・ウェイツの力が抜けていながら、圧倒的インパクトのある、それでいて不思議で、地獄の底からくる様な声の、独特でお馴染みのナレーションと、見る人が一瞬で引き込まれるであろう独自性の強い映像美、という二>>続きを読む

フリーランサー NY捜査線(2012年製作の映画)

2.8

一言でいうと、ショボかったー…。デ・ニーロもフォレスト・ウィテカーも演技なのだろうが、草臥れてダルそうなのがスにみえてくる。セルピコになり損ねた50セント・ジャクソンの棒読みの演技は一見の価値あり。

アルゴ(2012年製作の映画)

4.3

ベン・アフレックのヨレ具合がこの映画の屋台骨なのではないでしょーか。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.9

外国映画って、日本人との笑いのツボの違いを感じさせられることがままあるんだけど(映画館で妙なシーンで、白人だけ爆笑してるとか)、これは国籍で笑うタイミングがずれることはないと思う。
素人目にはマニアッ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

4.1

思ったより観やすいけど、やっぱりとんでもなくぶっ飛んでる。

ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

3.9

アンソニー・ホプキンスが出ていた「ザ・ワイルド」を連想させるけど、絶望感や見せ所ふくめ、本質的にはまったく異なる映画。安易な希望など全く示さず、一人づつ生存者が無残に力尽きて行くごとに、ただただ人間の>>続きを読む

スクワーム(1976年製作の映画)

4.0

ホンモノのミミズ8000万匹がナポリタンに見えてくるからタチが悪い。なかなかの娯楽でしたよ。

コロンビアーナ(2011年製作の映画)

2.9

ニキータやレオンにあったヤバい空気感があまりない。主人公の幼少期の場面に少しそんな雰囲気が漂うくらいで。アクションのシーンもビミョーな説得力で、いちいち破綻すれすれのツッコミどころ満載という感じ。 ヤ>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

3.4

邦画に疎いけどヒミズ観た。こないだ撮影してくれたカメラマンが研究かねて映画を週に7本観る人で、その彼が話題にしていたので。何というか、日本人特有のドロドロ感みたいなのをあんな風に見せつけられると気分が>>続きを読む

世界残酷物語(1962年製作の映画)

4.4

youtubeで、Mondoと書いてあるのに惹かれ見たらまさにモンド映画だった。あまりに危険すぎる大傑作。調べたらあのヤコペッティ。邦題が大島渚『青春残酷物語』のパクリのアレだったと気づいた時の、あぁ>>続きを読む

(1960年製作の映画)

4.0

数分間にわたりひたすら床や壁をガンガン穴をあけ続けるだけの息苦しいようなシーンが何故か印象に残る。役者の演じる表情、ちょこっとだけ出てくる初々しいカトリーヌ・スパークなど、観終わった後にある種の感触を>>続きを読む

月とキャベツ(1996年製作の映画)

2.3

あのキャベツステーキうまそう。すぐ真似できそう。今度やってみよ。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.9

ダイアンキートンがウディアレンを車の助手席に乗せてキワドイドライブしてる時のやりとり。 場面から飛び出して台詞をいうカット割。 ウディのステージそででのナンパ。 ポールサイモンのヌメヌメ感とか。 サバ>>続きを読む

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.3

ヴィゴ・モーテンセンが銭湯で刺客とフルチンで血まみれの殺し合いしてる。本気の暴力映画。腕とかポコCんとかブルんブルんふり回して暴れまわるわけです。こういうの見ちゃうと、北野映画アウトレイジビヨンドは可>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.3

傑作!良い意味でスカーフェイスにも通じるというか、無駄をよりそぎ落として、少し渋くテーマを新しくずらしたような印象。すべてのシーンにマフィアのヤバさ、サバイヴを感じさせる強烈なかっこよさ。デパルマとの>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.6

スピルバーグ作品の中で最もお気に入りのひとつ。
実はそういう人、少なくないはず。というか多数いるとおもう。
でもなぜかおおっぴらにする人見かけない。
決して派手ではない、しかし強く印象に残る台詞やシー
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

1.6

これ、イロイロダメでしょう。 ザックリ言うと監督の老害を疑う。わきが甘くなってるとおもう。 持味だった部分の。見る前からその悪寒があったので、映画館で見たけどタダ見じゃなかったらスルーしてた。因みにこ>>続きを読む

黒いオルフェ(1959年製作の映画)

4.2

一言でいえば「ザ・ラテン系!」これにつきる。

たとえばオープニングで港に船が入ってくるんだけど、その船の乗客全員がいきなり皆サンバで踊り狂っていて、そのまま陸に上がってくるという。

カップルが結婚
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

セブンやファイトクラブ、パニックルームを世にはなった監督。もはやローリングストーンズや北島三郎のファンと同じノリの感じで、デビッド・フィンチャーの映画はとりあえすなんでもOKなのですよ。

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