きねまっきいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きねまっきい

きねまっきい

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BUG/バグ(2007年製作の映画)

3.0

DVD初見。
こういう一級の珍品を見逃している。
癖の強い劇薬のよう。
主演美人女優のブチ切れ演り過ぎを買う。
例えば大竹しのぶと香川照之で見たいかな。
小品の枠を出ない映画のサイズが良い。
追悼、フ
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.0

DVD初見。支持。
タクドラから40年、
同じテーマ同じ物語を
尚も鈍重に痛切に沈み掘る御大ポルシュレ。
スコセシ成分減って純度UP。
この手は家で見ても。
劇場で見ねばだった。

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

3.0

DVD初見。
眼福のJJリー。
なるほどのバホベン臭。
体臭腐臭獣臭の充満。
性と神、権力と罰当たり、血と汚物。
既にほぼベネデッタなのね。
本作は85年、
ルトハウが終盤で濡れて半裸で
急にブレラン
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.0

支持。
まんまとやられた。
火サス未満の導入から延々見せられる
脚本配役演技演出台詞劇伴のベタ凡庸稚拙が、
テーマの毒の高濃度化に最効率に貢献。
気持ち悪さ最大での幕切れに愕然とし、
エンドロールで深
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

1.0

何とツマラナイ物語だろう。
伝説の巨匠が久々に撮るという触れ込みの高級感のみ。
筋に無理アリ且つ凡庸、
キャラは全員立たず、
説明台詞が延々ゆえ字幕を読まされっ放しの3時間。
なんじゃこりゃ。
本作の
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.0

意外っちゃ意外だが、だから?な一本。
その抜け感を愉しめ、な一本かな?
続編が黒沢清なら見るかな。
DVD初見。高橋ヨシキ氏推薦作。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.0

ロマンシングストーン、
ロングキスグッドナイト、
ナイト&デイ、
トゥルーライズを混ぜて何れにも劣る。
極彩色なアクション場面の幾つかは楽しんだが。
転調や捻りの全てが物語を失速させた感。
無理有りダ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

2.0

だから?な一本。
幾ら何でもそのまんま過ぎる。
これ系を持ち上げた方が通っぽいが。
健さん倍賞で見たいかな。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

必見。
この重量の悲劇と憎悪の折り重なりが今昔の戦争の火種なら、
私の無邪気な反戦など軽薄軟派。
我が国では起きない(と思いたい)激辛の修羅場。
乾いた暴力の下敷きだろう北野の近作の緩さが哀しい。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.0

非支持。
中盤の2時間が丸ごと余計。
序盤はスコセッシのアフターアワーズかと乗ったが、
直ぐ失速し以後延々停滞。
序盤と終盤だけの45分なら、
まあまあの短編だったろう。
テーマは毒親と稚拙凡庸。
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パリタクシー(2022年製作の映画)

2.0

非支持。
二人の尊大に引く。
身綺麗な老婦人でも駄目。
老健施設入所時刻遅参で所員に残業を課す尊大、
物語の為に施設は杓子定規な悪所と解するなど。
往年の女性運動の旗手だった故の?傲慢な時代錯誤は見過
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.0

ザ芸能人な主役3人の異物感が作品の異様に貢献。
中でも今やアップで爺ィ然となるカルーセル(田中泯でないのが味噌)が頭一つ出た。
喪失、鎮魂、悔恨にただ向き合って生きる、か。
哀川の娘、鉄パイプを担いで
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.0

引いた。
幾ら何でもゴア強過ぎ。
二つの映画的要素を無理に密室に詰め込む
韓流の無節操だけで満腹なのに。
静かに緊張感を高めれば快作だったろう、
原型留めぬが。
チョン・ソミンちゃんの薄着と長持ちは救
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.0

DVD 初見。
スパイダーバースより断然こっち。
物語を並行世界に逃がさず、
整理され、
目まぐるし過ぎず、
アクションが落ち着いて、
誰と誰が如何に闘っているか、
が分かるから。
て当たり前か。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.0

松村北斗の新味。
普通人の普通量の正義を何処か内包する気配。
きのう何食べた?からの有望株。
都会大企業でなく地方中小なら
時間空間の余裕と人情味アリ(ホンマ?)
と語るに最適の物語サイズを評す。
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そばかす(2022年製作の映画)

2.0

引っ掛かり無し。
性志向の多様性を受容し、
無神経な弄りを非礼とする令和の世に、
ただ正しいことを正しく語る当たり前の一本。
非礼な奴が一人もいない世にはならない前提で私だって生きている。
寧ろ表では
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

1.0

初見。
ルッキズム他様々な異和を安穏と温存する驚きの扁平。
それでいて三流感動ポルノとは。
よくこれを子に見せたものよ。
憎むべき物語要素の多く(全て?)が内包される
糾弾すべき重要案件だ。
2もある
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.0

次、見なくては、か。
続き物とは余り言わない不誠実。
物語殆ど進まず幕、
即ちこの前編は丸ごと不要。
次には出すキャラ羅列で煽る後編予告部分だけは良し。
当時多かった不出来な方の角川映画レベル。
薬師
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

配信初見。
秀作。
ベタを撮りきる胆力。
新幹線大爆破(今見ると猛烈にタルい凡作)を
易々と更新する中盤までは快調だが、
終盤モタつき、
甘辛な幕引き(何処か異様だ)で締まる。
岸田今日子化するチョン
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

2.0

無数の世界線を跨ぐ系のお話しの何処を如何に面白がるか?が未だに分からぬ。
終始ルール説明で、要はどうとでもなる、のよね?
折角の高度に革新的な映像はもう少し落ち着いた物語で見たい。
正直、お話しに追い
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.0

配信初見。
硬質上質。
トップ次第で業界全体が恐怖に染まり腐敗すると。
我が国でも同課題の幾つかが進行中。
調査が進展し核心に迫る程に
神妙に緊張感が高まる作劇は成功。
評決、を想う。
素敵な仕事だ。
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喜劇 とんかつ一代(1963年製作の映画)

4.0

超緻密演出で全員儲け役の傑作群像劇。
五輪前夜の新品の昭和で
食欲性欲旺盛な日本の青春の輝きを
鬼才川島雄三が存分に撮った。
腹一杯喰らい大らかに接吻する若者達。
某シーン、フランキー堺の命懸けの軽妙
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

気持ちワル。
支持。
女性を幽閉調教する鬼畜の異様を撮り続ける変態監督の冴え。
肉体は頭脳と繋がりつつ分離し、
内側から腐り腐臭を放つ。
グロテスクに蠢く汚物の如き群像を撮りきってこそキラリ光る高強度
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.0

良作。
男性性と女性性に囚われる私達の深刻を暴き語る為に、
それにこそ無自覚に盲従する市井の群像を最適配置する天才の筆致。
某政治家演説を背に今こそ撮るべき閑散として美しい風景の底抜けの哀しさと可笑し
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.0

特殊技能とトンチの組合せを肝とする
映画ドラえもん型冒険譚としてウェルメイド。
宇多丸氏推薦。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

DVD初見。なるほど新味あり。
父の危うさの具体理由が描かれず納得感低いが、
今はさしたる理由も無く誰でも病む時代よ、
と無理にも納得して良作と唸らねばか。そこが引っ掛かる。
評判の終盤の選曲にもピン
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

5.0

色を廃し濃度高まりまた落涙。
世界映画史上の重要作、到達点と言おう。
全編が役者神木の激演に依る奇跡のバランス。
主役個人が延々のたうつ訓戒苦悶と破壊神のあの大殺戮を忘れるなとの激昂憤怒の拮抗。
それ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.0

巧いが無味無臭。
綺麗に纏まり過ぎて雑味エグ味が無い。
井筒の傑作のど自慢の荒削りな猥雑を想う。
主題曲選びが敗因か。
ツマラン歌だ。
その点で同監督の傑作リンダ〜を想う。
山下敦弘には期待継続。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

トレマーズな抜け感を買う。
田舎に濃いキャラ。
中盤の救急車アクションのキレ味。
ギリ不道徳アウトの塩梅の心地良さ。
劇場で見ねばだった。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

2.0

主演者の好演熱演含め想定内。
天才(なのね?)もせめて社交的なら良かったね、だけ。
森田「ハル」な大喜利回答のポエムな開示は
バカリ堀健秋山西田のIPPONガチバトルに劣る巧いね程度の低調。
これ致命
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

2.0

幼稚。
小児期の空想逃避は肯定して延ばすべきもの、だっけ?
で、空想ゆえ何でもアリ、
現実側もご都合主義で良いね、なんて言った覚え無い。
駿とのアニメ表現の微差を肯定的に愛でたいが、
物語が子供騙し過
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

2.0

まず地味。
で、無臭無毒が達成されたかの東京(んなわけない)でミニマリストが何だか泣く、だけな一本。
アートなトイレと行儀の良い美男美女。
外国人巨匠に東京をちゃんと見せたのか?
同業でソレまみれの「
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

2.0

夫婦、親、子、職場の複雑な人間関係下で悲惨過ぎる事故が起こる。
複雑さ悲惨さで見る者の感情移入を拒んでどうする。
そうなのね、大変ね、で幕。
どうせ安寧救済は無理と踏んで2時間付き合った感。
この監督
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

1.0

浅い物語風の断片を詰め込み過ぎ。
せめて整理してから撮れ。
国家民俗の重要キャラの誕生秘話の幼稚さに落胆。
推理もの名作群からの引用は下手で稚拙、
で丸ごと不要。
要は全然面白くなかった。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

支持。
憑かれた症状のリアリティ、
登場人物と見る側とが同時にどうしたら良いか分からなくなる構造が巧い。
こうしたら済むというゴールが分からないなんて。
生命遊びとネットと薬多様の危険を説教しないのが
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