きねまっきいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

きねまっきい

きねまっきい

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TAR/ター(2022年製作の映画)

2.0

DVD初見。
尤もらしいが。
大物のスキャンダルを今風に捻っただけの凡庸。
大女優の毎度の激演も肝心の指揮動作が指揮っぽいでしょ?感丸出しで見てられぬ。
演り損。
Wの悲劇三田佳子の風格尊大繊細に軍配
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春に散る(2023年製作の映画)

2.0

台詞無き最終戦だけは良く、
それ以外即ち9割は全部台詞で説明する稚拙凡庸、
たる極端配分は策か?な訳ねか。
脚本監督の瀬々は駄目だが、
拳闘演出の松浦慎一郎と死闘激演の窪田と横浜は良かった、のかな。
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

1.0

スピルバーグ、今にも至る作品群で最下位はこの頃。
稚拙な凡作を撮っていた時期がある。
その頃の悪印象が今も残る。
だから巨匠と称するには抵抗あり。
良し悪しの差の大きい多作の職人監督、
ジョーズやミュ
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

3.0

再見。
短絡的即物的な発明品の過剰稼働に街ごと耽溺し案の定収拾つかず、さて如何に?なドラえもん構造。
過剰状態の露悪的不道徳表現のギリギリアウト度合いが味噌。
馬鹿馬鹿しいと笑い捨てられない気持ち悪さ
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スクリーム6(2023年製作の映画)

3.0

持ち味のメタ考察自虐ネタの冴えは少々鈍るも未だ良し。
もはや連作連打が軌道に乗り初期作は殿堂入り、さて如何に?の構造にまだ乗れた。
調子に乗るマスと衆愚はSNSからAIも飲み込んでまだまだ弄れそうだ。
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映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)

3.0

自身は自作に相当辛いのね。
他は既知事項か。
こういう才人を尊重して撮らせ続ける文化的度量が社会に有る、
本当は無くても有るように見せる、
有る社会が良い社会だとは思っている、
らしい米国。
まだ多い
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リング(1998年製作の映画)

4.0

再々…見でもまだ怖い。
最も美しかった頃の松嶋真田の何処かチープで扁平な演技も艶と見よう。
例のビデオの気持ち悪さ、顔写真の歪みの異様。
序盤早々でビデオを客に否応なく見せて引込む正攻法。
丁寧な恐怖
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カップルズ(1996年製作の映画)

3.0

こじれた鬱屈と焦燥、だから溢れ出る瑞々しさ、これが楊徳昌。
早逝を惜しむ。
以後の他作への影響は大きい。
要は恋をしろ、生きろ、か。
あの珍妙だった我が国のバブルに似た都市の光と影(例えば新宿鮫を想う
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妻は告白する(1961年製作の映画)

3.0

火サス系譜の源流。
終盤の若尾のあの立ち姿から「危険な情事」を一本撮れそう。
川口浩の味気無さを邪魔にならない演技と評すか。
この美人妻にして気持ち悪く酷過ぎる昭和亭主の描写が作劇のバランスを欠く程に
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あのこと(2021年製作の映画)

3.0

またも堕胎の是非を問う系かと思いきや、
社会派でなくホラー風味で撮られた新味。
胎児の命への訓戒憐憫を語らないバチ当たりな潔さが怖い。
実際そうか?とも。
女子寮にデパルマ臭も。
上等に見えて際物、だ
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脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)

2.0

そういう構造の話しにする意図は分かるが、
ベースの物語が凡庸で悲痛で面白くない。
話しの構造が面白いでしょ?だけでは映画にならない。
都市生活者の悲喜交々ならWアレンの味わいが欲しいが無理な願いか。
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SAND LAND(2023年製作の映画)

2.0

非支持。
未来少年コナンから40年以上を経て、
作劇とアニメ表現の技術と意志は大きく後退したなと思いました。
面白くなかったです。
子供は私以上に楽しめないでしょう。
老人Zってどんなんだったか?

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.0

次は何に挑戦?だから、
昭和新春かくし芸、井上順の映画パロ、堺正章のクロス引きに見えてきた。
4以後は区別つかず、仮に自身の危険スタントでなかったら、
有り難味無く稚拙凡庸で、既に終わってたろう。
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.0

綾瀬の腕に拳銃を愛でる為の一本にして壮大過ぎ、
二代目はクリスチャン規模で充分だ。
撃ち過ぎ殺し過ぎ味方に当たらな過ぎ、
この題だからこそ弾は一発で充分だ。
これら過剰を許した後は急に愉しめ始めた。
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

男らしく女らしく、
恋愛至上モテ信仰、
自己実現出世努力志向、
消費社会参加牽引、
凡ゆる社会呪縛を商用人形を材に論考解体再構築する野心作。
経済成長からバブルを青年男子で生きた私はケンの哀切に同調し
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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

3.0

楽しんだ。
互いに伴侶の障壁は無いが、
其々の過去の傷ゆえに恋愛と結婚の手前で寸止める、
不倫ではない異色の禁忌メロ。
だからより恋焦がれ性に身をよじる。
美男美女度の適度な低さ、
主役女優の野太い足
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.0

大根仁ゆえ久々に見た。
過去アニメや特撮へのオマージュをテンポ良く無理なく敷き並べ善戦するも、
本連作へのそれたる泣かせだけがテンポを逸し無理あり冗長凡庸という皮肉。
この群像劇ではオトナ帝国以上は望
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.0

大友童夢が整理再解釈され最適物語に変奏、高純度に実写化されたことを祝す。
特殊能力の微弱静謐さと制御困難さが勝因。
無垢と正義と邪悪の不安定な交錯をスリルの主軸に置く脚本の上質。
主役に特殊能力を持た
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サウスバウンド(2007年製作の映画)

2.0

嫌いだ、
安直な正論の為の正論を議論の余地無く延々説き続け、
たまたま目の前にいる多分当事者意識の低いだろう人をこそ突き上げ、
揚げ足を取ることが知性だと定義しているような人。
美男美女で子の引き止め
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デュアル(2022年製作の映画)

2.0

落とし所の冴えは買うかな。
このタイトル、あの冒頭にして、只の騙し討ちと言えなくも無いが。
作為ある凝った構成と買おう。
こうはならないだろう近未来として笑納。

離婚しない女(1986年製作の映画)

3.0

恋愛は狂う程暗く汚くエロいとした昭和。
こんな男がモテたとの史実。
昭和の美姉妹千恵子美律子とショーケン、令和ならアリスすずと例えば桃李か?
何と無菌無臭で可愛らしい。
恋愛が湿度と匂いを取り戻す未来
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早春物語(1985年製作の映画)

3.0

85’バブル前夜。
会社と仕事は厳然と有り、男はそれをやるか?やらないか?を自分で決められた幸福な時代。
程無く来るバブル崩壊後は無くなる会社と仕事に男は慄き群がりしがみ付いたのだ。
この生臭い林隆三
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インテリア(1978年製作の映画)

2.0

卑屈な男の態度が卑小な程に対置される摩天楼の荘厳が映える、
という映画書式の発明と完成がWアレンの真骨頂。
それを敢えて使わず只々沈鬱。
街を撮るに内観内装でなく外観外装の作家なことは自明の筈なのに。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

個人の夢想世界のルール説明だけ。
黒澤の凡作「夢」同様、物語る事を捨てたこれは失敗以前に映画でないな。
無理に暗喩を読み解き面白がる気にもなれぬのは、全く面白くないから。
コナンカリ城をピークに面白く
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

完結らしいのでホッとした。
十代の私は
秘宝にどんな不思議な機能があるか?
どんな仕掛けの洞窟か?
どんな新しい特撮が見られるか?
を動機に
稚拙丸出しの本シリーズを見ていた。
本作は秘宝の機能で終盤
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

2.0

尼僧ポルノと本格史劇の掛け合わせはバホ弁に撮らせたいが、
両者とも浅くどっち付かず。
群衆シーンのチープさも。
期待したバホ弁臭も薄い。
だから非支持。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.0

法廷サスペンス調でなく文芸エロス調で撮るべき素材だろう。
主人公だけが全て知る中、ベタな三角関係かと少し分かる毎に興味が徐々に減じて幕。
この境遇の主人公が絶世の才色兼備じゃあどうにでも生きられるよな
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

2.0

キャラの魅力不足。
丸出しのCG感。
もう少し巧く救えそうな設定の甘さ。
だから非支持。

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

惜しい。
1と別の時代の映画をパロる筆致が中盤で緩んだ。
悪の前日譚が微妙に滑るのは、1の悪の不気味が説明的に暴かれて興醒めするからだ。
撮りたい気も見たい気も分かるが。
ショウビズ、ポルノ、信教、戦
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

アマプラ初見。
支持。
既視感ある要素を当り前過ぎる直球のテーマに一気に詰め込んで成功。
映画史上最弱の殺人鬼を仕立ててホラー描写に粘り過ぎない拍子抜けギリギリの潔さ。
だから寧ろリアルにも振れる巧さ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.0

米映画はこのキャラで暫く遊べそうだ。
こうきたか。次はどうくる?
対レクター?対Mr.ガラス?
だが、こうきたなら、もう少し怖く面白く出来たろうに、とは思う。
転調後の失速がイタい。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

支持。
関西日常会話の間を忠実に撮る腕、特に加藤雅也起用を評す。
山下敦弘クドカンだとこうかと納得、だがそれ以上は起きず。
清原果耶の美を消す半ジャージと汚れた上履きは何時迄も見ていたかった。
誰にも
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

支持。
人物、心情、テーマを描くに羅生門な構成が活きた。
出番の少ない脇(獅童充希ら)ほど濃く出る配役演技演出が巧いから物語り過ぎない群像劇が成立する。
そして田中裕子の不気味な深み凄味。
誰も知らな
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.0

面白く出来そうな素材ゆえ期待したが。
主役少女の心情変遷描写不足、
ホラー表現甘辛のバラツキ、
伏線配置と回収の安直、
グレムリンで言うPケイツ即ちアイドル系美少女の不在、
事態の整理が不十分で撮り手
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レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦(2015年製作の映画)

2.0

典型的な未熟小隊奮闘ものを女性に置き換えた、
だけかな。
美女軍団のエンタメ活劇かと思いきや、
ひめゆり的な泣かせにる終盤で鼻白んで幕。
つまり新味無し。
非支持。
三宅隆太氏推薦作だが。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.0

楽しんだ。
主演女子の素の魅力に依るところ大。
こういう子は死界と繋がるかも、
という話し自体に新味は無いが。