mokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新しくて怖い映画

色んな映画を観たせいか、序盤はどんでん返しがある展開と思って観ていた。けどそうじゃなかったことが段々と分かってきて、答え合わせをするたびに迫る怖さだった。最終的になにが真実だったの
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.4

"権力者が真実を曲げても、希望があれば前へ進める"
何回も何回も曲げられて、見てるだけのはずのこっちが辛くなった。法を扱ってる側の人がこんな感じなんだから、その表層だけ見ていたであろう大衆がどんな価値
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

4.0

なんだかんだこういう王道な話は好き。元気になる。
圧倒的才能を持ちハピネスを振りまくカットと、理屈っぽくて面倒だけど心優しいチャーリーがアンマッチなようでベストマッチ。
世界的スターが起こす大きな騒動
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.5

都心育ちでも田舎で幸せに暮らせる人もいるし、田舎育ちでも田舎で幸せに暮らせない人もいる。愛に気づくのが早い人もいるし、遅い人もいるし、必要のない人もいる。幸福って本当に人それぞれだから、このまとまり方>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.1

期待通りの面白さと爽快感。どんちゃんやってしょうもなくて、けど登場人物それぞれの背景やキャラクターが分かりやすいから愛着も持てる、お手本のような娯楽映画。新幹線の中だけで展開してるとは思えないボリュー>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.4

トイストーリーの歴史があるからこそ本作が際立つのは分かるが、トイストーリーのキャラでこれをやらないでほしかった。ウッディの選択を応援できない自分がいた。作品に異を唱えるわけじゃなく、not for m>>続きを読む

奇跡が降る街(1991年製作の映画)

3.3

他人だったら許せないけど身内ならいいか、それが家族愛だよねっていう古き良きファミリードラマ。
父親のどうしようもない部分と、一家の長として家族を想って行動する部分が混在しているのはある意味リアルなのか
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.4

地球周回軌道飛行と差別の撤廃。宇宙になぞらえて言うならば、どちらも「人類にとっては大きな一歩」だ。ただこのふたつの偉業には大きな違いがある。成し遂げられたときに、前者は高揚するが、後者は溜飲が下がる。>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

ピクサー作品にしては難しめのストーリーや名作SFのオマージュの盛り込み方からして、これを「アンディが観ていた子供に大人気の映画」とするのは少々無理があるのでは、、?「当時トイストーリーにわくわくした、>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

序盤はイーサンの単独行動にやきもきして、けど中盤に全体像が見えてきたあたりから結局アクションにわくわくさせられてしまう。完敗。カーチェイスとか、ビルを次々飛び移るのとか、ヘリの空中戦とか、ロッククライ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.9

イーサンがチームメンバーを大好きなのと同じくらいチームメンバーもイーサンが大好きだけど、それぞれのスタンスの違いが見えて面白かった。全面肯定のルーサー、信頼ゆえにイーサンの扱いが雑になりがちなベンジー>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.9

インポッシブルな力技がさらに光る四作目
自分は普段なら綿密に練られた計画に惹かれる方だが、MIに関してだけ言えば計画が粗雑(と言ったら怒られる…?)なくらいの方がいっそアクションにバリエーションが出て
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

一般人を選ぶからそういうことになるんだよ!と愛を得て(IMF的に)弱くなったイーサンにやきもきしたりしたけど、まあイーサンは不死身だしなとどこか安心して観られたし、なによりジュリアが想像以上に逞しくて>>続きを読む

ツーリスト(2010年製作の映画)

3.6

スパイものラブコメディ
ヴェネチア行きたいな。

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.7

短髪の方が好きだけど、頬に傷のついた長髪イーサンの横顔とアクションシーンには見惚れた。ヒロインもうちょっと計画的にならんかな〜と思ったけど、冷静に考えたらイーサンが異常なだけか。さながらトムクルーズの>>続きを読む

のだめカンタービレ 最終楽章 後編(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女をこの舞台に連れてくるために神様が俺を日本に押しとどめていたんじゃないのか。俺が見失わなければいいと思っていたのに。何度でもあいつをあの舞台に連れて行きたいと思うんだ、このピアノを聞くたびに。…>>続きを読む

のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

3.9

曲のストーリーと映画のストーリーの調和が素晴らしい。二ノ宮知子作品の題材へのリスペクトは本当に凄いし、それが実写にもよく現れている。そしてやっぱりオーケストラは最高だ!
のだめと千秋がいかにベストカッ
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ジョージとA.J. / George & A.J.(2009年製作の映画)

3.8

空飛ぶ家another side story
独特の絵のタッチとポップなバイオレンスさが癖になる

ツリーから離れて(2021年製作の映画)

3.7

繰り返すこと、繰り返さずに済むこと。大人も子供も学ぶことで強く優しくなっていくんじゃないかな。
手書きアニメーションからしか得られない栄養がある。

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.8

王女様と庶民の恋、1日だけの逃避行、切ないロマンス…。どれをとっても目新しいものではないけど、それはこの作品に影響を受けた映画がたくさんあるから。オードリーヘップバーンの気品のある美しさには感動さえ覚>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.3

どんでん返しを狙った展開が全て弱い。匂わせるような情報を小出しにしてるばっかりに驚きが薄い。もうちょっとタイミングを纏めて緩急つけたらよかったのに。設定も役者も良いのに勿体ない……。個人的には終わりよ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

「そうはならんやろ」を易々と「なっとるやろがい」に変えてしまうのがトムクルーズ。
アクション、裏切り裏切られのハラハラ感、点と点が繋がる爽快さと盛りだくさんでシンプルに良い映画。今じゃなし得ない時代背
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僕はラジオ(2003年製作の映画)

3.8

置かれた場所で咲くのは大事だし、置かれた場所をお互い咲くようにできたらいいよね。ラジオの底からの純粋さは真似しようと思ってもできないもの。
自分の奥底にある差別意識を摘まれた気持ちになった。「それは彼
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

そりゃあこんなに高評価になるわけだよ!単一の物語としても、そしてなによりオリジナルトップガンの続編としても絶品。
マーヴェリックそしてトムクルーズの覚悟と強さに心が震える。
ぜひ前作を観てから鑑賞して
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

ドリスが甲斐甲斐しく世話をするわけでも、フィリップが上流階級の良さを教え込むわけでもない。どちらが上とかもない。ユーモアがかちりと噛み合うだけで、ただそれだけのことがこんなにも奇跡的で尊い。

バーニー/BURN-E(2008年製作の映画)

3.6

ウォーリースピンオフ
レールに従って動くロボたちにもそれぞれの生活(?)があるんだね

トップガン(1986年製作の映画)

3.8

トムクルーズ演じるマーベリックは天才パイロットで、頑固で自信家で、けど繊細で、それでいてどこか幼い様が本当に魅力的。彼の飛ぶ様をずっと見ていたいと思った。飛行に関する解説は少ないが、個人的にはわかりや>>続きを読む

スターガール(2020年製作の映画)

4.2

おとぎ話のような、それでいてとても人間らしい、煌めくような青春物語。周りとはどこか違うスターガールを、普通のように扱えるリオが眩しかった。スターガールの不思議な魅力にもリオの不器用さにも、思春期ならで>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

憎らしくて最高に愛らしい家族のドタバタロードムービー。どこかねじが外れててばからしくて倫理観もちょっとあほで、たくさんやきもきさせられるけれど、そこには家族愛が溢れてて、最後はこの家族のことが大好きに>>続きを読む

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.6

最初はなんでそう余計なことばっかり!とやきもきしたけれど、途中からは楽しさ第一の姿勢も大事かもしれないなあと思えてきた。アニメと実写の融合は映像技術自体の楽しみもあって好きだ。ああいう夫婦はうまくいく>>続きを読む

夢追いウサギ(2020年製作の映画)

4.0

主人公のウサギとウサギの住む世界がすごくすごく愛おしくなる作品。大人になるとすぐなくしそうになってしまう心の扉をくすぐってくれるから、ディズニーのショートムービが好き。

南の島のラブソング(2015年製作の映画)

3.6

切なく愛おしい溶岩同士の長い長い純愛物語 ロマンティックでありサイエンティフィックでもある 歌がとてもいい!

ウォーリー(2008年製作の映画)

3.8

時代の異なるロボット同士の拙い交わりかと思いきや、しっかりとした問題提起型SFを見せてきて(穏やかな狂気やディストピアを感じた)、けど最後は主役ふたりの見せ場で締める。メッセージ性は強いが、物語が主題>>続きを読む

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年製作の映画)

4.0

主人公のモノローグやひとりごとはあまりなく、ドラマティックさはないけれど、人々の関わりを情景とした美しすぎる物語。この手のやつには、フィクションなんだからこのくらい美しくてもお決まりでもいいじゃん、と>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

人生には愛が必要。それが家族でも、恋人でも、もちろん仕事でも。愛をもって丁寧に接する、さすれば愛が生まれる。こういうふうに生きることは幸せのひとつの答えかもしれない。
欲張りで上昇志向、肩の力を抜くの
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アルベルトの手紙(2021年製作の映画)

3.6

うまくできなかったら反省するし、次に生かさなきゃいけないし、泣きごと言っても仕方ないし、人生ってその連続だけど、大人にも「なにやってもうまくいかない。もうだめだ。」ってめそめそ弱音を吐ければいいのにと>>続きを読む