mokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

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アリスも、タチシェフも、お互いに魔法を見てたんだろうな。
(アリスが、都合よく物を乞うてるように見えてしまうのは、世界を知りすぎてしまったせい。)
二人が見てた魔法も、周りの人たちの夢も、なんて呆気な
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.7

洋画にはよくあることだけど、それでもこの映画は取り立てて言わせてほしい、これ絶対原題ほうが良かったよ?!?!
余韻を残すような曖昧な終わり方がタイトルと連動していてすっきりするのに。

歳を取って気の
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.7

ぶっとびファミリーのハートフルストーリー 世界観の作り込みはさすがのピクサー作品
自分のことをずっと信じてくれる存在がいるという事実は人生に輝きを与えてくれる。

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.1

国に帰れば王族レベルにリッチなニックと、アジア系アメリカ人で若いながらに教授のレイチェル。家柄の差を目の当たりにし、周りの女性からの妬み嫉みの的になるレイチェル、とここまではある意味筋書き通りだが、こ>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.7

国務長官の彼女と、彼女を幼い頃から知るジャーナリストが再開するところから始まるラブコメディ。リアリティはないが、ロマンスはある。人間らしいシャーロットが可愛くて、エッジの効いたキャラのやり取りが楽しい>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モンスターズ・インクのマイクとサリーの出会いの物語。
努力の天才だけど『怖がらせ屋』に必要な見た目が足りないマイク、『怖がらせ屋』エリート一族出身だけど落ちこぼれのサリー、はみ出し者の2人(2匹?)。
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.8

そうはならんでしょ!!が連続する、殺し屋夫婦による壮大なロマンティックアクションコメディ。これは純度100%のコメディなんだなって確信した瞬間ぐっと面白くなった。
家が笑点顔負けの壊れやすさ。普通の人
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ピザ!(2014年製作の映画)

4.0

スラム街に住む兄弟が、近所にできたピザ屋でピザを買うためにあれこれ奮闘する話。

様々な階層や年齢の人たちが登場して、基本子供達(=格差をおそらくはっきりとは自覚してない者)の目線で進むから一見明るい
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.5

大事なのは列車の行き先じゃない、乗ろうと決めたことだ

クリスマスの持つ特別な力を題材とした童話。子供の頃の妙に印象的な出来事って、その後の人生の選択に実はすごく影響与えてたりする。その出来事が、誰に
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.7

ザ・ファンタジー!
バロンが格好良くて、ムタが粋で、ユキちゃんがキュートで、ルーンが凛としていて。素敵な世界。
はるちゃんは、この日の思い出を胸に生きていくのかなあ。自分だったらどう抱きしめて生きてい
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

そんな迂闊に信じて大丈夫?!とか、コミュニケーション下手か?!とか、ちゃんと仕事して?!とか、色々引っかかるところはあったけれど、一室と電話のやりとりに釘付け。アスガーの胸中が全く見えないので、次に何>>続きを読む

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

致死率90 %のウイルスが蔓延し、人類が滅亡しかけた世界で、たった一人治療薬を探し奮闘する男の物語。

ネビルは軍人で科学者という、サバイブするには最適な2つの特性を持った人だったけど、家族を愛する愛
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.1

美しい物語だった。美しすぎる、という人もいるかもしれないけれど。
邦題のせいで軽く見えてしまうのが勿体ない。

表情豊かで賑やかなルーと、知的で包容力のあるウィル。会話に挟まれたユーモアに弾けるような
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.4

裁定は天気には左右されないが、時代の空気には左右される。

アメリカ連邦最高裁判事の代表的なリベラル派判事であり、性差別の撤廃に積極的であった法律家 ルース・ベイダー・ギンズバーグ。彼女が性差別撤廃の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

高度に発達した仮想世界×田舎(の夏)、という点ではかなりサマーウォーズに近い作品。
ただサマーウォーズと違うのは、明確なゴールがなく、解決したいことも世界中のほとんどの人にとっては気づいてもいないこと
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.8

ようやく観ました、ピクサー教養であるところのモンスターズ・インク。小さい頃はインク=inkだと思ってました(笑)incorporationだと分かる大人になってからの鑑賞。これ、子供を驚かすのがモンス>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

営業マンとしてタッグを組んでいた中年二人が、会社が畳まれたのをきっかけに、Googleの学生向けインターンに参加する。インターンはチーム戦、優勝チームのみ正社員への切符を手にする。

営業マン二人の巧
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.0

凄いものを見せてもらった。フィッシュマンズの魂は、サトちゃんとともにあるんだな。唯一無二の、ぐんと人を惹き込む圧倒的な存在感。
果たしてこれを映画作品と同軸で評価して良いのかは分からないけど、無駄がな
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

諸々ご都合主義であることは否めないが、AIの暴走を止めるには、学習機能を止めるんじゃなく、その学習機能を生かすという活路はなるほど。疾走感がめちゃくちゃ面白かった!
煮えきらない登場人物たちにもやっと
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

華やかでキュートで素直な女の子が、失恋を機に一念発起してハーバードのロースクールに入学、そこで夢や人間関係を見つけるお話。

エルはとびきりキュートで、嫌味がなくて素直で、努力家で、とても素敵な子。ワ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

兄弟の営む小さなドライブインから、マクドナルドたる世界有数の企業創り上げたビジネスマンの物語。

言わずもがな圧倒的な成功例。あれくらいの執念と、面の皮と、そしてタイミングも運も全て手に入れてあれほど
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

最高のミュージカル映画。無声映画からトーキー映画に移り変わる時代の、演者の物語。
この時代の作品の芝居、サウンド、映像、全て好きだな。きっとないものねだりなんだろうけど、手放しに羨ましがれる時代ではな
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ダンボ(1941年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ダンボが最初から最後まで愛らしくて、動きや表情がとにかく可愛かった。例の有名なシーンは意図はまだ(いつまでも?)分からなかったけど、ぬるぬる動くアニメーションは純粋に凄いなと思った。
周りがダンボの耳
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セッション(2014年製作の映画)

3.9

音楽院の教師と生徒の、ただひたすらに狂気な、天才二人の交わり。
一見普通に見える会話ややりとりが、二人の魂のやりとりの不気味さを一層引き立てる。フレッチャーはとにかく口が悪いし、ニーマンの熱狂は明らか
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.8

ディズニー教養作品(と勝手ながら呼ばせてもらう。)
起きたまま夢を見ているような感覚に陥る。
願わくば、当時の映像技術でこれは凄いなあという理性的な感想ではなく、当時出会って「なんだこれは?!」って衝
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

綺麗事が人の心を動かすことだってある。
歌も、パフォーマンスも、色彩も美しくて、この映画そのものがステージのようでした。ミュージカル映画の良さが詰まっている。

ーーー息を呑むような絶景は 冒険をして
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

被害者か、加害者か。
実は映像としては初の池井戸作品でした。野村萬斎と香川照之を始め、豪華な役者陣のクセが溢れてて、演出は大袈裟だがその実絶妙なリアリティを併せ持ち、つい引き込まれてしまう「面白い」映
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

ほんの短い時間だけれど、そのあとなにかに直接的に繋がったりしないけれど、確かに自分の心にしっかり居場所のある強い思い出。所謂「エモい」思い出の2日間。

そんなことしたら危ないって!という場面が多くず
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.5

キャラクターも、ストーリーも、そこに込められたたくさんの人の想いも、すべてが美しい映画。

一度は手描きアニメーションから撤退したディズニーが、再度、そして最後に描いた手描きアニメーション映画。その歴
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

切れ者で冷徹な彼女の行動にどんな意味があるのか、何手先を見ているのか、ミス・スローンから目が離せない。一体どうなるのかとワクワクさせられて、観てる間ずっと楽しかった。
だからこそ、人並み外れて有能な彼
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

余命宣告された二人の成熟した大人が、やり残したことを達成しに共に旅に出る話。
大きく引きずるような物語の起伏はなくて、ただそれが良い。映像が特別綺麗なわけでも、大どんでん返しがあるわけでもないけど、決
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.7

コミカル要素が多く、それがテンポの良さを演出しつつも、チャーリーとビーの相互に救い合う関係性が必要以上にライトに描かれてしまっていたのは残念。ただ登場人物は皆魅力的だったし、伏線回収が美しかったのは高>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アベンジャーズ公開順七作目、フェイズ2一作目。

「ポッツは最初から完璧だった」。アベンジャーズ登場人物の中で、ポッツが個人的に最も好きです。強くて靱やかで魅力的。
最後の手術で破片を取り除くシーンは
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アベンジャーズ公開順6作目、そして第1章終幕。

こんなにヒーローが集まって、楽しくないわけがない。彼らの強い個性が全面に出ていてわくわくした。ハルクがウィドウを襲ったときは戻ったときの彼を思うとつら
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

アベンジャーズシリーズ五作目(公開順)。
自分が何者でもなかったときに傍にいてくれた人、救ってくれた人、そういう人っていつまでも特別な存在だったりするよね。

アベンジャーズの前日譚。丁寧に語られてい
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アベンジャーズシリーズ四作目(公開順)。

ソーが本当に可愛いというかなんというか……。元々身内への愛情深さはある人(神)なんだろうけど、地球に追放されて力を失って、そしてジェーンと出会って、柔らかく
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