SHINさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

たぶん3度目くらいの鑑賞。

無人島に1人で行くなら何持っていく?ってのは昔流行った妄想ネタだが、それがいかに過酷な事かがわかる。食糧や安全の確保はもちろんだが、孤独や絶望との戦いが最も難易度が高いの
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

得体の知れない「何か」を見てしまうと、自殺してしまうという初めて見た設定。

必死に見ないようにするが、見ないと逃げる事もままならない。

普段見えるのが当たり前で生きているけど、視覚が無いといかに不
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燃える平原児(1960年製作の映画)

3.7

この前観た「突破口」でドン・シーゲル監督に興味を持ち、その13年前に製作された今作を視聴。エルビスプレスリー主演というのも興味を引いた。

白人男性と先住民女性の夫婦。西部劇では何度か見た事があるので
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

昔映画館かレンタルビデオかで観たはずだけど、ほぼ覚えておらず。ここ最近名作の再視聴が多いけど、人間の記憶って何て曖昧なんだろうと感じる。だからこそ嫌な事を忘れて生きていけるんだろうし、名作を何度も楽し>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

名作という事で、20代前半くらいに一度チャレンジ。当時は全く良さがわからなかったが、20年以上経った今観てみるとたまらなく切なくノスタルジック。

アントニオ、死にかけて記憶を失い、助けてくれた女性と
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

序盤は割と退屈だったが、エンディングで一気に伏線回収して面白くなった。

ミスリードや騙し合いも面白かったけど、松岡茉優演じる高野のひたむきな情熱が印象的。あれだけの情熱が注げる対象があるのは羨ましい
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突破口!(1973年製作の映画)

3.8

銀行強盗でうっかりマフィアの金を盗んでしまい、警察とマフィアに追われる逃亡劇。

追う側の凄腕の殺し屋の怖さと、追われる側の危機感、緊迫感、そして最後まで冷静さを失わず、大胆に行動する。

古い映画だ
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ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

プラトーンのオリバー・ストーン×チャーリーシーン繋がりで視聴。

ウォール街を舞台に、違法な株取引の騙し合いと主人公の心の変化が描かれている。

金儲けも度を越すと人間の心を失ってしまう、というような
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スーパーマン(1978年製作の映画)

3.5

プラトーンに続き、名作再鑑賞。

ほとんど覚えていなかったが、バックグラウンドの設定とか、意外としっかりしていた。特撮は古いが、半世紀近く前の作品なので、そこは仕方ない。特撮以外のストーリーも王道的で
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.7

小学生の頃観た記憶があるが、ジャケットにもなっている名シーンだけ覚えていた。父の借りたレンタルビデオだったが、小学生に見せるものでは無いよな…と今更ながら思う。まぁ父もこれほど凄惨なものとは知らなかっ>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

ラン・ローラ・ラン以来に観たドイツ映画。20年ぶりくらいかな。

webとかプログラミングの話は詳しくないので最初はイマイチかなぁと思っていたが、web上の話の視覚化などのおかげもあってか、何とか最後
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

カトリック神父による未成年者への性的虐待という重いテーマ。正直苦手なジャンルだが、展開がスムーズで、登場人物もそこまで多くないので、理解に苦しむ事は無かった。

悪い神父は極一部で、ほとんどの神父は正
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トゥームレイダー(2001年製作の映画)

3.3

昔同名のゲームにハマり、試しに観てみたが、アンジーのアクションカッコ良かった以外の感想が思い付かず。ゲームの設定もあんまりよく覚えてないけど、惑星が1列で神秘の力が…とかは話をややこしくしてるだけで、>>続きを読む

ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

3.6

雪山に墜落した飛行機、厳しい寒さの中、野生の狼に狙われながら生還を試みる生存者。

実際の狼の生態に詳しくないので、どこまで実態に忠実なのかはわからないが、わずかでも隙を見せれば確実に仕留めに来る狡猾
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ダニー・ザ・ドッグ(2005年製作の映画)

3.5

この前観た「燃えよドラゴン」が記憶に新しい中、ジェット・リーのカンフーも久しぶりに観たくなり視聴。

期待を裏切らない上質のカンフーアクションを堪能。

ダニーが脱走して、束の間の心温まる時間を過ごし
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ブラック・ライダー(1971年製作の映画)

3.6

自由を求めて移住する黒人の案内人と、行きがかりで手助けすること事になった牧師(?)のバディ系西部劇。

黒人の移住を阻止しようとする白人グループと対決。

黒人名優シドニー・ポワチェ初監督作品。白人が
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無法松の一生(1943年製作の映画)

3.7

タイトルだけ知ってたのでとりあえず観てみたが、松五郎を通じてお金よりも大切な人間性の大切さが描かれており、とても良い作品だった。

昔の文化や価値観の片鱗も感じ取る事ができるのもいい。

やはり時代に
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

録りためたものからタイトルだけで選び、勝手に情熱的なロックミュージシャンの映画だと推測していたが、全く違った。

タイトルの「ハート・ロッカー」は「Heart rocker」ではなく「Hurt loc
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草原の野獣(1958年製作の映画)

3.6

先住民と戦い土地を獲得し、名士となったリーと、その長男エド。エドの粗暴さが前面に出ているが、その根底には父から受けた教育がある。そこの描写にリアリティを感じた。また、「俺は絶対に誰にも謝らない」と豪語>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.6

久しぶりにカンフー映画が観たくなり、観てなかった名作を鑑賞。

半世紀前の作品でさすがに古さは感じるが、細かい説明をせずに行間を読ませるようなストーリー、演出は良かった。

「考えるな、感じろ」という
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大いなる勇者(1972年製作の映画)

3.6

西部開拓時代、山に入った男の物語。

険しい山岳地帯で生き抜く男、同胞や先住民とのやりとり。淡々としているが、飽きずに最後まで観れる芯のある作品だった。

自分を持ちつつも、流れに逆らわず柔軟に対応し
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.5

割と有名な作品でタイトルは知っていた。戦争系というのも知っていたが、戦場の悲惨さだけでなく、帰還した傷病兵の苦悩にスポットが当てられていた。

最近「発達性トラウマ」という本を読んでいた事もあり、関連
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.7

オードリーヘップバーンの出ている作品は彼女の美しさに頼りがちであまり好きな部類では無いんだけど、この作品では彼女がただ美しいだけではなく、プロの役者という事がわかるし、スリルの演出が秀逸な、良質のサス>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.2

映像はキレイだけど、内容の良さはよくわからなかった…。

11人のカウボーイ(1971年製作の映画)

3.6

タイトルから11人のカウボーイが出てくるとは思っていたが、まさかの少年。声変わりもしてない子どもまで混じってた。

しかしそこは西部の男、ガッツを見せる。

仕事を通じて生きる厳しさを知り、少年から大
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.8

撮りためたBS録画から何となく選んだら、まさかの南アフリカラグビーもの。ラグビー観戦も映画と同じくらい好きで、今回のワールドカップも日本戦はもちろん、地上波BSで放送されたものは全て見た自分にとって、>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

ストーリーの主軸は悪くないんだけど、展開や細かい演出に違和感を感じた。

とはいえ雄大な自然の映像美や、テーマの明確さは良かったと思う。

居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.6

松坂桃李の時代劇ということで気になり観てみた。

そこそこ面白ければいいかな、程度の期待だったが、思いの外しっかりした内容で楽しめた。

悪人が懲らしめられるのは鉄板のカタルシスなんだけど、このくらい
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

若手ピアニストのコンクールという馴染みの無いテーマだけど、徐々にバックグラウンドがわかってくる構成や演技が良くて最後まで飽きずに見れた。

フィクションなので現実より美化されているんだろうけど、ライバ
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抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久々の西部劇。父親を殺されたガンマンの復讐。悪女に騙される保安官。勧善懲悪、納得のエンディング。こういう王道の西部劇は時々観たくなる。

ブルドッグ(2003年製作の映画)

3.3

バイオレンス系が観たい気分だったので視聴。よくあるストーリーで演出もB級感あったが、気分にはマッチしていた。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.7

好き嫌いが分かれそうな内容だったけど、個人的にはとても好き。メッセージが明確。

余命短い父と子の関係性、怒りのコントロール、共感できる点が多かった。良かった事も嫌だった事も、全てが今の自分を形成する
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.7

普通に生きてたら一生関わる事が無いだろう「辞書を作る」という仕事が垣間見れる興味深い映画だった。

淡々としていながらも展開のテンポが良く、飽きずに観れた。人間の温かさの描き方も好き。

ピース又吉先
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バッテリー(2006年製作の映画)

3.7

録りためたものから何となく視聴。

孤独な天才ピッチャーの成長物語。信念を貫こうとすると色々衝突する点が、今の自分とオーバーラップして共感した。

林遣都、これまであまり気にとめた事のない俳優さんだっ
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.5

オードリーANNで話題に出ていたので視聴。

ダメ球団からのサクセスストーリーというわかりやすい構図で安定感のある面白さ。

とりあえず観といて良かった。

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.6

有川浩の小説は好きで何冊か読んでいて、この作品は読んでなかったので観てみた。

阪急電車の乗客の群像劇。うまい具合に相関性があり、人の温かさも感じられて、有川浩の世界観がうまく表現出来ていたと思う。
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