のすさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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帰ってきた女必殺拳(1975年製作の映画)

3.4

女必殺拳シリーズ3作目。帰ってきたが設定はまた変わっている。「おかぁちゃーん」と叫ぶ子供が出てくるからなのか2作目のエログロ要素がほぼ無くなって前よりあっさりした感じに。やっぱり紅竜の周りには不幸が多>>続きを読む

必殺女拳士(1976年製作の映画)

3.6

前置き長いけど志穂美悦子のアクションが純粋にたくさん見れて良いと思った。彼女の蹴りはやっぱり美しい!あとやっぱり倉田保昭が居ると頼もしいし心強い。敵役は馴染みの顔が多いけど個性的!石橋雅史演じる白髪お>>続きを読む

女必殺拳 危機一発(1974年製作の映画)

2.7

女必殺拳シリーズ2作目。キャストはかなり似てるけど前とは違った設定。前作よりエログロ要素が大幅に増えてそれが個人的には合わなくてミスマッチ。もっと純粋に志穂美悦子のアクションが見たかった。敵キャラは見>>続きを読む

吼えろ鉄拳(1981年製作の映画)

3.2

またまた海外からはるばるやってきたジョージこと暴れ馬のように活力みなぎる真田広之。京都と香港を舞台にしたアクション。やっぱり彼の身体能力はスゴイ。最後の方は見応えアリだが、ストーリーは少し薄っぺらいと>>続きを読む

女必殺拳(1974年製作の映画)

3.8

どんな技でも相手の武器を使っても華麗に闘う志穂美悦子がとにかくめちゃくちゃカッコイイ!個性的で汚いやり方で責めてくる敵をどんどんなぎ倒して行くテンポが最高に気持ちいいアクション映画。武器は果たして何種>>続きを読む

アイドルを探せ(1987年製作の映画)

2.7

ピュアピュアな菊池桃子が主演のアイドル映画。彼女演じる大学生になった主人公が様々な経験をしながら性格が違う二人の男の間で揺れるストーリー。設定的には今でもありそうだけどどうやら漫画の実写化っぽい。他の>>続きを読む

本場ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇(1987年製作の映画)

2.4

これは、ぢょしこうコメディ?ハーフアップでハスキーボイスの工藤夕貴がとてもキュート。内容は高校2年生の背伸びしたいおませな女子高生たちが恋についてあれこれ妄想して背伸びしてキャッキャする感じ。ちょっと>>続きを読む

燃える勇者(1981年製作の映画)

3.5

アクション映画として王道展開だけとそれがかえって気持ちいい映画。アフリカから来た主人公に真田広之。色々気になるけどとりあえず動物が友達なんだ!と言ってるのがそれっぽい。彼の身体能力の凄さに圧倒された。>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

船で湖を渡って行くシーンがどうやって撮られたのかが気になった。京マチ子のミステリアスで美しい妖しさ。波乱の時代に呑み込まれていく者たち。そこに生きる男の欲と罪。お囃子がずっと流れてて特に映画を引き立て>>続きを読む

赤い波止場(1958年製作の映画)

3.5

初めて見る石原裕次郎が主役のアクション。サングラスと真っ白なスーツ。やはり彼は際立って見える。夜に闘うシーンのカメラワークがカッコ良かった。祭りで爆竹がバチバチ弾けているのが印象的。主人公を執拗に追い>>続きを読む

勝手にしやがれ 4Kレストア版(1960年製作の映画)

3.5

劇場で初のゴダール作品。私が思っていたフランス映画のイメージはこんな感じだった。お洒落な音楽、男と女、ゆったり流れてゆく時間。いちいち台詞が印象的。なんかベリーショートが似合う女性って魅力的に感じる。>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.7

カメラワークが独特すぎる。グラスの底から、スカートの中とか、椅子の下。でも写るものがどれも無機質。個人的に画質が不思議なホームムービー見せられてるみたい。でも脳にどっか残る。MVみたいとかじゃなくてこ>>続きを読む

麦秋(1951年製作の映画)

4.3

今まで見てきた小津作品の中でもかなり好き。打ち寄せる海、風船が飛んでいった空、鯉のぼりがはためく、何気ない風景。そこに暮らす家族の日常。若い笠智衆を見ると彼が幅広い年齢の役を演じられるのがよく分かる。>>続きを読む

逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.7

今まで見た中でも一二を争うかなりぶっ飛んでる映画。植木等がこんな役を演じているのは知らなかった。かなり不謹慎な部分もあると思ったけどブラックコメディという枠のギリギリまで攻めている。エンタメの極みすぎ>>続きを読む

佳人(1958年製作の映画)

3.7

激動の時代の悲恋物語だと思う。映像がとても静かで美しくて哀愁を帯びて重いものを背負っている少女、つぶらを引き立てている。芦川いづみが似たような感じの役を多く演じる理由がよく分かる。彼女の境遇が可哀想で>>続きを読む

にあんちゃん(1959年製作の映画)

4.2

終わらない貧乏生活の中で泥だらけになっても健気に生きようとする人々。どんな場所でもいいから四人で一緒に住みたいという子供の切実な想いが切ない。家庭のために学校に行けない子供たちが当たり前にいた時代…赤>>続きを読む

素足の娘(1957年製作の映画)

3.4

南田洋子が田舎町で悲劇に見舞われながらも強く健気に生きる少女を演じている。美しくて設定よりだいぶ大人っぽい主人公は狙われてるけど、ろくな男はほぼ居ない。そして周りには様々な境遇の女…色々と主人公のポテ>>続きを読む

有りがたうさん(1936年製作の映画)

3.8

改めて「ありがとう」って響きの良い言葉だと思った。上原謙演じる有りがたうさんが運転する峠を超えるバスの長い道中を描いたロードムービー。峠の海、森、のどかな風景と、そこですれ違う様々な境遇の人たちとのユ>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

3.7

北野武監督がアメリカで撮った映画。静寂の中で静かに横たわる死。計算されてるスタイリッシュ任侠!やっぱり海外でも人種関係なくヤクザしてた。ちょくちょく出てくる遊び心ある演出が楽しい。全編通してもAnik>>続きを読む

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.6

60年代にロックに目覚めた男子高校生たちによるバンド青春映画。大林監督が香川県で映画を撮っていたのは知らなかった。バンドメンバーは個性的。特に坊主の息子が良いキャラしてる。主人公の独特な語りや想像など>>続きを読む

学校の怪談2(1996年製作の映画)

3.7

学校の怪談がテーマのノスタルジックホラーの第二弾。今回も懐かしの色々な怪談話が詰め合わされてる。前作より前置きが長いけど、その分後半は大迫力で納得のラスト。校長先生のインパクト強くて良かった。でも欲を>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.3

尾道三部作三作目。尾道の景色がとっても淡く儚くて美しい映画だと思う。オレンジ色の夕陽が海に映る船からのシーンとか素晴らしい。尾美としのり演じるカメラ大好き少年の恋がピュアで良くて、富田靖子がかわいい。>>続きを読む

アドレナリン・ドライブ(1999年製作の映画)

3.5

安藤政信&石田ひかりのペアがめっちゃ良くて好き。暴力団から手に入れたお金をめぐりチンピラ、ヤクザ、看護婦、色々な人を巻き込み繰り広げられるドタバタ劇。話がどこへ転ぶか分からないしちょこちょこ笑える。ハ>>続きを読む

転校生(1982年製作の映画)

4.0

尾道三部作の一作目。冒頭、白黒から始まりカラーに変わる場面が印象的。思春期真っ只中の男女が入れ替わった後も今だったらありえない大胆なシーンが続く。この役に選ばれた小林聡美と尾美としのりの演技力が強烈!>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

超絶サイケデリックでカラフルなカルト映画。個性ある女子高生たちがガンガン餌食になって行く姿はかなりビックリ描写だと思うけど終始ホラーとはまた違うちょっとメルヘンチックな雰囲気で不思議な魅力がある。南田>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.7

タイムリープ映画の有名作。独特の白黒演出とか稲妻が出てくるのがやっぱり大林監督らしい。かなり前に一度見たけど、不思議な世界観で、奇妙な事が連続して起こるのが印象的だった。あとはラベンダーの香り。花に詳>>続きを読む

ふたり(1991年製作の映画)

4.5

死んだ姉と私の不思議な交流や成長を描く尾道を舞台にした作品。前の尾道三部作以来の大林作品だったけどコンサートのシーンや稲妻の場面などにかなり大林イズムを感じて、ノスタルジックな世界観。散らかった部屋、>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.3

設定からもう最高。こんな素晴らしい名作を今まで見ていなかったなんて…!全然教会やシスターに関する知識も無いまま修道院に放り込まれて、そのまま突っ切って行くコミカルな主人公は面白いし、周りとの交流や、個>>続きを読む

学校の怪談(1995年製作の映画)

3.8

出てくる怪物の造形がなかなか凝ってている。最初は子供向けみたいで怖い描写は控えめかなと思ったけど中盤からの怒涛の展開の詰め合わせはドキドキして面白い。メインは怪談だけど友情あり笑いあり、ちょっぴり悲し>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.1

ミュージカルを久しぶりに見た。本当に明るくて元気になれる作品。ぽっちゃり主人公のサクセスストーリー。60年代のボルチモアに残る人種差別などのテーマも重くならず歌って踊って吹き飛ばせそうな感じ。展開も音>>続きを読む

スクラップ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.4

結局、曖昧まとまらないような感じで微妙だったけど、どことなく危うさが漂うオダギリジョーがとにかくカッコいい。佇まいだけで惚れそう。ストーリーはファイト・クラブがよぎる。想像力の足りない社会に行き場のな>>続きを読む

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

どこからが正常でどこからが異常か、自分は病気なのか、違うのか…そのボーダーライン。そこで揺れて様々な患者に出会い、迷い悩む主人公の成長物語。思春期あるあるなのかもしれないけど、鋭い観点で撮られた映画だ>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.6

是枝監督が手がけた家族物語。親と子、血の繋がり、そういうことってめんどくさくて嫌で重くて触れたくない部分もあれば暖かくて優しい部分もある。食卓での会話がリアルだなぁと思った。聞いたことがあるような、懐>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.2

80年代…一味違った青春映画。忘れかけていた紛れもない中学三年の頃のあのむしゃくしゃした形容しがたい感情、気怠さ、満たされない心を蘇らせる。襲いかかる台風特有の胸騒ぎ。煙草、背中の傷、大人への抵抗、真>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.3

シュワちゃんの筋肉ムキムキでサングラス姿が印象的。初めて本家のI'll be back聞いた。なんか勝手に人から聞いて想像してたストーリーと違かった!展開は何となく…カーチェイスとか爆発は大胆な感じで>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.8

凄い。北野武がこういう感じのロードムービーを撮っているとは知らなかった。おじさんと少年の母に会いに行く旅の中で起こる様々な出来事。たけし演じるおじさんは子供置き去りにしたり平気で悪いことして情けないけ>>続きを読む