のすさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

まさか「マリアビートル」がブラピ主演で映画化されるとは…!原作もブラピも好きなので内容はどうなっているかな?と思ったけど前半は原作にかなり忠実で後半は壮大なザ•ハリウッドという展開だった。近未来的でス>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.8

コテコテの関西弁なジョゼの不思議な魅力に惹かれる。2人の恋は決して綺麗事だけじゃないけど、キラキラ光る海と貝殻がきれい。余韻に浸れる作品だった。ジョゼと虎と魚たちというタイトルにも納得。おんぶいいな。>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.3

デミ•ムーアのショートヘアーがとっても似合っていて素敵。死んで幽霊になった恋人が怪しげな霊媒師を頼って彼女を守る。ラブストーリーだけど、サムと霊媒師が人前で会話しちゃうところとかコメディ要素強めで笑え>>続きを読む

おくりびと(2008年製作の映画)

3.7

死者の旅立ちを見送る納棺師の磨かれた所作の美しさ。壮大な風景とチェロ、久石譲の音楽が作品を更に引き立てる。誰にでも訪れる死を納棺師という職業を通して丁寧に優しく見つめる。死を扱う仕事には偏見や差別もあ>>続きを読む

PicNic(1996年製作の映画)

3.9

幻想的で美しく、グロテスクな白昼夢。岩井俊二の映画の世界観ってどこかで繋がってるような感じがして好き。儚くて柔らかい世界観でも悪夢な部分もあるけどどこか美しい一部分に脳内で変換されてしまう。この時の浅>>続きを読む

神様のくれた赤ん坊(1979年製作の映画)

3.6

押し付けられた子供の本当の父親を探しに行くロードムービー。ドタバタ珍道中というか、この時代っぽい内容でまぁ温かい話。様々な地域の風景が見れて良い。桃井かおりと渡瀬恒彦カップルはお似合いでよかった。あと>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.5

加賀まりこがお人形さんみたいな顔立ちでキュートでチャーミング。中平康監督だったのか。言われてみればそうな気もする。男を喜ばすのが生きがいだけどキスだけは許さない女の子。ちょっと変わった子だけどユカの生>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

4.0

少し緑味がかかった鮮やかなカラーでタバコの煙が流れるちょっぴり湿度高めの世界観が好き。マギー•チャンが毎回違う色と柄のオシャレなチャイナドレスを着ていて美しかった。お互い相手がいる男女が一線を超えない>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

3.6

ザ•岩井俊二の美学って感じだった。美しく神秘に溢れていてどこか冷たくてとても狂気的。山口智子が綺麗で可愛かった。だからこそなんだかいけないものを見ているような気がしてしまう。映像が美しくて見入ってしま>>続きを読む

哀愁の園(1957年製作の映画)

2.5

可愛らしい南田洋子を見つめる下心見え見えオヤジと飢えた狼の目をした男。怖え~。メソメソしている南田洋子と酒を飲んでフラつく渡辺美佐子。二人が対照的な役柄を演じているのは良い。やはりこういう役柄の美佐子>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

4.4

映画に出てくるやたら散らかってる洋風の部屋に住みたい。岩井俊二監督の映画はやっぱり映像美が凄くて花、海、雨、色々な風景の隅々まで息を吹き返すようにハッキリと生き生きと映る。最初の電車のシーンが特に印象>>続きを読む

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

2.6

なぜ自分がこの映画を見ようと思ったのかは謎。タランティーノがこの映画を好きなのは分かる。しかしどういう感情で見たら良いのだろう。エログロ満載。まるで阿鼻叫喚の生き地獄な刑務所に裸体だらけ。ケバケバしい>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.7

こういうアート系映画は得意じゃないけど後味は悪くないし見た後はなんだか全てひっくるめて見てよかったなと感じてしまう。70年代のムードを濃く感じる。前半は狂気に満ちてるなぁという感じだったけど後半は夜と>>続きを読む

日本仁侠伝 血祭り喧嘩状(1966年製作の映画)

3.7

ずっと見たかった作品!アマプラ追加でやっと見れて嬉しい。豪華日活キャストをふんだんに使った王道ストーリーな仁侠モノ。角刈り高橋英樹は男前。笑顔がはつらつとしててカッコいい!いづみさんがドスの効いた声で>>続きを読む

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.1

どこをとっても薬師丸ひろ子の演技は圧巻!やっぱりすごく魅力的な役者だなぁと思う。展開は分かるけどとっても惹かれる作品。夢うつつに輝く舞台、自らのために嘘を演じる少女…久石譲の音楽も素晴らしく芸術的で美>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.2

もう序盤から大林イズムを感じまくっていたけどやっぱり最後まで裏切らない!橙色に燃える花火を見つめる秋吉久美子がなんと美しいこと…どこか懐かしさを感じさせる独特でノスタルジックな世界感がやっぱり好き。み>>続きを読む

あ、春(1998年製作の映画)

3.5

自分の父親と名乗る迷惑ジィさんが乗り込んできた!本当に一瞬パッと見るとほのぼのホームドラマという感じ。でもどうぶつの森みたいなBGMで一旦平凡な家庭に見せてたけど問題ありありだし途中唐突にくるピリッと>>続きを読む

スケバン刑事(1987年製作の映画)

4.0

最初の方若干心配だったけどちゃんとスケールが物凄くて楽しめた。やっぱり設定がかなりはちゃめちゃだけどもう慣れた!燃え盛る炎の中、運動神経が悪かったと語るナンノがドラマの何倍もアクションを頑張っているな>>続きを読む

遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

2.9

設定とストーリーは面白いと思うけどなんだか活かしきれてない感があって個人的には微妙だった。一見スゴイことやってるけどその割にゆっくりテンポでの展開も退屈に感じたかな。本木雅弘は融通がきかない入れこんじ>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.6

80年以上前の作品だと思えないほどのクオリティにびっくり。オズと魔法使の話は知らなかったけどカラフルな世界と個性的なキャラクター、ミュージカルも楽しめた。竜巻と家が吹き荒れるシーンがかなりリアルでどう>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

昔の怖いもの見たさからあらすじはだいたい知っていたけど、もう見れそうなので見てみた。不安になる音楽と計算された画が続く映像が印象的。ところどころ挟まれる双子のシーンが目に焼きついた。登場人物の狂気が滲>>続きを読む

女人の舘(1954年製作の映画)

3.7

北原三枝が日活に移籍してはじめての作品らしい。今作で彼女はため息が出そうなほどの美貌を披露している。やっぱりスタイルも良く、ショートカットも似合っていると思った。三國連太郎は若くはつらつとした印象。こ>>続きを読む

赤い蕾と白い花(1962年製作の映画)

3.5

浜田光夫&吉永小百合の純愛コンビ、みずみずしい青春映画!今回の吉永小百合は饒舌なこと。大人扱いされたいけど、まだまだ全然コドモだもん!タイプだしヒスリティになることもある。北林谷栄演じるユーモア満載の>>続きを読む

山の音(1954年製作の映画)

3.7

原作既読済み。今作は内容がコンパクトに詰め込まれた感じだった。キャストははまり役。ダメ夫が板に着いてきた上原謙、割と庶民的な原節子は目の演技が素晴らしい。そして饒舌な中北千枝子。個人的には配役は英子演>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.2

恋愛とか全然分かんないけど、フランス人のちょっと変わった恋愛観をただぼーっと見つめるのは好き。みんながみんな他人の恋愛について口出しするし、ペラペラ喋り回って揉める~。全編を通して愛にまつわる巧な会話>>続きを読む

銀蝶渡り鳥(1972年製作の映画)

2.5

刑務所で梶芽衣子が構えてお控えなすって…というシーンはパロディで見たことあるなぁ。どんどんアクションをするのかと思ったけど、ラストにド派手にするタイプだった。ビリアードのシーンも緊迫感は少からずあるし>>続きを読む

地の群れ(1970年製作の映画)

4.5

部落、ピカドン、原爆症、在日外国人、差別がまた新たな差別を生み出し、傷つけ合い、人の身と心を滅ぼし、みんなが誰かを殺してゆく…社会問題を詰め込んだ重厚な作品に仕上がっている。よってたかって鶏を食い尽く>>続きを読む

安城家の舞踏會(1947年製作の映画)

4.1

煌びやかな華族の没落の一夜を優雅な舞踏會で飾る。太宰治の「斜陽」を連想させる。これからの運命を誰よりも静かに落ち着いて受け入れる、ごめんあそばせ…とお上品で哀愁漂う、原節子。彼女を楽しむ作品でもある。>>続きを読む

つぐみ(1990年製作の映画)

4.2

原作の巧みな情景描写が市川準監督によって活かされていた。海、川、山、西伊豆の景色にうっとりした。まりあ演じる中嶋朋子の語りが胸に沁みる。キャストも世界観に合っていて特に美しくて、ちょっぴり悪く無邪気な>>続きを読む

拳銃無頼帖 不敵に笑う男(1960年製作の映画)

3.3

拳銃無頼帖シリーズ3作目。今回、宍戸錠は大活躍。ニヒルな笑みがたまらない。新しいヒロイン、笹森礼子はどこか浅丘ルリ子の面影がある。姉妹にピッタリ。主人公の妹役、主人公を元気ににいちゃん!と呼ぶ新人枠で>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.6

とにかく暴力の連鎖。前作と同じく展開のスピードが超絶速い。お馴染みのテーマは今作は流れず。ド派手な格好でファンキーな千葉真一が暴れ回るが楽しい。いつもシニカルなイメージがある成田三樹夫、今回の役は特に>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

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スコアが付けられないタイプの作品。出演者達の役者魂に震える。予告からは全く予想が出来ない社会問題を交えながら描く物語。正直、所々の描写は趣味悪く感じるものもあったけど目を背けてはいけないと思わされる。>>続きを読む

激突!殺人拳(1974年製作の映画)

3.0

黒道着を見に纏った千葉ちゃんはちょっとダークなヒーロー。彼の自由自在な顔芸と超絶怪力なカラテ拳法が楽しめる。アクションはテンポ良いけどストーリーはシンプルな割にグダるし、日本語がカタコトな人たちばかり>>続きを読む

果しなき欲望(1958年製作の映画)

4.3

出だしから最高。モルヒネ目当てに穴を掘りまくる欲まみれの人間達。上と下の世界の出来事を同時に見られるシーンが秀逸。なかでも紅一点の渡辺美佐子の秀逸なる演技。美しく妖しく悪い!ねぇさんと呼びたくなる…そ>>続きを読む

宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

3.7

日本がスター•ウォーズに影響されて勢いで作った和製SF映画。数えるほどしかSF映画を見たことがない私にとっては割と面白かった。正直、どんなもんかと思ったけど特撮技術が凄くて闘うシーンなどもしっかり迫力>>続きを読む

帰ってきた女必殺拳(1975年製作の映画)

3.4

女必殺拳シリーズ3作目。帰ってきたが設定はまた変わっている。「おかぁちゃーん」と叫ぶ子供が出てくるからなのか2作目のエログロ要素がほぼ無くなって前よりあっさりした感じに。やっぱり紅竜の周りには不幸が多>>続きを読む