けんいちさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

けんいち

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ポセイドン(2006年製作の映画)

4.0

1972年製作の「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。

映画『タイタニック』の後半だけを描いたような趣。

違いは、氷山か大津波か。

最初に登場人物の設定を軽く紹介した後は、潔くパニック映画に
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.5

恩師とその娘に勧められ、数十年ぶりに母に会いに行く寅さんの話。

渥美清とミヤコ蝶々の口八丁な会話は、物凄い迫力で本当の親子を見ているよう。

“人生いい事ばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.0

20年ぶりの新作となる長編アニメーション映画。

・曲を挿入するタイミング、センス無さ過ぎ
・ラストバトル、淡白過ぎ

上記を除けば、まあまあという感じ。

劇場で観た時は、もう少し面白く感じたのだけ
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

ディズニーランドの人気アトラクションの実写映画化。

前置き長過ぎ。

主人公の悲しいエピソードも、イマイチ機能しておらず。

全般的に、ホラーとしてもコメディとしても中途半端でつまらない。

1万円
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.5

生物兵器の争奪戦。

例えるならば、荒唐無稽な『ミッション・インポッシブル 』。

物理を無視したアクションに、ストーリーとは無関係な歌謡・舞踊で楽しませる。

終盤、台詞による説明がクドくなり、テ
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

5.0

現代の東京・下町に生きる家族が織りなす人間模様。

社会的弱者に向けられる優しい眼差し。

幸も不幸も全ての人生を肯定しているようで、とても勇気づけられた。

沸騰したやかんのワンカットで全てを語る演
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

砂漠の街に宇宙人が到来したことから巻き起こる大騒動。

「で?」というのが鑑賞直後の感想。

ボソボソした会話と微妙なテンポにイライラさせられるが故に、トレードマークの構図とカメラワークが鼻に付く。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

落ち目の俳優とそのスタントマンの友情。

カットバックを多用する以外は、終盤まではタランティーノらしさは感じられず。

でも、何だか温かい目で60年代を見つめている感じが私は好き。

ラストの“らしさ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

集落を脱走した少女が体験する悪夢のような世界を描いたストップモーションアニメ。

話は辛うじて繋がっているが、画が“病んでいる”ため、何が何だか。

ただ、異常な世界観には、不思議と惹きつけられる何か
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五条霊戦記//GOJOE(2000年製作の映画)

5.0

「鬼を退治せよ」との啓示を受けた弁慶と、鬼の正体:源義経の話。

異色のキャストが作り出す重厚な世界観に、スタイリッシュな殺陣。

両者の“情念”が激突する五条大橋でのクライマックスは激アツ!

ラス
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爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

3.5

近未来の街を舞台にしたロック少年たちの抗争。

正直ストーリーが掴みにくく、途中から思考停止(笑)

ラスト30分は乱闘と爆発のオンパレードで最高!

惜しむらくは、暗がりで何をしているのかよく分から
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DEAD END RUN(2003年製作の映画)

3.5

それぞれ“逃げる男”が登場する3つの短編オムニバス。

ストーリーは、ほぼ無し。

俳優の演技で想像させるように腐心しているものと解釈。

正直よく分からなかったが、映像はどれも印象に残るものばかりだ
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ELECTRIC DRAGON 80000V(2000年製作の映画)

4.0

都会の闇に潜むダークヒーローの戦いを描いた話。

電気を操る謎の男達という説明以外は、殆どセリフも無く、映像と音楽で激しく魅せる。

モノクロ映像が、時代も国籍も超越した不思議な世界観を演出。

「テ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

巨大な人食いザメとの戦いを描いた話。

バカでかいサメが出るわけでも、空飛ぶサメが出るわけでもないが、市民とサメとの戦いが今見ると寧ろ“リアル”に感じられる。

サメの姿を見せずに、いつ襲われるかもし
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.5

広島県尾道で昔ながらの豆腐屋を営む職人気質の父と頑固な娘の話。

ベタと言えばベタ。

しかし、皆何かを抱えながら何事も無いかのように日常を送っている、その様と心の機微を丁寧に描いている点に好感。
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春に散る(2023年製作の映画)

4.5

ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。

まるでボクサーの体のように無駄な要素を極力排した脚本・演出。

各々がそれぞれの立場で人生に向き合う様を、真摯に描いている点に好感。

「不
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映画 けいおん!(2011年製作の映画)

4.0

人気TVアニメーションの劇場版。

予備知識ほぼゼロで鑑賞。

正直、萌え要素にはピンと来ず(TVシリーズを見ていたら、また違うかも)。

劇中歌は、どれも魅力的に思えた。

そして、大学の卒業式をサ
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.5

シリーズ第2弾は、サメもステイサムもパワーアップ。

前半は海洋アドベンチャー、後半はパニックアクション。

終盤は良い意味で“お祭り状態”で、何の話だったかどうでもよくなるレベル(笑)

内容の有無
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.0

太古の巨大ザメ「メガロドン」に襲われる人々のサバイバルを描く。

劇場で観たつもりでいたが、初鑑賞だったらしい(笑)

元高飛び込みの選手だけあって、ステイサムの身のこなしが素晴らしい。

終盤のサメ
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TAXi(4)(2007年製作の映画)

3.5

シリーズ第4弾は、ヨーロッパ全土から指名手配されている凶悪犯との戦い…なのだけど、本題に入るまでが長過ぎ。

冒頭こそ面白いけれど、あとはギャグ滑りまくりで、タクシーの出番は殆ど無しといった具合。
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バービー(2023年製作の映画)

4.5

人間界に足を踏み入れた“バービー”の話。

楽しめたが思っていた映画とは大分違った、というのが率直な感想。

内容やメッセージ云々の前に、クセが強すぎ。

WBの名作にオマージュを捧げつつ、観客を置い
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.5

素潜りで深度を競うフリーダイビングにかける男達の物語。

この季節にピッタリの作品!

ハリウッドとは一線を画した演出に好感。

海の青さや恐ろしさ以上に、この時代の明るさ・美しさが切り取られているこ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.5

水不足に苦しんでいる砂漠の世界で、“幻の泉”を探す旅に出る悪魔たちの話。

分かり易いストーリー、魅力的なキャラクター、派手なアクション、意外な展開。

そして何より、優しい世界観。

作画も含めて、
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.5

体内で新たな臓器が生み出される病気を抱えたアーティストと、そのパートナーの話。

芸術や医学の境界の更新を試みているよう。

クローネンバーグ作品としては、かなり分かりやすい部類に入ると思う。

グロ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.5

不思議な力に目覚めた子供達の話。

例えるならば、『X-MEN』の前日談。

説明はほぼ無しで、子供達の演技とちょっとしたエフェクトだけで魅せる点は秀逸。

但し、子供の残酷な一面を強調したような内容
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ブギーマン(2023年製作の映画)

4.5

得体の知れない何かに狙われる家族を描いたサスペンスホラー。

シンプルな設定ながら、カメラワークや照明を巧みに利用した、初期M・ナイト・シャマランを彷彿とさせる演出で、観客の恐怖を煽る。

スティーブ
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ストリートファイター II MOVIES STREET FIGHTER!!(1994年製作の映画)

3.5

世界征服を企む犯罪組織と戦う、リュウらストリートファイターたちの姿を描く長編アニメ。

ゲームのイメージを損なうことなく、各キャラクターに見せ場を与え、卒なく纏めている。

アクションもDB的ではなく
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.5

大雪のため閉ざされたロッジで繰り広げられる密室ミステリー。

前半は同じような内容と言い回しの会話が繰り返されるので、やや退屈。

後半に入り人物関係が明らかになってくると、タランティーノらしさ全開。
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

黒人奴隷が元歯科医の賞金稼ぎと手を組み、彼の妻を奪還する話。

ストーリー展開と共に逞しくなっていくフォックス。
軽妙洒脱なワルツ。
ここぞとばかりにガチギレするディカプリオ。

「ここで終わりか?」
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ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

4.0

第二次大戦下におけるエーゲ海域でのイギリス軍とドイツ軍の戦いを描いた戦争映画。

難攻不落の要塞の砲台を破壊しに行くというシンプルな設定が好印象。

上陸、潜入、裏切り、爆破などの見せ場をスリリングに
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大脱走(1963年製作の映画)

3.5

第2次大戦末期、ドイツにある絶対に脱走不可能といわれた捕虜収容所における脱出劇。

現代の感覚で観ると、正直前半は冗長。

インターミッションを挟んだ後半の脱走劇から、俄然盛り上がる。

厳しい現実を
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

5.0

タランティーノ監督を追ったドキュメンタリー。

関係者のインタビューと作品の映像で構成(本人はインタビューに登場せず)。

正直、語られるエピソードに真新しさは感じられなかったが、監督作品同様ずっと誰
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

4.5

シリーズ第5弾は、トランスフォーマーの起源であり創造主との戦い。

どうでもいい会話と圧倒的なビジュアルで、『アルマゲドン』『アビス』『ID4』などを組み合わせたような話を強引に進めていく。

旧シリ
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スピルバーグ!(2017年製作の映画)

5.0

ハリウッドを代表する映画監督スティーブン・スピルバーグの映画人生に迫ったドキュメンタリー。

多彩な作品群とそれに関わった人々のインタビューは、ただただ面白い。

本人による作品解説、特に『ミュンヘン
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.0

シリーズ最新作は、あらゆる星を食べ尽くす惑星サイズの敵との戦い。

ストーリーもアクションも卒なく纏まっているが、いつもの『トランスフォーマー』感が感じられない。

中身スッカスカでも良いから、マイケ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

シリーズ第3弾は、秦と隣国・趙の軍隊の戦い。

・アクションがアッサリ
・セリフによる説明過多
・あからさまな「続く…」

上記を除けば、概ね楽しめた。

もう少し上映時間を長くして、個々のエピソード
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