imaponさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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愛欲の日々 エクスタシー(1984年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

静かで落ち着いた作風は下元史朗がカッコいい。
互いに呼ばれぬ悲しい葬儀帰りに出会った男女。名も知らぬ行きずりの一夜限りのはずが、横浜から甲斐小泉、さらにまた横浜に戻る逃避行。仕舞には発熱した女を看病ま
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性愛占星術 SEX味くらべ(1978年製作の映画)

3.5

曽根中生×山本晋也のケミストリー。
脚本がまとまらない脚本家とドケチなプロデューサー、遊んでばかりの監督の3バカ水上温泉合宿。
脚本家の新書本パクリ妄想シーンは早回しで声まで加工され漫画チック。
どユ
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女教師 汚れた噂(1979年製作の映画)

3.8

オープニング良い。ラブホ街から一室、宮井えりなが裸で横たわるベッドちょい乳首。行きずりの男が3万円よこす。早朝のセンター街、死刑台ぽいトランペットジャズ、バス停で先程の3万で別の男を買う。
奇妙な作品
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団鬼六 蛇の穴(1983年製作の映画)

3.8

感じることを拒み、夫の体液を速攻洗い流す黒髪夫人。ついにその理由を明かす吊橋効果の極みが素晴らしい。
「嫉妬深い淫乱女」マザコンのお坊ちゃんを亡き母の後、女を教えてきたメイドによる最後の羞恥プレイ。
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.4

血の問題を克服するのは大変。気付く事は第一歩、さらにはそれを血のせいにせず自分の事として責任を持つ。一人じゃ難しい、良い出会いは欠かせない。

前半の隠れビッチの空しさがコメディタッチで楽しい。

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蜜のしたたり(1973年製作の映画)

-

不覚!
絵の綺麗な加藤彰の瑞典成人なのにほとんどの時間を深睡。白鳥のとこだけでも傑作に違いないと容易に想像。
今特集の最終上映だったのに。
リベンジの機会は60周年まで待たねば無いだろうか?

制服肉奴隷(1985年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

暗い目をした変態でメルヘン妄想娘。
ブラックシンデレラ覚醒の瞬間カタルシス。
苛めっ子に体育館倉庫に繋がれ放置されてる間にレズ感情を持つ先生と腋臭教師の痴態を見てしまう。「先生なんて汚い!」憧れ先生の
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淫獣の宿(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

中島丈博脚本、西村昭五郎監督の和製洋ピン・スウェーデンポルノは金髪ポルノ云々より何より、そこはかとなく湧き出るユーモアが癖になる変な映画。
国内で日本人キャストでも十分成立すると思うけどスウェーデン人
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セックス・ライダー 濡れたハイウェイ(1971年製作の映画)

3.9

流石に新スターとクレジットされるだけの事はある田中真理を堪能できるデビュー作。
強いられる牧師との結婚前夜の憂鬱。学生時代からの愛人とラブホでハッパ決めセックス。白のミニワンピとスカーフが可愛い。
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未亡人下宿 初のり(1978年製作の映画)

2.5

これ自分のロマポ初体験作品。正月3本立てのうちの1本でこいつが最初だった。既に未亡人下宿シリーズは話題だったが少し頭に来た。そりゃそうだ。青少年がさんざん憧れ、明確な目的の下ドキドキしながら入った初め>>続きを読む

ベッド・パートナー(1988年製作の映画)

3.6

高校出てから真面目に働き今や総務で小宮女史と呼ばれる係長。定期的にホテルで男娼を買うが所謂素人童貞ならぬ素人処女。遊び人の営業部・由美子に憧憬もあるが嫉妬もあり。
由美子に成り済まして由美子の彼氏の後
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愛の妖精 アニーベル(1975年製作の映画)

3.5

ロッシーニの「泥坊かささぎ」の使い方において「時計じかけのオレンジ」と双璧。
両親を亡くした少女アニーが親代りのマイケルと香港に。着いたホテルでマイケルの持ってる赤いトランジスタから流れる。

銀髪ベ
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バックが大好き(1981年製作の映画)

3.4

終始明るいコメディポルノ
飛行機から降り立つ朝比奈順子のパンチラパンモロから始まる。
チン拓100枚集める目標。
長時間セックスのギネス挑戦。
お友達の早川由美は剃毛アナル責めがトラウマでレズに。目に
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.8

クイーンの伝記映画も観たい観たいと思いながら結局スルーしてしまい未だに観てない私ですからこれもどうかなと心配しとりました。アレサなら伝記ドラマより本物が歌ってるフィルムの方が観たいと、先に「アメイジン>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.2

ブラックソウルパワーはやはり70年代が無敵だな。アレサは勿論の事、クリーブランド師の名司会。着座ままのゴスペル聖歌隊、そして教会に集った聴衆、いい顔、いい髪型、いいファッション。
エラおばさんじゃない
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早春(1956年製作の映画)

3.8

これからもたまに小津時間に浸るのいいなと思った。
不倫の過ちを中心にサラリーマンの悲哀。

人々の繋りや距離感も古き良き。
淡島千景推しにも堪らぬ。ブラウスに団扇使いの気品カッコいい。
不倫された本妻
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.4

押井守に特に思い入れ無いし、これはマンガもアニメも見たことない。ラムだっちゃさんのキャラぐらいしか知らない。
満席ですよ。このレジェンドぶり。

公開から37年の現在観ると、ストーリーやら構図やら見せ
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

またしても綿矢りさか!

美雪の手紙モノローグで始まるその手紙の青い文学性にドン引きでどうなる事か心配したけどラストもう一度その手紙に戻った時には素直に終われた。手紙の先まで読んだってのもあるけど。
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ヨーロッパ一九五一年(1952年製作の映画)

3.7

バーグマンの到達する至上の愛、聖なる愛。実際に聖職に就くものは俗で理解の外なのか恐怖すら憶えてしまう。至上の愛の源は自己嫌悪。

冒頭ストの中自家用車で帰ってホームパーティーと愛息の間でのバーグマンの
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天使(1937年製作の映画)

3.8

スリリングな三角関係。会話とカメラの狙いどころ、扉使いといちいち洗練されてる。
「男は理由を求めて恋を失うのよ」とか「時間通りに来る女はクソよ」(うろ覚えだけど)とか神字幕も凄い。
タクシー運転手、花
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ここではないどこかへ わたしが犯した罪と罰(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

R18「密着指導 教えてあげる」の方で。
城定秀夫監督の下で助監督していた小南敏也初監督作品。監督、助監督の関係ってやはり師弟関係。古川いおりの先生キャラは悲しき玩具の流れを引くハマりキャラで眼鏡をは
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ベロマリカ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

結婚3年目、夫がオマーンに単身赴任で寂しい人妻(きみと歩実)が謎の生命体ベロ(byはきだめ造型)にだばだは杉の如く淫夢・妄想・自慰まみれになるという面白いシチュエーション。
一人っ子のはずなのに妹が訪
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胸騒ぎがする! ~ヒールズ爆誕~(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

塩出監督のピンク2作目。前作よりもキャラの楽しい3人組がコント仕立てで進行しながらいくつかの事件、お悩みを解決していくパターンに満足度が高かった。

またしてもきみと歩実のハマりキャラがまさに爆誕!
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新橋探偵物語 駅前サウナの怪人編(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

R15で見た前作。続編が作られたらR18で見たいと思ってたが結局またR15。それはどうでも良いか。
なんとスピンオフでリトル・チャイナ・ガールなな(きみと歩実)が主演。より神楽を研究して寄せるかと思わ
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ストロンボリ/神の土地(1949年製作の映画)

3.3

イングリット・バーグマンとロベルト・ロセリーニの訳あり一本で期待したんだがなぁ。
鉄条網越しプロポーズで結婚したものの…。イングリット・バーグマンのこんなはずじゃ無かった大冒険。
島に着くなり、もう無
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凱旋門(1948年製作の映画)

3.2

第二次世界大戦勃発直前のパリ、亡命者。時代に翻弄される男女というかなり興味深い背景を持ちながら肝心の時代感があまり感じられず単なるメロドラマっぽい。
バーグマンのマドゥも面倒な女に思えて来たので、途中
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.6

コロナ禍を経ても一向に投票率が低いのは沢山の要因が考えられるがジャーナリズムの劣化もその一つ。本作でルーマニアを見る限りそこんところは日本よりまともそうだと思ったが追及してるのはスポーツ紙ではないか。>>続きを読む

本番 ほんばん(1977年製作の映画)

3.7

P女優の中でもお顔の好みというと山口美也子。山口美也子のデビュー作がこの「本番」とは知らなかった。ロマンXの「ザ・本番」シリーズと誤認して危うくスルーのところだった(^_^;)

藤本義一の波乱万丈昭
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.7

鑑賞は2020年10月
小選挙区当選おめでとうございます。
ああ、知識が増えるほどイライラ思っているよ。
「なぜ君は立憲民主党代表になれないのか」

志が高いのに今の政治システムでは国を導く位置に付け
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

ギャル二人組アルバイターの本業は殺し屋。
コミュ障キャラってやっぱり刺さるんだよな、どーしても。自分は凡人だからあそこまで酷くなくてなんとかなってるかもだけど本当はあそこまで徹底したかったな。伊澤彩織
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.4

にょきにょきにょきのばさぁ
しゅわしゅわしゅわ
きのこの可能性と魅力を紹介するドキュメンタリーとしてはタイムラプスが視覚的に優秀。
しゅわしゅわしゅわ
は菌類の分解力で感じた擬音よ。ネズミの死骸のとこ
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富美子の足(2018年製作の映画)

3.6

谷崎原作は富美子の容貌肢体、浮世絵のポーズを文章で微細に描写するところが変態的で醍醐味なので視覚一発で片山萌美のスタイル出ちゃう映像向きではない。そこはインスパイアされたストーリーと当然の所片山萌美勝>>続きを読む

スター毒殺事件(1958年製作の映画)

3.3

万里昌代との青春イチャイチャが可愛い天知茂の振られっぷり!
恋人でソフィア・ローレン似の万里昌代を映画の世界に紹介して自分同様スターにしようとするが、ドンファンのスター江見俊太郎に奪われてしまう。
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勝利者の復讐(1958年製作の映画)

2.9

金庫破り職人の細川俊夫は2年の服役を終え美しい妻・小畑絹子と可愛い娘と更生し再出発をしようとするが世間は前科者に冷たく、昔の仲間に騙され再び悪の道へ。根は良い人なだけに一卵性双生児で2役の天知茂の極悪>>続きを読む

ときめきに死す(1984年製作の映画)

3.5

昔テレビで観た時にすごく良くていつかまた観たいと思ってたやつ。久々待望の鑑賞は劇場で。
あれ、そーでもないか?過大評価?
もっとも3人の食事シーンで遠景で格闘してる人物の事くらいしか憶えてないんだから
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.3

7月30日公開もご本人が退く事になって、一気に旬を逃した感じがあるけど、まだ終ってない。まあ、ご本人はコロナ対策に全力を尽くすため総裁選に出馬せず卒業旅行に出ていますけど。多分、悪気は無いんだろう。政>>続きを読む