snさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

丁寧な映画としては一定の評価を得るだろうが、とりわけ誰かに感情移入できたわけではなく、満足度としては上振れなかった。

カラダ探し(2022年製作の映画)

3.3

アクションエンタメホラーながらロジックとある程度補強されていた。音楽のつけ方が特徴的。

花腐し(2023年製作の映画)

4.3

キャラクターといい昭和臭が強すぎる部分はあるが、やりたいことが伝わってくる映画というか、良いなと思えるシーンが多かった。

正欲(2023年製作の映画)

4.0

良い作品、もしくは良い原作であることは感じられたが、エンタメとしての爆発力を生むには難しい構成であった。

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

5.0

"ウラシマトンネル"以外の設定は奇を衒うこともなく、的確な映画的構成と丁寧な物語の紡ぎかた、そしてラストへの爆発力はお見事。しかも90分切ってくるとは。新海誠作品のようなセカイ系好きには堪らない傑作。>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.9

監督がジェームズ・ワンから交代したこともあり、演出の方向性が『スパイダーマーン』と『アメイジング・スパイダーマン』くらい違う。後者も好きな自分にとって、サイコアクション風のミッドの盛り上がりが最高であ>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.7

ホラー映画というのものは現象が起きている側にスポットライトが当たると思っていたが、超常現象を肴に除霊する夫婦のドラマを愉しむ、というやり方もあるのだなと勉強になった。

死霊館(2013年製作の映画)

3.5

最近みたホーンテッドマンションと構造的に近いためかワクワク感も少なく、ラストの急な設定にもうまく乗れなかった。

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.8

ティムバートンならではの画力、ジョニーデップの醸し出す雰囲気が、新鮮な色を映し出していて、ホラーが苦手でもつい見惚れるシーンがあった。

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

4.0

手弁当感強い演出が逆に微笑ましく、丁寧なドラマで物語を繋ぐ、アクションや画力に頼りすぎない構成も好き。

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

-

難しい説明をうまく省いている、ように感じる。ミステリー軸のテンポは良いが、見せ場と想定していた部分(宇田家の政治問題等)はもう一歩深みを出せたのかも。

キリエのうた(2023年製作の映画)

5.0

キャッチーな設定の裏側に隠された背景あるいは企画の眼差し、チャレンジングな主演のキャスティングとある種MV的な映画の在り方、商業映画とは言い難い上映時間や構成...等々、本作の特色を挙げるとキリがない>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

コメディ満載でなおかつ見せかたが上手。サッカーシーンは少なめでも見応えあった。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.2

キャラクターの感情起伏がやや唐突ではあるものもどこか惹かれる構成。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.2

流れるような40分間のなかで、ベネディクト・カンバーバッジとウェス・アンダーソンのコラボレーションがジャブのように効いてくる面白い作品。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

良作の雰囲気は感じたのに...という印象。カメラワーク、グレーディング、キャスティング、クリエイティブが良くても、主人公のキャラは全く響かない。

どこかで"女性版『ドライブマイカー』"のような見出し
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

久々に往年のディズニーを感じる映画、独特な味わいが楽しい。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.3

あの1作目を経て、この2作目を創った製作陣の勇気がすごい。ここ最近観た映画のなかで1番吹っ切れていて楽しかった。

アクションもスパイ要素も海獣対決もなんでもあり、小ネタ含めて少しでも観客を楽しませよ
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.6

大根さん色が強いのは個人的に嬉しいが、メインターゲットにはミスマッチが過ぎる。飽きさせない工夫が足りないと言うか、前半はどの子供もほとんど笑えていなかった。

バービー(2023年製作の映画)

4.1

よくこの題材で創ったなとは思うしメタ的なものを含めセリフは面白いがイマイチ乗り切れなかった。

エブエブのような傑作になるほどテーマを煮詰めれていなかったし、20代からすると全体的な"ダサさ"が度を越
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

-

誰を主人公にするか、フォーカスを絞ってストーリーを組み立てるのが定石だが、この作品では全員主役と言っていいほど、それぞれの芝居に魅力がある。台詞と演者がしっかりと噛み合い、ワンシーンワンシーンがクライ>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

4.2

町おこしというお題目と群像劇的な良質な脚本が非常に巧く噛み合っている。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.6

ただただ石神が報われない。もう少し救いを作れなかったのか。

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

4.5

なんで観てなかったんだろ、文句無しに面白いし脚本がとてもいい仕事してる。

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.0

詰めが甘い部分もあるが、GENERATIONSの楽曲も効いててかなり良かった!

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.6

ディズニーにしてはベタな始まりだと思ったが、そこに並ならぬこだわりと工夫があって、次第に涙する観客が増えていったのが印象的だった。

少し手を広げすぎたか、回収できてない話もちらほら。ぜひ続編を。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

5.0

本作はA24だから良作だろう、という域を超え、今の日本映画界からは決して生まれ得ない、実に映画的な脚本と映像の質量が紡いだ傑作だった。

あるショッキングな出来事に対して、当事者達が示す嘘みたいな静寂
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.8

ベタな展開の積み重ねがこれほど面白いとは。本作のテーマをエンタメに振り切ることは本来悪手なのだろうが、足りない要素は小技を駆使してでも乗り切ろうと努力した演出の勝利。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.6

技術的には凄いのだろうが、何を目指した実写化だったのか最後まで掴めず、アラジンとは似て非なるものだと感じた。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

セルフオマージュが過ぎるため、実にジブリらしい作品になったことは間違いない。が、そのしわ寄せでストーリー的には観客を置いてけぼりにしていた印象。

ただそれは脚本上の話であり、宮崎駿の画力をもって捻じ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

初めてこの作品に触れてから7年余り。何度か見返し、原作も読んだが、本作にはまた別の意味合いを感じた。

"(さらにいくつもの)"は群像劇スタイルが強められたことにより当時を生きた人々の感情がより押し測
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家族(1970年製作の映画)

4.2

起こる事象があまりに悲しすぎるがその反面、活力が溢れ出ている映画であるという不思議な名作。倍賞さんがお美しい。民子3部作観なくて。

ハリーとトント(1974年製作の映画)

3.8

ソフトストーリーに近いが、トントに制約されるハリーの姿は見ていて可愛かった。