シーンの繋がりが歪であったり、時飛ばしが頻繁に行われ、まるで悪夢を見ているような感覚にさせられる。撮影監督は藤井組でお馴染みの今村さん。好きではないが、映画らしい映画。
ストーリーも絵もカメラワークも全てが上手。この人のオリジナルがもっと見たい!
幼少期はどこか可愛らしいなと思っていたが、見返すとかなり怖い作品でびっくり。
岡山が舞台とはいえ殆ど広島弁に近いような、皆さんお上手。向島も素敵。
台本に書いてあるとは思えない程つらつらと出てくる寅さんのセリフがすごい。吉永さんお若い。
効果的な脚色もせず、ロードムービーなのか群像劇なのかよくわからない展開に。『僕のワンダフルライフ』のように、がっつりハウのモノローグをつける方がマシだったかも。しかしハウの演技は凄い、ドッグトレーナー>>続きを読む
冒頭〜タイトルが出てくるまでの緊迫感とは裏腹に、前半戦は殆ど動きがないというのが面白い。現代の脚本の作り方とはかなり異なるが、宿屋2階から対象の家を映し出すカットは実に斬新。撮影方法が気になる。
内容はとても面白かったが、欲を言えば映画としては少し退屈。展開が透けて見えてしまうのは脚色や演出の問題か。
当人のことは全く知らずとも、業界の第一人者なら誰しもが体感しているであろう重圧がヒシヒシと伝わってきて面白かった。
脚本家に惹かれて鑑賞したものも、前半はそつがなく丁寧なつくりだな程度の印象。しかし後半にかけて、本作が目指した高尚さが一気に露見する。
既視感のあるストーリーラインだが、本作は3人の視点で展開される群>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Adoの歌唱とアクション演出でもう優勝。楽曲クリエイターセレクトがとても秀逸で特にVaundyや Mrs.とのコラボがバチバチにハマってる。実は脚本的に埋まりきっていない部分があると感じるのだが、それ>>続きを読む
ある種のミステリーであるが故に観客は壮大な種明かしを望むもの。そういう意味ではかなり肩透かしな内容であった。
とはいえ役者の演技には力が入っており、脚本・キャスティング・Uruの劇中歌まで高いレベルで>>続きを読む
90分ワンカットとレントランという設定に惹かれて鑑賞。確かに見どころ満載なのだが、キャラクターが類型的なのはやや残念。時間経過と共にそれぞれの背景が詳らかになる点は『オン・ザ・ハイウェイ』と似ている。>>続きを読む
ホラーのわりに母親としてのストーリーがちゃんと感じられ良かった。POVならではの工夫も感じられる。
冒頭の立ち上げとテンポが神がかってる。お楽しみの第二幕、急転直下の第三幕、ラストのちょっとした伏線も見事だが、なにより主人公のフリックが魅力に溢れていて素晴らしい。
映像クオリティは流石だが、ストーリーは邦画レベルというか中々に退屈。134分はとても長く感じられ、配信で観ていたら合戦以外はほぼスキップしていたと思う。
正直なにが突出している作品なのかわからなかった。演出面では流石だなと思うシーンがあった一方で、ストーリーは名作の組み合わせでしかないような気がした。万引き家族のような意外性を求めすぎていたのか...。>>続きを読む
お口直しに観たらとんだ傑作。笑いありアクションありで、最後はほんのり泣ける。実は高度に練られたエンタメ作品。クレジットのストーリークリエイターには8人くらいのお名前が記載されていた。
前半から突っ込みどころ満載、ギャグとシリアスの差も激しく別の意味でハラハラさせられるが、ティーン層にはこれくらいのテンション感が合っているのかもと思わされるくらい、劇場の反応は悪くなかった。
くだらなさを全力で作りにいってる感じが好き。画も豪華、随所に散りばめられたギャグも絶妙で、まさに最高のポップコーンムービー。
これぞドキュメンタリー。終盤に「Take Me To Church」の実録映像があったのも高評価の大きな要素で、『花とアリス』を観た時のような感動があった。
70年代ハリウッド近郊、これが示す時代性を理解しきれなかったが、友達以上恋人未満のストーリーラインに歳の差設定がジャブのようにじわじわと効き、アメリカ映画らしいコメディタッチがうまくハマっていた印象。>>続きを読む
映像にはかなり力が入っていた(4DXで観ればよかったと思った)がストーリーには少々気怠さを感じた。