サカナさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

男たちが好き放題やってる裏組織で女たちが全面戦争に出るシスターフッド映画。
バイオレンスとネオン強め色彩やオフビートな笑いから来るキャッチーさが違和感なく混じってて良い。
アクションとか武器はタランテ
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.5

ヒーローとは何かを悩み理解する物語だからこそ『スパイダーマン2』にもなり得たのに悲しいかな中盤ダレる。特に人間パートがたるい。もういっそジム・キャリーパート以外を削って90分ぐらいにしてくれ。ただカタ>>続きを読む

スポンティニアス(2020年製作の映画)

3.7

人生は理不尽だ…いつ死ぬかなんて誰にも分からない。だから未来を待つのではなく「今」を全力で生きるんだ中指を立てながら。
テーマ自体はよくあるやつだけど、理不尽さが理由なき爆死というのは中々新鮮。景気良
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.7

想像以上にアホホラーやった。
デタラメアクションも威力全振りのショットガンもなんかクセになる。ラスボス戦が1番盛り上がりに欠けるのも笑う。
こういうポップコーンムービーは偏愛するべきですね。いいお父さ
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さがす(2022年製作の映画)

3.7

繋がりの話。
楓や智にとってのピンポン玉、山内にとってのプレモルやホームランバーといった繋がりや絆に関するメタファーだらけ。
新世界というアングラ感含めて深い事考えなくてもクライムサスペンスとして観れ
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.6

はめた男ではない。どちらかと言えば利用された男。
乱雑ではあるけどハイスピードで事件の一部始終を語っていくのは好印象。それにトム・クルーズはこういう役合ってるよね。
あとセスナ無重力SEXはよくわから
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

お線香逆差しは絶対あかんて…
久しぶりにモキュメンタリーホラーで痺れた。2時間越えかぁとか思ってたけど終盤に向けての勢いがヤバすぎて観入った(前半は正直たるい)。
全体的に容赦ないし絶望感しかない。締
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.5

燃えよミニオン。
ちょー可愛い。マジで癒された。日々のストレスがぶっ飛ぶ。映画館が笑いで包まれてて、多幸感が溢れる優しい空間だった。
これで尺が90分なのも満足感が高いから星おまけ。

ザ・リング(2002年製作の映画)

3.2

意外と丁寧なリメイクやった。大まかなストーリーラインも同じだしね。
ただ貞子自体の設定が変わるのは仕方ないとしても、テレビから出てくるとこの演出はオリジナル準拠でも良かったかな。

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.8

設定はラブコメど真ん中なのに終始不穏でいい。登場人物が基本キモいのもいい。劇伴もめちゃくちゃいい。あと見たことない幾何学的な団地もいい。
限りなく2次元に近い世界観で2時間画面に釘付けになったわ。2.
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.5

クズ男が男女の立場が入れ替わったパラレルワールドに行くやつ。
まぁどっちの世界も偏りすぎてるのは事実やわな。それと改めて現実世界も異様なんだぞと伝えるラストは良い。
でもテーマの根幹部分が揺るぎないか
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パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.3

起はかなり興味惹かれるけど、そっからは凄まじく凡庸。でもシリーズで1番面白い。
あとチョコバーへの執着も凄まじい。

ディセント(2005年製作の映画)

3.5

地底人出現までが長いし退屈。
その上、洞窟の空間自体が掴みづらいのでどういう動きをしてるのか分からんのも勿体無い。
でも地底人が出現してからは、女同士で揉め続けてて面白い。この映画は地底人出現で追い込
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デンジャラス・ミッション(2016年製作の映画)

3.4

ストーリーに関しては展開に波がないから途中で飽きる。それにカタルシスも足りない。
ただ止まることなく殴り続ける肉弾戦はやっぱり魅力的。たまにある安っぽさも未体験ゾーンらしくて悪くないんですわこれが。

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.3

終盤へ進むたびに息切れしていく。
退屈はしないがそういう方向に進めるんだぁってなった。この監督らしいっちゃらしいけどね。
夢オチというものに対しての肯定はしっくりきたので星おまけ。それだけ。

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.3

現代ロマコメの特異点。
これからのロマコメはこれを雛型にしようってぐらい理想形のロマコメ。
下ネタのバランスも緩すぎずキツすぎずで邪魔にはなってなくて良かったと思うよ。
それでもって風刺性を持った切り
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.9

せっかく前作であれだけ風呂敷を広げたのに、結局こじんまりした範囲でテンプレのようなパニック映画してて…なんかねぇ…
共存とかのテーマを匂わせてた割には恐竜の使い方がパニックを起こす一因なだけで、そのテ
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ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.9

作りが丁寧すぎる勧善懲悪。シュワ復帰作として申し分ない。
シュワだからこそ納得させられる設定やストーリーなのも良い。違和感なんてものはこの世界に存在しない。
そんなシュワゴリ押しのストーリーなのに周り
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フラガール(2006年製作の映画)

3.6

色の使い方がいい。
街の寒色とフラ衣装の暖色からうまれるコントラストがいい。
話もベタではあるがカタルシス盛り盛りで非常に楽しめる。

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

愛はとても尊く美しいものだ。
チャンベールは流石の役作り。ワイティティらしい選曲も良い。元カノとか元ハンマーとかそれなりにドロ沼な感じの恋愛劇も悪くない。
でも『バトルロイヤル』を観た時みたいな衝撃は
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X エックス(2022年製作の映画)

3.4

史上最高年齢の殺人鬼という設定からくる老いの恐怖や若さへの羨望というテーマは純粋に巧い。70年代ホラーの雰囲気も心地よい。
ただ残酷描写はほぼ全て予想通りになるので期待に対する裏切りはない。数回あるモ
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恋は光(2022年製作の映画)

4.5

「恋とは、誰しもが語れるが誰しもが正しくは語れないものである」
流行りのリアル故にダラシない恋愛映画が飽和気味になっていたところに表れた王道すぎて眩しい恋愛映画。
ファーストカットから心を掴まれ、会話
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

肝心のバズが1番キャラ薄。
ストーリー自体は悪くないんだけど、これを観てバズのおもちゃが欲しいとはならんだろ。
他のキャラの方が印象的だし、他のキャラのおもちゃの方が人気ありそう。ただキャラは多すぎ。
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.3

少年少女たちの純粋すぎる真っ直ぐな姿に胸熱くなるジュブナイルホラー。
散りばめられていた全てのピースが揃い、怒涛のテンションで終結するラストは不覚にも目頭が熱くなる。
正真正銘の友情/努力/勝利。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.6

純度の高すぎる長い長い遠回り。止まるんじゃねーぞ。
劇伴とかルックは最高だし、登場人物たちをここまで生き生きと撮るのは感服する。
ただノスタルジーゴリ押しのお伽噺としては、タランティーノとかの方が巧い
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.3

前2作と比べるとねぇ…
サスペンス寄りの作風とかは良いと思うんだけど…この監督は演出が微妙なんすよねぇ。(ただ『ラ・ヨローナ』の時よりはマシになってる)
とりあえず主役2人の演技で保ってる感じ。

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.5

タイトルに偽りなし。
男たちが徹底してgmなのでモヤっと感のないリベンジ映画になってる。
痛々しいシーンをとりあえずクローズアップする感じは安いけど、程よくシュールかつスリルを味わえる良作。
血の量は
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

人間を描かせたら吉田圭輔の右に出るものはいないなと再認識させられた。
全然寓話じゃない血の通った地獄。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

癒えない心の傷を負った者たちのリベンジアクション。
と思いきや観続けてるとまさかの家族ドラマで最初と最後で趣きが異なる。
「全ての出来事は偶然なのか、それとも必然なのか」という事象への言及も興味深い。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.9

初代へのリスペクトは感じる。
ただリスペクトをしようとし過ぎて、野心を全く感じない無味無臭の映画になってる。行動に対しての登場人物たちの心情もよくわからん。
前半とか退屈すぎてね…後半はそれっぽくなっ
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.4

トムホの火炎放射と飛行機からの落下パルクールみたいなやつは良かったけど、それ以外は特に印象に残らない。
面白くないってわけじゃないけどワクワクはしない。

クライモリ(2021年製作の映画)

3.2

オリジナルから話が変わりすぎてて想定できるリメイクではない。なんか『グリーン・インフェルノ』みたいな雰囲気。
なので『クライモリ』として観ると流石に何だこれってなってなる。
でも新作ホラー映画として観
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アイドル・ハンズ(1999年製作の映画)

3.6

悪魔の憑依した右手が勝手に人殺しをするやつ。
お手本のようなティーンホラーで好印象。ゴア描写は割と景気良くいくが、コメディ色も強いので観やすい。
右手が攻撃力を上げるために鉛筆削りで爪を尖らせるところ
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アラクノフォビア(1990年製作の映画)

2.8

ラスト20分ぐらいだけパニック。
アラクノフォビア(蜘蛛恐怖症)という設定自体は悪くないのに全てが中途半端。焦らしも下手くそなので恐怖感もない。その上パニック感やコメディ感も薄い。
『スパイダーパニッ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

この映画は『バクマン。』であり『ハッピーフライト』なのだ。
上質な集団連携の活劇。東映が作ったというところにも意味を感じ取れる。
アニメ制作という題材ではあるが、目標や仕事における妥協・苦悩・軋轢など
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