サカナさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.5

Z世代でクローズドサークルをしたら。Z世代への皮肉混じりなアプローチに見せかけた人間論。
マジでクソほど、どうでもいいことで揉めに揉めて悪い方向へしか進まないの笑うわ。オチの呆気なさ含めウケる。
テン
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

面白いけど、ネタ切れ感凄い。
新キャラ投入祭りなのもなぁ…(キャラクター自体は悪くない)。
東出の扱いはプライベートへのお仕置き感はあったかな。やり過ぎぐらいでも良いんじゃねとも思ったけどメタすぎても
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

クソほどカオスなんだけど、テーマ自体はシンプルで分かりやすい。テーマがシンプルなおかげでカオスさを許容できる感じ。
2時間尺で違和感なくマルチバース映画をやり切ってるのは凄い。
コメディセンスは割とナ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.9

青すぎて凄かった。
基本的にデートも買い物も遊びも皆んなイオンだし。バレンタインとホワイトデーとかも最高か。
その一方で中学生ってかなり閉鎖的というか。ある意味田舎ホラー的というか。そういうのも見れて
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.4

シンデレラストーリー。
登場人物たちの行動心理がイマイチ分からないからモヤる。
きっかけを与えたという意味ではエドワードはいい奴っぽいけど、正直なところパパ活自己満ガチ恋おじさんじゃんとなる。だから尚
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.7

想像以上にブロマンス…最高か。
『オーシャンズ』『ワイスピ』『パルプフィクション』etc…往年のクライム映画名作群へのオマージュも魅せつつ老若男女楽しめる快作アニメを作ってて良い。メッセージ性が口説く
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ちひろさん(2023年製作の映画)

2.8

オカジが焼きそば食って泣くところが良かった。あとオカジの食卓地獄で泣いた。
良い話っぽい感じだったけど良い話なのかはわかんなかった。難解だ…
個々の話も薄かった気もする2時間という制限があるからかどう
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

3.5

ランドンは本当に映画作るの上手なんですよ。ただ今作はスピルバーグ症候群みたいになってる(家族がテーマだから尚更感じる)から『ハッピー・デス・デイ』『ザ・スイッチ』とは雰囲気違うし好き嫌いは分かれそう。>>続きを読む

融合体(2017年製作の映画)

3.7

怪物を出し惜しみしないのが良い。
怪物のビジュアルも良い。
ダコタ・ファニングも良い。
これで一本長編映画は余裕で撮れそうなぐらい魅力溢れるけど、追っかけっこという形を踏まえると短編で正解かな。長編だ
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.2

終始急か急かしてるので、まぁ気付いてたら終わってる(とか言いつつ途中で飽きての繰り返しで観終わるまでに何週間もかかってる)。
オシャレ風なだけで意外と中身はペラペラなんだよな。だから飽きる。大して展開
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

話も大小の魅せ方的なのも前作より酷いかも。なんか根本的なこれじゃない感。量子世界も割と既視感。
スターウォーズみたいなスケール感というより過去作のトーマスが走る線路上で小さくなって闘うとか、アタッシュ
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

聖女か狂女か。
手段はどうであれゴリゴリの男社会で本当の権力を手にした女の話。
遠慮ゼロの暴力・性描写はヴァーホーヴェンって感じで良かった。
マジで御法度しか出てこない(しかも何食わぬ顔でしてる)し、
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神の戯れ: 現代/原始(2017年製作の映画)

3.3

戯れてた。
暇を持て余した神々の遊びってやつですか。ただ執事の困惑してる様が救いかな。

ビルの楽しいクッキング(2017年製作の映画)

3.0

謎の家電通販番組4回分。
何をしてもグロにオチるというだけ。
4回分番組が続くから最後全てを包括して何かしらのオチがあると思ったんやけどなぁ…
ただ妙なホラー感というか世にも奇妙な感は良かった。

密林の悪魔(2017年製作の映画)

3.7

これが長尺映画になれば『オーヴァーロード』的なスプラッター戦争アクションになるのかな(根本的なところが違うのは承知)。
完結させないのはもう許すから、気が向いたらいつか長尺で作ってくれ。
厨二が全て詰
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ラッカ(2017年製作の映画)

3.6

エイリアンによって地球が陥落した後の話。
良く言えば続きが気になる。
悪く言えば投げっぱなし。
短編映画なんだし、とりあえずは完結させてくれって感じ。
別に設定自体に奇抜さはないし、探せば似たようなや
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

邪悪な『ラ・ラ・ランド』って感じ。
開幕早々糞尿を撒き散らして、酒池肉林のエログロナンセンス極まったトンデモパーティーから始まった時は今年ベスト確定と思ってたけど話が進むたびに辛気臭くなってきてなんか
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

サンタを信じる良い子のところにはサンタがプレゼントを届けてくれるということを馬鹿正直に描いている清く正しいクリスマス映画(グロいのとめちゃくちゃ死人が出ることを除けば)。
中盤はダレてるし、そこまでバ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

クソデカなテレビ塔の頂上に取り残されるやつ。
出オチの粗製乱造スリラーかと思ってたら割と上質で良かった。取り残される系で考えるなら完全に『フローズン』の上位互換。
取り残されてからの主人公たちの行動も
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.7

何も新開拓はしてないけど実家のような安心感がある。
観客優先の脚本なので粗しかないし、は?となるところもあるけど全然目を瞑れるくらいに多方向に豊かなアニメにはなっててこれはこれで良い。
キャストの名演
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.1

ジョン・マルコヴィッチに入れる穴を見つける。そこから描く自分ではない何か。アイデンティティについて。
この発想力は頭がおかしくなってしまっているよ。
後半は他がヤバすぎて天井が低いことなど誰もが気にし
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

親友に突然絶交されるやつ。
分かり得ない者たちの行き過ぎた衝突という意味では『スリー・ビルボード』と似てるかな。それをアイルランド内戦と田舎あるあるをシンクロさせながら描く。
一方で田舎どうこう関係な
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.7

やっぱり良くできた冒険活劇だよ。若干長いけど。
ジョニー・デップのキャラへの命の吹き込み方も良いし、冒険活劇らしく恐怖描写も忘れてないのが良い。劇伴は言わずもがな。
『ジャングル・クルーズ』はこれの後
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

様々なグループの視点から描き最終的には集結するガイ・リッチーのよくあるやつ。
ただいつもと違うのは徹底してノワールを貫いているところか。なんか成熟した感じがあるわ(新鮮だけど良くも悪くもだと思ってる)
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悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス(1995年製作の映画)

3.1

4だけど繋がりもほぼ無く、1のリメイクみたいなノリ。終始とっ散らかってるし詰め込みすぎで意味不明。
しかも肝心のレザーフェイスの影が薄すぎる。マシュー・マコノヒーの方が印象的。
ホラーにもなりきれてな
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悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲(1989年製作の映画)

3.3

普通すぎるホラー。
家族構成も変わり、残酷描写もほぼ無しで強みがよくわからない。
あとヴィゴの下積み時代が観れる。ちゃんとオーラがある。
普通なんだけど退屈はしなかったからまぁ許せるかな。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.5

シンプルに面白くない。
これだけゲームの内容に寄って面白くないのはある意味凄い。内容とかはゲーム寄りなのにキャラとかは謎改変ばっかで誰向けの映画かわからない。
ミラ版の方が映画としては遥かに面白い。た
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デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

3.8

やりたい事が一貫しててかなり良い。
『死霊のはらわた2』系統のどストレートスプラッターホラーコメディ。ゴア描写もコメディセンスも悪くない。
大人のオモチャがそこらの所謂武器より攻撃力が高いのも良い。
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P2(2007年製作の映画)

3.5

地下駐車場に監禁されるやつ。
『P2』という題名だけど地下駐車場全体が舞台だから広すぎて空間を持て余してるのが勿体ないかな。かといって駐車場ってそんなギミックのある空間でもないからこのぐらいが限界な気
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.4

元刑事が士官候補生殺人事件の真相を若かりしエドガー・アラン・ポーと追うやつ。
陰鬱な雰囲気や寒色が強調された画が作品に合ってていい。オカルト要素もあり寓話的な感じなのもミステリーとして引き込まれる。
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バイス(2018年製作の映画)

3.6

『マネー・ショート』より観やすい。
D・チェイニーのサクセスストーリーでもありながら、世界を混乱に導いたことも痛烈に風刺してる。
こんな男も家庭では鬼嫁に操られてるんすねぇ…
でも攻めすぎててブラック
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

2.4

ポンポさんは現代のロジャー・コーマン的なあれやね。
ご都合展開でも良いんだけど、それにしては話が面白くない。てか、締めのセリフが上映時間についてってどうなん?なんか悲しかったわ。
そら編集を重ねて90
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

さすが暴力の伝道師と言った感じのクライム映画。出てくる奴全員がプロな感じもいい。
ただ正直160分も必要な映画ではないし内容的にはあと60分は削れる。例えば車内でサンドウィッチ食ってる長回しとか仕事復
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西遊記 はじまりのはじまり(2013年製作の映画)

3.2

マジでチャウ・シンチー。
ハリウッドでドラゴンボール撮れなかった憂さ晴らし感はある。
この手の荒唐無稽の陽アクションでチャウ・シンチーの右に出る者はいないね。前半の水の妖怪戦は最高。
ただこの続きが全
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.7

母の記憶・思い出を辿って。
『さんかく』の時も思ったけど吉田圭輔の撮る地方都市や郊外はいいね。
疲れ切って親との関係が希薄な時ほど沁みるドラマ。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.6

グロいのはグロいけど、グロより倫理観とか性描写的問題の方が強いよね。だからR18+かな。グロだけならR15+の範囲内。でも残酷描写はかなり作り込まれてる。
社会問題も風刺しててパニック映画の基本も抑え
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