ssさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.0

気を抜くと寝てしまう…うとうとして画面をみるといつも絵がキマってる。
政治環境破壊宗教女性関係、青年の柔らかい心には耐えきれないのか。未熟で独りよがりで無垢で、捉え方によってはひとつの美しさ。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

映画の大好きを詰め込んだ映画オタクがつくった最高傑作って感じ。ラスト30分くらいの疾走感楽しすぎてずっとニコニコ観てた。
都会のエリート警察がド田舎に異動してきて…ここまではわりと良くある設定だけどそ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

5.0

鳥肌と冷や汗でずっと寒かった…
前作のRAW観てる時も何度かこのシチュエーション、とかこの関係最高すぎるって思う場面が多々あった。偽物のパパと踊るとこ危うく泣くとこだった。
対物性愛の要素もあるんだろ
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.8

こんな映画観たかったかも。
めちゃくちゃな獣医学校が面白すぎるし主人公覚醒までの流れが必然なようで突然やってきて、なんか納得できちゃう。
女性の肉体、美味しそうなルームメイトの体、女性監督だともっと湿
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サード(1978年製作の映画)

4.2

少年の鬱屈した青春を少年院の日常から描く。なんとなく観はじめたのに傑作でビックリ…とっても好みの映画だった。
生命が迸る祭りの中を車で逆走して少年院に向かうシーンとか、ホームベースのないグラウンドを永
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

あの演出がやりたかったんでしょ…?!
デュエットのシーンで一気に映画に惹き付けられた。歌をテーマにした映画なら1番盛り上がる場面で……切ない。それまではルビーと同じ気持ちでいたけどあっという間に家族3
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

始まった途端、映画館で観れば良かったと後悔。
想像以上にこてこての映画でディズニー映画みたいだった。
もっとフリークに対して深堀されるかと思ったけどあくまでPTバーナムの人生良いとこ取りした感じ。
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.6

閉鎖的な田舎で亡くなった恋人の実家から出られない。
よくあるサイコスリラーで終わることなくドラン映画に欠かせない許されない愛がちゃんとある。自分を帰らせてくれない加害者である恋人の兄に、恋人の面影を重
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アネット(2021年製作の映画)

3.8

好きな映画監督を聞かれたらレオス・カラックス、と答えるんだけど、どこがと聞かれたら表現が、としかこれまで言葉にできなかった。けど今作でやっとじんわり気づけた気がした。
ストーリーを簡潔に言うと成功者が
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〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

3.5

食事をする服を着る人とコミュニケーションをとる、基礎的な行動に生活に新しいも古いもない。全員が毎日行う行動にもう何歩か踏み込むとそれが趣味になったり生きがいになったり、自分のためになっちゃったりする。>>続きを読む

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.4

解体される団地に1人で残り宇宙船をつくってモールス信号を飛ばす、というとってもロマンチックな設定。主人公もとっても純粋で健気。
フランスの子供が主人公の映画は子供時代のノスタルジーがじんわり沁みて終わ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

子供の視線で見渡す故郷、家族、生活。
平和な日常から一変して過酷な紛争に巻き込まれても、家がここにあるから日常は続いていく。お母さんの故郷に対する切実な言葉からラストシーンまで涙がとまらなかった。
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.9

池松壮亮がでているそれだけで観に行って、観終わった感想としても池松壮亮を鑑賞する映画だった。
間のとり方とかセリフがハマらなかった。こういうシチュエーション、会話、雰囲気いいよね、っていうのわかるとい
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

動く絵画、動くデザイン。
映画の総合芸術性をふんだんに楽しんでる印象。
なんか字幕読み切れなくて話に置いてかれた辺りから絵を楽しむことに。アニメーションはすごく分かりやすくてコミカルで超面白かった。

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.6

淡々と記録映像。たまに気になるカメラワークがあるものの、観る人に解釈を委ねてる印象。
体にすっと入ってくる音楽と坂本龍一の声が心地よくてトロトロ観てたら終ってた。気持ちよかった。
こんなに楽しそうにつ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.0

2になって失速するどころかエンジンかけてくファミリー最高。
過剰な家族愛、夫婦愛がギャグなんだけどもはや羨ましい…。
ディズニー映画連続鑑賞を死の宣告受けたみたいに怯えてる面白すぎ。ちゃんと風刺もある
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

ずっと面白い。面白くない瞬間が一瞬もない。にこにこワハハハ観た。キャラクターの性格もファッションもインテリアもぜんぶ楽し〜〜
令和に初めて観たのでハンドくん出てきた時スマブラのラスボスじゃんって平成初
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作読んだことないアニメしか観てない人間の感想です。
乙骨くんって死なないんだ…。
リカちゃんが尋常じゃない強さだからその代償は大きいんだろうなぁと思ってたので。リカちゃんの嫉妬からの花よりも蝶よりも
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

ベッドからぬるっと起き上がって、セックスで1度死んだ体が生き返って物語を語り始める冒頭のシーンが1番印象的だったかも。
原作未読なうえに演劇にも疎いので汲み取れなかったものが多かったと思う。
ただ映画
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.7

リバー・フェニックス×焚火×告白の黄金比がスタンド・バイ・ミーじゃない映画にもあったなんて…
詩的な攻め込んだ自己満足のような映像表現が後半すごく良く見えてきて、葬儀のシーンとにかく良かった。ラスト、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

YouTubeの5分くらいの予告全部観ちゃって、これ映画館で観たい!って思ってすぐ映画館行った…みれてよかった。
映画観てるとたまにどうでもいい事思い出したり、観終わったらあれしなきゃ〜みたいな事を無
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

男の腰振りダンスを冒頭に持ってくる異様さからはじまり、その違和感は終盤で作品のメタファーだった事に気づく。
重いテーマをファションや音楽、画面の色味でポップにして重要な場面では鳥肌のたつ演出、ラストま
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.0

天井桟敷のある映画館で観ました。体験としても、名作を映画館で観れたことも最高でした。
当時のパントマイムのクオリティってあんなに高いものだったの…?犯罪大通りに集めたごった返す人波、映画のために集めた
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Paladin; Agateram(2021年製作の映画)

3.8

前半でたくさん説明と準備をしただけあって、後半は旅の最後に向けての満足アクション満載。
アニメーションが生き生きしていて映画館で観れてよかった。
Fateシリーズどの作品も共通して言えると思うけど、サ
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateram(2020年製作の映画)

3.1

6章のシナリオ前半を2時間に満たない時間でやるのはちょっと難しかったかも。
話をどんどん前に進めないといけないからずっとストーリーに関わる話や展開のみで、もっとキャラクターの個性が出るような会話や蛇足
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.8

観るのを脅された期間が長かったのもあってか娯楽映画のノリで笑ってみれました。
グリーンランドのイヌイットたちも自分が共同体にとって重圧であると感じると自殺する習慣があるらしいし、実際日本にも姥捨山の伝
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

友達のノートを間違えて持ち帰っちゃって、その子の家まで届けに行く、っていうただそれだけのお話なんだけど愛らしいエンディングに辿り着くまでがとにかく苦しかった。
大人が本当に話通じなくて、別の生き物かの
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.8

キアロスタミ作品、はじめて観ました。
サッカーの試合が見たい!という少年の欲望を小さい体で滅茶苦茶だけど現実にしていくまでの過程、少年を映すカメラがすごく自然で自分の幼少期を思い出した。作品としての満
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凶悪(2013年製作の映画)

3.0

はあ〜〜胸糞…実話というのだから尚更胸糞…。ピエールとリリーフランキーは本当に人○した事あるんじゃないかと思わされるほど生き生き演じてて、観てるこっちまでつられて笑っちゃって、頭おかしくさせられた。小>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

面白くて没頭して観てたらおわってた…まだまだ続きがみたい出版社の騙し合いエンターテインメント。
この大泉洋に騙されるならいいかな、と思ってしまうほどカリスマ性があってかっこいい役だなぁ。各々自分の目的
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.3

ナッツとかたまに口に何か入れながら観るゆるゆる映画。
私は池松くんがめちゃめちゃ好きなので最後まで観れたけど菅田くん池松くん目当てじゃない人楽しめてる?大丈夫?な男子高校生の会話。
しょうもない話がほ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

2.9

私が松坂桃李の演技苦手だからかな?ふ〜んって感じだったなぁ。
ヤクザからも恐れられるアウトロー先輩刑事の元で新人刑事が悪を前に奮闘系はよく見る構図だけど、その新人が自らの意思で動く1番熱いポイントで演
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恋するけだもの(2020年製作の映画)

3.8

バイオレンス、エンタメとしての不快感、豹変、狂気的恋愛、これらを勢いにのせて劇場のスクリーンで観れたのが嬉しかった。
メイキングで監督が言っていた、映画の中で純粋なものを見たい、って話にすごく共感しち
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恋のクレイジーロード(2018年製作の映画)

3.6

田んぼ道を走るバスの中での殺人鬼女装男VS体に獣がいるひ弱な男の子。
所々方言が聞き取れなかったり意味が分からなくて、?って瞬間はあったんだけど、密室バイオレンスのハラハラ感、不快感は短編ながらに満足
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超・暴力人間 デラックス(2014年製作の映画)

3.0

バイオレンスシーン苦手なんだけど、シャベルで頭叩くシーン多くて見慣れました。たまにふふって笑える。暴力が純粋すぎてこわいよ。

不能犯(2018年製作の映画)

2.8

何も解決せずサクサク人が死んでいく。
2時間ドラマ観た感覚。綺麗な役者陣達による人間味のない演技、生活感のない家、丁寧すぎる物語の描写。電話をかければ殺人を代行してくれる人が本当にいたらこうなるんだろ
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