Roidyさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.1

従兄弟と一緒に劇場で見たのだが、見終わっての最初の感想は共に「やはりアメリカに怪獣映画を作らせちゃあいけねぇ」って点で共通していた。視点が散漫で定まらず見づらいことこの上ない。最初に感じた違和感が最後>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.0

別にイヤミとか全く抜きにして、頭を空っぽにして観るのに良い、楽しめる作品です。
しかし本筋に影響ないように外伝的エピソードを作るのも大変だなあ。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

反戦とか反核とかそういった立場は置いておいて(その点で賛否が分かれるとは思う)、オッペンハイマーの生きざまを大雑把に分けて「マンハッタン計画(を含めて)以前」と「マンハッタン計画以降とで」描いた作品。>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

映画の長さは問題ではない。伝えることの内容と合った感じだったと思う。

記憶を失って失踪した俳優と、その彼に関する情報を得て現状を変えようとする元監督というと積極的に現状を変えようとする意図が強いよう
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変な家(2024年製作の映画)

2.2

原作は既読。徐々に色々巻き込んで、というペースが割とよくできていて嫌いではない。ということで映画を期待して観た。

詰め込みすぎ、の一言に尽きる。ストーリーにしてもとっ散らかった印象を受けたし、話も大
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

申し訳ないが自分としては得手ではないタイプの作品に関するレビューを書くのは苦手なので、誤りなどがあったらごめん。先に謝っておく。

予備知識なしで観に行ったら、ガチの法廷物だったので驚いた。
「解剖学
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

分かりやすくなかなかな展開の作品。これはやはり大画面で見なければね。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.1

最初から最後までライヴ映像でありストーリーらしきものはない。つまりトーキングヘッズのステージを丸ごと楽しめると言うわけだ。それだけにバンドに特に思い入れのない方にとっては退屈至極な作品であろうことを指>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

無愛想かつ無骨なゴジラである。
「シン・ゴジラ」が現代社会を背景としたモダンでスマートな作品であったのに対し、完全にその逆をいき戦後間も無くの混乱期の社会を背景として泥臭く無骨な作品である。この作品で
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.5

変死体が多く発生する。そのいずれもがトマトに何か関わりがありそうだ。
調べてみたところトマトが人類に対して侵略を開始したことが判明した。これを受けて特殊部隊が設立され、ここにトマト対人類のソーゼツな戦
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大地震(1974年製作の映画)

3.1

Charlton Heston、Ava Lavinia Gardnerが出演したパニック映画。
映画館での上映時は「センサラウンド」という方式を使って低周波音響を極度に強調して行われたため、腹の底から
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.1

スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)、ポール・ニューマン(Paul Newman)、フェイ・ダナウェイ(Faye Dunaway)、フレッド・アステア(Fred Astaire)とい>>続きを読む

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.1

数学になぜバッハが合うのか。
そんな分析は訳知りの好事家に任せておこう。

聞いた話によると韓国での受験と言うのは相当な難事業であるらしい。この作品でもそこら辺の事情をうかがうことが可能である。さらに
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

「悪夢」に脅かされるネオがある日「覚醒」することにより、この世界の真実の姿に直面する。そして本来の世界を取り戻すために仲間と共に反撃を開始する。

すっかりサイバーパンクの人となったKeanu Cha
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JM(1995年製作の映画)

3.8

SF作家ウィリアム・ギブスン(William Gibson)による短編小説「記憶屋ジョニィ(Johnny Mnemonic)」を原案とし、ギブスン自身が脚色を担当。巨大企業に支配され東アジアの影響を色>>続きを読む

トロン(1982年製作の映画)

3.2

ディズニー大嫌いな私がなぜか観たディズニー物。
これでもかと提示されるコンピュータ・グラフィクスは今となっては陳腐な物だろうが、観た当時はかなりワクワクしたのを覚えている。
ストーリィ自体はそれほど大
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

観ようと思ったきっかけは実に単純だ。「計算尺が登場する」それだけのことで普段見ようとも思わなかったジブリ作品を観ようという気になったのだから現金なものだ(私はかつて計算尺部に所属していた)。
ストーリ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年製作の映画)

3.6

まぁなんやかんや言われてるわけですが、実は私がこれを観た時期は「まだTVの情報番組を観ていた」時期でして。
その情報番組の中で紹介されていた内容に興味を持って観た、というわけなのですよ。
これは私は「
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.4

パリ近郊のとる都市のアパルトマンを舞台とするお話。主役はパスカル・オジエ。
申し訳ないがあまり印象に残っていない。

時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

3.9

「ベルリン・天使の詩」の続編にあたる。「淡々」は今回は若干薄めかな。そこらへんで好き嫌いが分かれるかもしれない。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.2

「観察者」である天使が観察者であることをやめて人間として暮らすことを選択する、言ってみればそれだけの映画なのだが、淡々としたストーリーの中でそれが描かれる。人間として暮らすことの悲哀もすべて受け止めた>>続きを読む

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.6

20世紀における「破滅的人物」の筆頭に挙げられても全くおかしくないであろうシド・ヴィシャス(超有名なセックス・ピストルズのベーシスト)とその恋人であるナンシー・スパンゲンをめぐるお騒がせラヴストーリー>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.1

天然っぷりが見事に炸裂している編集者をはじめとして、コミックス版にはない要素が多々見られるが、そのいずれもがストーリィを引き立てる要素となっていると思う。
フランスと日本の両方が描かれているのだが、そ
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殺意の夏(1983年製作の映画)

2.1

アジャーニさんが出演しているということで観たのだけれど、いざ観てみると、うーん、なんというか月並みというかそんな印象。

ポゼッション(1981年製作の映画)

3.9

ドイツの近郊の人妻が妄想に悩まされ狂気に陥ってゆく姿を描く。月並みな浮気ものかと思えば事態は妙な具合に進行していくというお話。
アジャーニさんの妖艶さを愛でる作品と言っても良い。

緑の光線(1986年製作の映画)

3.4

海辺の街での物語。いかにもなフランス映画なので、このテンポ感についていけない方には退屈かもしれない。

スウィングガールズ(2004年製作の映画)

4.0

なんというか、教わる側の熱さえ十二分にあれば、指導者が《多少》ポンコツでもなんとかなるんだなぁ、と(笑)。

とまぁ戯言はそんなふうにして、ビッグバンドなジャズを女子高生(一人男子あり)がやるとどうな
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ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

3.7

これの価値はただ「ビートルズの曲がとても好きか」にかかっている。さほど好きでもなければ単なる退屈なドキュメンタリーだし、好きな方なら貴重な映像となる。私の場合観たのが結構昔なので、観た当時はとても面白>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.3

これはジャームッシュのデビュー作であり卒業記念として制作されたものであるとのことだが、思わずマジかよと言いたくなる。まさに末恐ろしさを感じさせる。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.2

モノクロームで進行する。スクリーミン・ジェイ・ホーキンズの曲が非常に雰囲気を出している。この曲が作品全体の雰囲気を決定していると言っても良い。

Tommy/トミー(1975年製作の映画)

3.5

ロックミュージカルの先駆けとなった作品。
音楽はザ・フーの他にもエルトン・ジョンやらエリック・クラプトンやらと豪勢だが、さすがに今となっては「年代物」で片付けてしまうのが適切なのかもしれない。

レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ(1976年製作の映画)

4.0

これはZEPファンなら観るべきだろう、な作品。
日本に閉じこもっていると海外でどんなステージが行われているかは記事でみるしかないのだが(まぁ今だったらYouTubeで配信があればそれを観るというてもあ
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

これはストーリーを追うよりも映像を堪能するための映画と言っても良い。エンターテインメントに振った作品を制作するかと思いきやこのようなエンターテインメントとは反対とも言える作品も制作する。この力がすごい>>続きを読む

東京流れ者(1966年製作の映画)

3.3

陽炎座から鈴木清順監督に入った(つもりの)私なので、エンターテインメントに振った今作品はかなりの意外性をもって観た。渡哲也をはじめとしてめちゃくちゃビッグなスターを使って撮られた今作品であるが、多少ピ>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

4.1

色の使い方が素晴らしい。地味な色調の中でさぁっと広がる赤。非常に印象的。

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