Arataさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

自由を我等に(1931年製作の映画)

4.5

過去にサントリーが新聞広告として掲載していた、お酒にまつわる短編を集めた書籍、「酒の本棚」に収録されている山口瞳先生の「流行作家」の中に、この映画のラストシーンへの言及があり鑑賞。

世界最古の映画祭
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大恋愛(1969年製作の映画)

5.0

昨年末より上映の『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』5作目。

「幸福な結婚記念日」と同時上映の短長編。
エテックス監督の作品で、唯一のカラー長編。



【あらすじ】
主人公の結婚式が、ロワ
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

4.5

昨年末より上映の『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』4作目。

「大恋愛」と同時上映の短編。
1963年の第35回アカデミー賞で最優秀短編実写映画賞、1964年の英国アカデミー賞で最優秀短編映
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

4.4

『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』3作目。
※最終日に2度目の鑑賞。
初回に気が付かなかった点や、見落としなどを補足。


短編映画「絶好調」と同時上映。
こちらは、4本の短編を組み合わせた
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絶好調(1965年製作の映画)

4.0

昨年末より上映の『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』2作目。

「健康でさえあれば」と同時上映の短編。
元々は、「健康〜」の中の一部だったが、後に再編集を行いカットしたシーンのみで、1本の短編
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ルイ・アームストロング Black & Blue(2022年製作の映画)

3.9

ジャズの王様、ルイ・アームストロングさんのドキュメンタリー。
以降、敬意と愛情を込めて、「サッチモ」と呼びつけ表記をさせていただく。


オーソン・ウェルズ氏、ウィントン・マルサリス氏をはじめ、妻のル
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ヨーヨー(1965年製作の映画)

5.0

今年の夏、ジャック・タチ監督の『ぼくの伯父さんの休暇(中公文庫)/ジャン=クロード・カリエール(著),ピエール・エテックス(絵),小柳帝(訳)』(2008年)の小説版を古本屋で発見し、秋頃に読み終える>>続きを読む

ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

3.8

Merry Christmas

ビル・マーレイ氏主演、ソフィア・コッポラさん監督の約1時間のクリスマスソング映像。

出演者の方々が、御本人役などで出演。


【あらすじ】
クリスマス寒波で猛吹雪の
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

5.0

映画館で予告を見かけた時から、とても観たかった作品。

沢田研二さん、松たか子さんが並んだツーショット映像の時点で、既に良作だと言う期待が込み上げてきた。

鑑賞後、パンフレットでも良かったのかも知れ
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

妻の勧めで鑑賞。

妻は、韓国ドラマの「梨泰院クラス」にはまり、それをきっかけに主演のパク・ソジュン氏の作品を片っ端から鑑賞したらしい。
その中から、とても面白かったと言うこちらを勧められ鑑賞。

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寝ずの番(2006年製作の映画)

4.2

伝統芸能関係のお仕事をされている知人の勧めで鑑賞。


その方曰く、「死をとにかく明るく描いた作品。下ネタが多いが、下ネタ=(イコール)生の象徴なので、生と死の同居。」とおっしゃっておられた。

原作
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

知人の勧めで鑑賞。

1960年代、デンマークの児童養護施設で起こった出来事を元に制作された作品。



【あらすじ】
宇宙飛行士を夢見る足の悪い弟のエルマーと、我慢強く優しい兄のエリック。

彼らは
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ラムの大通り(1971年製作の映画)

3.5

古谷三敏先生著の漫画「BARレモンハート」の中のとある回で、この映画の存在を知る。
それを読んだのは、今から10年程前だっただろうか。
この漫画の主人公であるBARレモンハートのマスターは、お酒の造詣
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

「映画は家で」派の妻が、珍しく映画館で見たい作品があると言ってきたのがこちら。
私も、以前から気になってはいたものの、「バーフバリシリーズのSSラージャマウリ監督最新作」の謳い文句に、この作品もシリー
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山女(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭ワールドプレミア上映で鑑賞。

上映後、福永壮志監督、主演の山田杏奈さんが登壇し、挨拶とQ & A方式のインタビューに応えておられた。


既に、短縮版がテレビドラマ形式で放送されてもい
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太陽の塔(2018年製作の映画)

4.0

現在、上野の東京都美術館で開催中の企画展、展覧会岡本太郎(以下TARO展で統一)へ行く前の予習として鑑賞。

このレビューを書き終える前に、TARO展に行ってきたのだが、本当に素晴らしい展示だった。
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

日付が変わってしまったが、10月21日は「国際反戦デー」。
国際とつくが、日本独自の記念日。
是非、全世界で毎日を国際反戦デーとして欲しい。


少し前の鑑賞になるが、奇しくもこの様な日にレビューを書
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史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜(2022年製作の映画)

4.8

Apple TVを開くと、たまたま目についたこちらの映画の存在を知る。
映画館上映が見当たらなかったので、ひょっとしたら配信限定なのだろうか。
だとしたら、少々勿体無いと思う程面白い作品だった。
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

とても気になっていた作品。

ロケーション、テーマ、個人的に興味をそそられる内容で、期待通り大変素敵な作品だった。


原題は『The Last Bus』
なかなか趣き深い邦題に思える。


U-NE
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イエロー・ローズ 希望の歌(2019年製作の映画)

4.0

先日Apple TVで鑑賞したアニメーション映画『ラック 幸運を探す旅』(以降「ラック」で統一)で、主役“サム”の声優を務めておられた「エバ・ノブルザダ」さんの主演作品。

「ラック」の劇中で歌を披露
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THE NOTES(2022年製作の映画)

3.9

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。

村上リ子さんと言う方の、初監督作品。


老爺スコットと幼女レリア、それぞれ違う言語を話す2人が、言葉が通じない中で
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シルマシ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。


福永壮志監督による、伊東蒼さん主演の短編作品。


元々この作品を見るために、今回のオムニバス映画「ミラーライアー
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Good night PHOENIX(2022年製作の映画)

3.5

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《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。


池田エライザさん監督作品。
生命の大切さを問う、おしゃれ食育ムービー。


【あらすじ】
クリスマス、子どもが大切
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おとこのことを(2022年製作の映画)

3.3

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《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。

水川あさみさん監督作品。
水川さんの夫でもある窪田正孝さんが主演、池谷のぶえさん出演、キムラ緑子さんが声で出演。
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星ニ願イヲ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。


真壁勇樹さん監督作品。
ご自身も出演。

世界の終末、クライムラブバイオレンス。


【あらすじ】
何かから逃れる
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女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE(2022年製作の映画)

3.5

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。

斎藤工さん監督作品。
伊藤沙莉さん主演、アルコ&ピース平子さんや、ラバーガールの大水さんなど、芸人さんが出演されてい
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BEFORE/AFTER(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。


GAZEBOさんと言う方が監督、川久保晴(カワクボサエ)さんと言う方が主演の、ワンシチュエーションタイムスリップひ
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バイバイ(2022年製作の映画)

3.7

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《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。

ムロツヨシさん監督作品。
前半の字幕付き無声アニメーションと、後半のご本人と大西礼芳さんによるダイアログからなる短編
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名もなき一篇・東京モラトリアム(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》シーズン4より。


「新聞記者」で、日本アカデミー賞を受賞している藤井道人監督の作品。

他にも、余命10年、ヤクザと家族The Fa
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MIRRORLIAR FILMS Season4(2022年製作の映画)

4.0

《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》は、「だれでも映画を撮れる時代の幕が開く」を合言葉に、クリエイターの発掘・育成を目的とし、映画製作のきっかけや魅力を届けるために生まれた>>続きを読む

28日後...(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

数日前、妻と鑑賞。

私と妻は、基本的に趣味が合わない。
映画に関しても同様で、妻が映画を選ぶポイントに、「夫(私)が面白いと言って“いない”」をあげるくらいだ。


妻は、いわゆる「ゾンビもの」を好
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高慢と偏見(1940年製作の映画)

4.2

エリザベス女王陛下のご冥福をお祈り申し上げます。




数日前に、こちらの名作を鑑賞。
たまたまイギリスの作品、主人公の名前が「エリザベス」と、勝手ながら何か運命めいたものを感じてしまった。
エリザ
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ラック 幸運をさがす旅(2022年製作の映画)

3.9

ジャケット写真にひかれて鑑賞。

と言うのも、我が家では保護した黒猫を飼っているのと、個人的に緑色が好きだからである。


鑑賞後に調べたのだが、この作品の制作は、ミッションインポッシブルやトップガン
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血と砂(1965年製作の映画)

4.5

終戦の日のあたりに鑑賞。

巨匠、岡本喜八監督の作品。

同監督の終戦を扱った作品、「日本のいちばん長い日」がリアルなのに対し、こちらはファンタジー。
ファンタジーではあるが、リアルな場面も多く、パラ
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大頭脳(1968年製作の映画)

4.3

一つ前に鑑賞の、「モンテーニュ通りのカフェ」の監督を調べたところ、こちらの作品に脚本で参加しているとの事で鑑賞。
この作品の監督の義理の姪っ子さんなのだそうだ。



【あらすじ】
NATOの引越しで
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モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)

4.0

何となくジャケットに惹かれて鑑賞。

パリ8区のカフェを中心に、そこで働く人、そこに集まるあらゆる人を扱った、優しい世界のお話し。

主人公のお祖母さんのハッタリかましてとりあえずやると言った内容の言
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