tosyamさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

tosyam

tosyam

映画(985)
ドラマ(3)
アニメ(0)

緯度0大作戦(1969年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

東宝にしては。どことなく悪趣味味がではじめている。でもそんな悪趣味味には雑味だとして目をつむったほうがよい。なぜならば。このあとの南海の大怪獣やゴジラ対ヘドラあたりの作品。つまり円谷英二没前後。この洗>>続きを読む

雁の寺(1962年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

砂の器ダークサイドバージョン。

ズームイン 暴行団地(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ミスリードもさそいミステリーとして成立している。異常興奮時は発火する愛液を分泌する異常体質の女のホラー話。まわりの男はくるわされ。この女との交接の快楽に支配され他の女へと再現殺人をくりかえすようになる>>続きを読む

双頭の殺人鬼(1959年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これはサンダ対ガイラの前日譚かも。火山とか地割れとか共通点もおおいし。後半はジェリー伊藤が防衛隊隊長か。外人がリーダーなところがいかにも占領下植民地下自由経済封鎖下の日本をかんじさせゴジラマイナスワン>>続きを読む

有りがたうさん(1936年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

政治家か軍のおえら方をよそおった髭眼鏡の似非紳士。うさんくささ全開。詐欺の周旋屋クチキキ屋。というところだろうか。不良少年をさらってきたりおちぶれた中年をだましたりで。フルメタルジャケットのような狂気>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

北の国から2400。

愛しき日々よ(1984年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

まるで憂歌団のようなオープニング曲。舞台は離島だが。海よりも川をつよくかんじる。インドのバラナシ。もんたよしのりのブルースマンとしての姿勢はジョンレノンのそれににていてスピリット重視。大阪じゃなく神戸>>続きを読む

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人の心をよむ宇宙意識が動物に憑依した怪獣。そんなクトゥルフ暗黒宇宙神話のしっかりとしたどすぐろいウラヅケ設定があるため。怪獣のプリチーさがきにならないどころかまさにキモカワさきどりにまでなっている。ゲ>>続きを読む

サード(1978年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

峰岸徹。もはやヤクザのステレオタイプどころか殺しても死なないゾンビか異星人。かよな超過剰な役作りがイイ。地下鉄の迷宮を抜けるとそこはメトロン星人アパート。特撮づいた役者だけのことはある。これで本作もゲ>>続きを読む

ロボット・モンスター(1953年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2度の世界大戦は人類同士の。センソーではなかった。あれは宇宙人による人類への攻撃で。宇宙人が電波を巧みに操って身を隠し嘘の情報を操作していたのだ。こういう雑な映画で。廃墟に無造作に張り巡らされたワイヤ>>続きを読む

ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

たしかにちょっと雑ではあるが。これはヒッチコックのサイコを踏襲しているとみれば。かなりの傑作。前半。主人公とおもわれた女があっけなく感電死する。後半は研究所がまさにゴシックホラーの古城とかし。カメラマ>>続きを読む

佇むモンスター(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

毒親児童虐待の渦にまきこまれた主人公。ホラーというより舞台になってる地方都市の不気味さ胸糞さがきわだっていて。後半の裁判そして出所後の浦島太郎状態。それらにみられるようディストピア物語の側面がつよい。>>続きを読む

無頼 殺(バラ)せ(1969年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくいちいち地味小規模糠味噌貧乏くさいところが最高。ヤクザ版メトロン星人回狙われた街。これでもかな日常風景の中。渡哲也のえんずるヤクザがまるでチャブ台メトロン星人。デパートの屋上も遊園地は開店休業>>続きを読む

若き日の次郎長 東海の顔役(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭と結末のロケセットからの富士山。まるで空の大怪獣ラドンの開巻のよう。マットペイントとしか見えないのだがどうやっているのだろうか。暗いヤクザや難民を明朗快活なヒーローとしている点ではもはや完全に特撮>>続きを読む

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

新宿昭和館最後の日。重厚。

地震列島(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

コロナ禍を経験した今では世界のミエカタがたった半日で一変する本作の後半が絵空事ではなく実にリアルだったか。それがよくわかる。かわらない根源的なものこそ大切。とうったえかける新藤兼人の縄文的チカラワザの>>続きを読む

脱出(1972年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

山間のダム建設で環境汚染がしょうじ。奇形児多発。住人の脳にも異常があらわれ凶暴化。もうひとつのプロフェシー恐怖の予言。

男の償ひ 後篇(1937年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

田中絹代えんずる主人公は発達障害では。戦前における弱者障害者にたいする認識のあまさがしっかりあらわれた作品。まるでノロイのような不幸の連鎖。しかしそれはノロイなんかでも佐分利信のサゲチンなんかでもない>>続きを読む

人妻集団暴行致死事件(1978年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

どこか胸糞わるい日本昔ばなしのよう。つい数日前の新聞片隅の。つい近所でおきた事件なのに。そしてそのありふれた事件の新聞三面記事が再現ドラマ実録テイストで映画化されたものにすぎないはずなのに。ホント戦前>>続きを読む

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

xツイッター上で偶然みつけた弱小アカウントのなかの人間が手首でもきって自殺現行時のライブ中継でもはじめて。それをみているワタシがヒキコモリだったら。警察に電話するしかないかも。そのままにしているときの>>続きを読む

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いわゆるスタージェス大脱走の女版。あの映画のおそろしさはナチスの勢力がひろさだけでなくふかくヨーロッパ全体。人心をも暗黒につつみこんでいたという事実そしてその描写。その絶望はパゾリーニのソドムの市のご>>続きを読む

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく封印作品としてもちあげられつづけてきたし。その大風呂敷な大作感のあるタイトルだし。ついつい東宝特撮ばりに期待感アゲアゲでみてしまう。が。それがいけない。内実は石井作品として平均的な深作黒蜥蜴系>>続きを読む

乱歩地獄(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2時間4編のオムニバス。1編ちょうど30分。なのでまさに怪奇大作戦呪いの壺のリメイクといわんばかり。の3話目の鏡地獄。ともに強力な電磁波というか放射線というかをはっする鉱物結晶を壺にひそませたり鏡面に>>続きを読む

人生は六十一から(1941年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

脈絡ない登場退場。あのねのおっさんが感電シーンですべてかっさらっていった。あのねのおっさん。話題にならないが後世にすごい影響力。レレレのおっさんもそうかもだし。あのねのねの魚屋のおっさんにもとおからず>>続きを読む

化石の森(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は大学病院のインターン。科捜研からまわってきた難解な不審死体。解剖のさいに未知の毒物が検出される。それをつかって人体実験でもするように殺人をおかす。まさに怪奇大作戦のような闇ふかいヤバすぎストー>>続きを読む

襟裳岬(1975年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

秋吉久美子の歌謡三部作は話題になるが忘れられた山口いずみの歌謡映画。同時にカルト映画としても忘れられている。が。かなりの完成度だしカルト度。よくある複雑奇妙な男女二人の。遺骨を伴っての抒情ロードムービ>>続きを読む

恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビ時代。東映がうちだしたポルノ路線は。あくまでもピンキー路線の系譜で女性映画。冠にロマンがついた日活のロマンポルノは。ただエロがはいっているだけで男が主人公のもの場所が主人公のものもおおい群像劇。>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

サクラへのおもいをたちきろうと。一度は関西へたびだったマイケル。この関西が外人にたいして陰湿そのもの。そのままはずみをつけてアメリカへとかんがえていたのかもしれない。そんなマイケルがくらい路地裏にはい>>続きを読む

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はコロナ禍なくしてはけっしてとることのできなかった超リアルな鬱ミニマルさで。これまでみたことのない戦慄すべき近未来ディストピアsf映画の傑作にしあがっている。じっさいこの時期におなじようにホームレ>>続きを読む

あにいもうと(1953年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

痛快すぎるアクション映画。そこはかとガメラ対ギャオス大映怪獣映画みも。まわりは男はつらいよそのもののなれしたしんだ世界だが。そんななかに森雅之と京マチ子という戦国時代劇からタイムスリップしてきたとしか>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

我が偏愛の下水道映画に代表されるジャンル映画としてのインフラストラクチャー映画。電気水道ガス日常的な物が執拗にミニマルに描かれる事で非日常的な物に異化するグロテスクな瞬間を描くsfでありサイバーパンク>>続きを読む

(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひとっこひとりいない往来。感染をさけての。あまり金のかからないリモートリゾート避難か蓼科。金持ちにとってはさほどではないワザワイも。すでに底辺だったりきずついていた者にとっては地獄の山のぼりであった。>>続きを読む

金星怪獣の襲撃(1968年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ソラリスのように海ばかりに火山島が点在するだけの金星。ハル9000のような有能だが杓子定規で時に生命を軽視するコンピューター。漂流教室のように次元のことなるレベルでの異種生命体との接触なので双方。時の>>続きを読む

アッシャー家の惨劇(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

マットペイントの屋敷全景が。どこかカフカの城のような不条理ディストピアっぽくもありマシスンによるポーのアッシャー家の絶妙な脚色。コーマンの職人技演出。主人公をイケメンにし時代をも意識させ。ジェームズデ>>続きを読む

日本暴行暗黒史 異常者の血(1967年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すべての男がストイックな草食独身者の世界とは。すべての女を性奴隷のように共有し使い棄てる。たとえば代理母。そういう世界を暗に前提としているという事。を忘れてはならない。たとえば不能爺だらけの老人施設の>>続きを読む

ゴースト・シャーク(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

どことなく悪魔のいけにえや溶解人間をおもわせるぬるっとしたカメラワークだ。夕陽が印象にのこるのだ。そんなかんじで鮫にのろわれた入江の部落が舞台。因襲の老人と無法の若者がせめぎあう。せめぎあうだけで人物>>続きを読む