うどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

うどん

うどん

映画(1579)
ドラマ(0)
アニメ(0)

007/ゴールデンアイ 4Kレストア(1995年製作の映画)

4.1

かつての同僚率いるテロ組織との戦いから幕開ける五代目ボンド登場作。

ブロスナンボンドはやはり颯爽としていてカッコいい。危険アクションにも目を見張る!

酒井俊之氏のトークでは、今企画4K上映の魅力
>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.7

ある村の少女が「フランケンシュタイン」を上映会で鑑賞し、純粋な疑問を姉になげかける。

2年前に「フランケンシュタイン」を観ておいて良かった。

アナちゃん、あどけないけど時折大人びた表情を見せる不思
>>続きを読む

007/ ロシアより愛をこめて 4Kレストア(1963年製作の映画)

4.0

シリーズ2作目。ソ連のある女性諜報員のイギリスへの亡命の手助けを命じられる007。

ダニエラ・ビアンキ、美人だなー。罠だとわかっていてもビビっときちゃうボンドの気持ちがよくわかる。

冒頭からロバー
>>続きを読む

007は二度死ぬ 4Kレストア(1967年製作の映画)

4.1

久々に観てほぼ全編日本が舞台だった事に驚いた。

あのボンドが日本人に化け武術を習い偽装結婚。空手に柔道その他諸々…多彩な武術を極めた者=忍者という見解なのかな?異色で面白い。

丹波哲郎・若林映子
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

旧友にも命を狙われ、引き続き修羅の道を行く男。

シリーズが進む度に上映時間が伸びるこのシリーズ!尿意を気にする間もなく約3時間を堪能。

シンプルな筋でもやはり一筋縄ではいかない。 
あのアレも何か
>>続きを読む

燃える雲(1967年製作の映画)

3.6

航空犯罪に対抗する検察官にスカウトされる元飛行機乗り。

本物の機体を利用しての空撮は圧巻。

瀕死の宍戸錠の意識を保つために野郎三人で「夕焼け小焼け」を熱唱するシーンが印象的。

赤ちゃん特急(1956年製作の映画)

4.4

荷台に置き去りにされた赤ちゃんとトラック運転手2人の東京〜大阪行って帰っての珍道中。

70分足らずの作品なのに満足感凄い。ハイテンポで展開されるロケーションにクスリと笑える演出に見応えたっぷり!
>>続きを読む

こだまは呼んでいる(1959年製作の映画)

4.5

短気なバス運転手と陽気な車掌さん。

雪村いづみのガイドと歌声にエスコートされ乗客気分で楽しむ。村人のお使いを引き受けたり、同じバス映画の名作「有りがたうさん」を思い出す。

雪村いづみに恋する本屋の
>>続きを読む

海の野郎ども(1957年製作の映画)

3.2

多彩な人種が集う船乗りたちの衝突と和解。

なんだか異質感の漂う作品だった。台詞は少な目で陰湿な雰囲気。外国人キャストが多いのも影響してるのだろうか。

この濃い集団に混ざるとあの裕次郎も坊やに見える
>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.6

原作、ドラマとどの媒体も経験していない自分のような人でも楽しめる構成なのは良かった。
主人公が発言してるように犬神家の一族のような導入から実は…なサスペンス。(石橋蓮司の使い方が三國連太郎のようだ)
>>続きを読む

巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.6

お菓子会社のセールス合戦と社員の苦悩を痛烈に描いたブラックコメディ。

メディアのあり方等、現代に通じる話を展開していて見応えがあった。

醜悪メイクでも野添ひとみはキュート。虫歯をアップで捉えた
>>続きを読む

スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

3.9

「キノコを信じろ!」
劇場で観られる日が来るなんて!

やっぱこのノリ、嫌いじゃないんだよなー。「ダメ映画」ではないと思う。マリオでやる意味は?と問われれば返答に困るけど笑

マリオ64すら発売してい
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

日本発祥のゲームが元でこんな夢物語みたいな企画と挑戦が実現していたとは知らなかった…

レースゲームを極めた青年が過酷な経験を経てレーサーとして人間として成長していく姿に胸打たれた。 

4DXどん
>>続きを読む

ライムライト(1952年製作の映画)

4.0

おなじみのメイクを取り、自身を投影したような役柄を演じるチャップリン。

同時期に活躍した喜劇スター、バスター・キートンとのサイレント時代に戻ったかのような舞台上での競演にも胸が熱くなる。(声初めて聞
>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦が激化する直前にこんな強烈な作品を制作していたということに驚愕。

ラストの演説は特に迫真的だけど、後の当事者達の苦しみを考えるとなんとも言えない気持ちになる。

スパイ(1965年製作の映画)

3.9

国内で暗躍するスパイ組織の動向を追う熱血記者田宮二郎。

組織の全容が見えてこない不気味さ。

中谷一郎の突き抜けたゲスぶりが一周回って魅力を感じる。
「こいつは俺の種を宿していてね…」

当時の焼肉
>>続きを読む

証人の椅子(1965年製作の映画)

3.8

ラジオ店の主人が惨殺される事件が発生。容疑をかけられ収監される妻…

検察の横暴さにゾッとする。圧をかけられ、虚偽の証言を行う少年達…罪悪感から命を絶とうとする者まで…

結局真犯人はわからぬまま
>>続きを読む

にっぽん泥棒物語(1965年製作の映画)

4.2

泥棒失敗からの逃走中にある事件の現場を目撃する男。

昼はモグリの歯医者、夜は泥棒・三國連太郎の人たらしぶりが憎めない。赤ちゃんをお菓子で釣るシーン和む🤭

ラストのドタバタ裁判、憐れみの目線を送
>>続きを読む

海の情事に賭けろ(1960年製作の映画)

4.0

トニーの一人二役。中原早苗ら学生達が王子様の話をしていた所に漂流してくる登場シーンが流石🌟日に焼けた身体も仕上がってる!💪

可愛い笹森礼子ちゃんの出番が少なくて残念!
代わりに兄役の近藤宏が活躍。
>>続きを読む

春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

3.7

愛した男に裏切られ、従軍慰安婦となった女性が戦場である兵士と心を通わす。

静かに狂気的な場面が続いて辛かった。

野川由美子の鬼気迫る演技には目を見張る。眼光に生命力を感じる。

最後の朝鮮人慰安婦
>>続きを読む

峠を渡る若い風(1961年製作の映画)

4.1

旅行中、旅芸人一座に同行する事となる学生。

景気の良いお祭り映画🎆

喧嘩を売られ指相撲を提案する和田浩治の茶目っ気イイなー。

カキ氷のシロップをぶっかけられる場面の照明が印象的🍧虹色に染まるワ
>>続きを読む

結婚三銃士(1949年製作の映画)

3.8

戦争から引き揚げ後、化粧品会社に就職した青年が本命の彼女に振られるも、3人の女性からラブコールを受ける。

ゆったりテンポなラブコメ。

上原謙、当時アラフォーだけど、美男子と称されることに違和感のな
>>続きを読む

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.1

「愛される暴走族になろう」各チーム合同の決起集会で苦言を呈する一人の男。

全編に蔓延る屈折したエネルギーに圧倒された。 共感出来る点は少ないのに魅力を感じる主人公。最後の満足気な笑顔が胸に響く。
>>続きを読む

爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

2.9

戦争でも起きたのか?目茶苦茶荒廃した日本でロケンローする奴ら。

ちょっとついて行けなかった…
歌唱シーン9割何言ってるのか聞き取れない、ドンパチの場面は薄暗くて誰が何してるのかよくわからない。

>>続きを読む

七つの弾丸(1959年製作の映画)

4.3

盗んだ拳銃で次々と強盗を成功させていく男。

練りに練った計画ほど何か一つ破綻するとそれが連鎖していくものだなと痛感。

犯人と接点のなかった人物の描写が終盤活きてくるこの辛さ。

ラストの母を見つめ
>>続きを読む

天狗党(1969年製作の映画)

4.0

世直しに貢献出来ると信じて入った組織のやり方に疑問を持ち始める元百姓。

返り血を浴び吠えまくる野獣剣士仲代達矢。
冒頭の流血百叩きの場面から強烈!黒字クレジットが背景や衣装と同化して超見にくい!
>>続きを読む

天保水滸伝 大原幽学(1976年製作の映画)

3.7

世界で初めての農業組合を立ち上げた男の生涯。

赤ひげ先生のような風貌の平幹二朗。

出入りのドサクサで高岡健二を逃がす高橋悦史が粋でカッコいい。

大竹しのぶがこどもみたい。おめめキラキラ✨

くちづけ(1957年製作の映画)

4.2

互いの父の面会場で偶然出逢った二人が唇を交わすまで。

ノーヘルニケツで江ノ島まで爆走、水着ローラースケート、眩しすぎる青春模様✨

尺が短いのもあり物凄いテンポの良さ。

当時既に交際していた二人
>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.1

しっかり全編観たのは初めて。

憑かれたリーガンが気の毒だという気持ちが勝ち、悪魔そのものより度々挿入されるサブリミナルにビビる。

青汁ぶっかけたり、ブリッジしながら血を撒き散らしたり…当時中学
>>続きを読む

怪談(1965年製作の映画)

3.4

4本の怪談がまとめられたオムニバス。

どの話もセットの奇抜さ、作り込みに目を見張る。舞台を見ているような感覚。

話の展開は間ををとりすぎてやや冗長気味。

3年前に同監督が手掛けた『切腹』では老
>>続きを読む

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

4.0

暖かくて沁みる作品だった。

帰る場所がある事の素晴らしさ。ホームシックがぶり返しそう🥲
まだまだ…と思っていた両親の老後の事も考えさせられる。

最近は名画座等で半世紀以上前の小百合ちゃんを見る機
>>続きを読む

馬喰一代(1963年製作の映画)

4.1

三國さん、三船さんが過去に演じた二役を同じ年に演じていたんだなー。

大きな違いは物語途中でユキさんと夫婦になる点だろうか。

旅立つ息子を馬乗で見送るラストはやはり泣けるが明らかに病魔が潜んでいるユ
>>続きを読む

無法松の一生(1963年製作の映画)

4.0

阪妻版、三船版と見てきましたが偉大な先駆者に負けず三國連太郎の松っつぁんもコミカルで豪快でとても良い。(悪ガキも容赦なくぶん殴る)

吉岡のボン関連で前二作にはないエピが入っていて後半の悲壮感が際立
>>続きを読む

赤い陣羽織(1958年製作の映画)

4.0

恐妻家の御代官が祭りのどさくさで人妻に夜這いを仕掛けるコメディ。

山本監督の異色作?🤣

代官・勘三郎を日々鍛える香川京子の勇ましさ。人間の壁上映後のトークショーで語られていた早稲田弓道部仕込み
>>続きを読む

人間の壁(1959年製作の映画)

4.2

某県内の小学校で共働きの女性教師の退職勧告が相次ぐ。

当時の教員の労働環境の問題点や生徒達の私生活の格差まで生々しく映している。

教師という設定だけに留まらない、悩み苦しむ等身大の女性を演じる
>>続きを読む

辻が花(1972年製作の映画)

3.4

8歳の年の差がいかに大きいことかをクドいくらいに問いかけてくる。
ここまで深刻に考えなければならない年齢差でもないような…🥲
それ以上の何かがあるのかと思ったらそのまま終わってしまった感じ。

憧れ
>>続きを読む