山羊さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.3

ギリシャの海!陽キャの集団!熟年婚活島ツアー!頭空っぽにして見れる嬉しさ。
おばちゃんメリル・ストリープが踊り狂っている。おじちゃんも踊り狂っている。ずっとお祭り騒ぎ。そういう映画。
全編通してちょっ
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.5

暴言を吐かれたり精神病院に入れられたり、あんな酷い扱いを受けていておとなしすぎるので気の弱い母親だなぁと思っていたけど、警察の真の意図を知った後は小気味良いほど怒れる母に豹変。

確かに、反抗して暴れ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

不朽の名作。圧倒的な完成度に慄きます。スピルバーグ天才すぎてビビる作品。
何気にオープニングの男女が談笑してる時の音楽好きなんですよね。ユニバのジョーズの待ち列、思い出します。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

カンヌで話題になった当時は劇場未公開だったそうです(今もかな?)。確かにこれをスクリーンで堪能できないのは勿体ないような。
途中、動物好きには辛いシーンが続きます。ビーガンになりそう…。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.8

あの――現代の感覚からするとあり得ない――殺戮は、初めは単に賃金の引き下げから始まったんですね。ごく初期の頃に違和感に気づいて脱出したユダヤ人もいるんでしょうか。
差別の種が些細なうちに摘んでおかない
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

-

「新感染 ファイナル・エクスプレス」がとっても面白くて感動したので、同監督により前日譚として制作されたというこちらのアニメ作品を鑑賞しました。

貧困問題や福祉の分配など政治色の強い描写もあって、純粋
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Red(2020年製作の映画)

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原作者である島本理生さんの小説、過去にナタラージュ含め何作か読んでるんですけど、いつもこの人の書く狂おしい恋愛のエネルギーについていけたことがない。あくまで女性向きだと思う。男性はこれを観てどう思う…>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.3

これはこれでクソさわやか。そして残る虚脱感。

キューブリックの映画はどの作品も押しつけがましくなくて良いですね。
なんというか、ズケズケしてないんだよな。上品です(本心)。
アホの上官がまぐれで言っ
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ゴールデンタイム(2013年製作の映画)

3.1

20分だけ資本主義が嫌いになった。
何気に廃品カーストでネジ巻って上位よね。電源要らないのが強いわ。
それを考えると電池式のあの子は暗い未来しか見えない。辛すぎるね。

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.3

いいねーいいねー遊園地とゾンビって子供時代の夢が詰まってるね。
そのへんのホラーよりしっかり作られています、ちゃんとした、というか誠実真面目なB級映画です。
トゥインキーめっちゃ推してくるので今すぐ食
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シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

3.3

登場人物の相関関係を把握するのにちょっと苦労しました。情報がちょいちょい後出しで入るので、普通に観ていてわかりやすくはないです。

戦闘シーン楽しいからストーリーは何でもいいんですよ。
唐突に戦闘が始
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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ガラの悪い景色に本屋みたいなBGMの映画。

うだつの上がらない偏屈潔癖のタクシードライバーが、美しい娼婦の少女と出会うことである種の激情に駆り立てられ、最後に華を咲かせる?ストーリー。

終盤はけっ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

予言で話題のサイバーパンク名作アニメ。
ネオ東京という発想や、色鮮やかなネオン街、無機質な高層ビル群、真っ赤なバイクのデザインなど、独創的でありながら視覚に直接訴える美術力が印象的でした。
シナリオと
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マドレ(2016年製作の映画)

3.4

はじめてのチリ映画。
ラストに雑な格闘してたけど、それでも最近観た中では一番気味の悪いホラーでした。やっぱり主人公が妊婦さんだからだと思います。
ホラーとかスプラッター系の映画で赤ちゃんor妊婦さん出
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

4.1

「パンダ・コパンダ」の方のレビューと同じ。
「雨ふりサーカス」ではトラの子、トラちゃんが登場します。やさしさマシマシです。

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.1

個人的にはジブリ作品の中で3指に入ります。パンちゃんの丸っこいシルエットが何とも言えず愛らしいです。これは「単純な線」だけど、誰にでも描けるわけじゃないからね。
パパンダはミミ子のパパなのに、パパンダ
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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SNS世代、次世代の恋って難解。
恋愛ってこんなに将棋みたいだっけ…? 

時々出てくる名言集に感銘を受けました。
「愛は綺麗な絵を台無しにすること。もっとすごい絵を描くために。」
って聞いた瞬間、す
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.7

世界は美しいものばかりだから、私の心はそれに耐えられなくなる。
しかしその破裂しそうな思いもやがては感謝の念に、きっと愚かな私の人生にも最後は感謝の気持ちだけが残る。


絶妙に荒廃した人間関係に、も
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

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最後の方ズバット軍団よりも勧誘おじさんの方が怖かったです。
途中に出てきた粉砕するホイホイ的な機械ずっとつけとけば?と思ったけど…。

日の名残り(1993年製作の映画)

4.1

英国の伝統と秩序と気品、これが根幹にあるのは当然なんだけど、なんとなくスティーブンスに日本らしい侍の精神を見出してしまったのは気のせいでしょうか。
父親の死に目にも立会わず職務を遂行する、余計な言葉を
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

動物が出てくる映画には弱いので、今回もご多分に漏れず号泣。
でも「犬生」「犬の生きる目的」「犬の幸せの定義」まで人間が説くのは、流石におこがましいような。幸福というのは犬それぞれですから。

復活の日(1980年製作の映画)

3.6

良くも悪くも大作りな作品でした。避難先での性の機会の平等問題など、妙に生生しいところまで熟慮されて作られています。キャストも殆ど外国人で、とにかくスケールが大きいです。しかも後半になるとテーマが微妙に>>続きを読む

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

怪我をさせた子が試合の後ずっと涙目になっていたのが一番印象に残っています。
あの子だって自分のキャリアに傷をつけてまであんなことはしたくなかったはず。
いじめっ子だった彼が自分でトロフィーを手渡したい
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.3

自粛期間に鑑賞しました。
面白かったです。アメリカ映画にありがちな主人公が無双するようなやつではなくて、味方がそれなりにバタバタ倒れていく映画なので緊張感があります。ウィルスそのものの脅威よりも、人々
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ミスター・バージン(1984年製作の映画)

3.0

内容よりも会話の間(ま)がシュールなのが面白い。最後はハッピーエンドで良かったです。
死化粧師ってそんなにタブーなものなんですか?コメディだから大袈裟にはしてるんだろうけど、私は全く気にしないタイプな
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

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毛皮のマリーズの例の曲が好きで視聴しました。

菅田将暉の横顔と小松菜奈の目力が本来以上のものにしている感は否めませんが、個人的には大友役の少年の甘酸っぱい演技にMVPをあげたいです。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.6

アデルの少し持ち上がった上唇と、いつも熱に浮かされたような顔が印象的です。
初めて女性に心を惹かれたことによる、葛藤と戸惑いと焦燥と嬉しさが入り混じったような気持ちが、一見無表情に見える瞳の奥によく感
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

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新型コロナの自粛期間中に鑑賞しました。
今回のパンデミックもこんな風に人類が勝利しますように。

インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

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「27の映画祭が熱狂した傑作スリラー」というポスターでハードル上げすぎちゃった映画。少し「ゲット・アウト」に似ています。

ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

4.2

これはすごい!見てるこっちが脳しんとう起こしそう。

アクションシーンは圧倒されるカメラワークに、文字通り息つく暇もありません。
スピードがとにかく早いから、血しぶきさえ目で追う間もなく進んでいき、あ
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リング2(1999年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

フィルムに「貞」の字が浮かんでるのと、最後の怒涛のロッククライミングにどうしても笑ってしまう。貞ちゃん自己アピールが激しすぎる…。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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最後のオーディションでこの期に及んで不合格なら、切なくて愛らしくて良かった。

告白(2010年製作の映画)

3.9

なんだか演劇っぽい構成でした。
最初は女教師の告白から始まりサスペンスにように思えましたが、犯人はあっさりバラされてしまって厄介事の種を残して消える。その後は一人一人が独擅場を展開し、各々が身の上話を
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

疑惑が確信に変わる前のほうが面白かったです。登場人物が全員不審者で不気味。やっぱり顔芸って強いよな。あの家の車の中で流れてる楽しそうな曲は、調べてみたら「Run Rabbit Run」という曲でした。>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

女が狂っていたはずが、気が付けば男の方が狂っていました。裏切られた愛情と幻想が、憎しみのエネルギーとなって積年のトラウマであった高所恐怖症を克服させるラストシーンは必見です。
ジュディの処遇に関しては
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