yokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

5.0

10分ほどの光を永遠に感じさせる天才。
なんだよ上映時間50分しかないのか〜て思うじゃない?50分もあるというのが適切か。冒頭の、撮影のため2時間磔に拘束された女優として怒りの日を引用していたが、同監
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おとぼけハレハレ学園(1968年製作の映画)

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ジュヌヴィエーヴ・パージュ記念。邦題は永井豪ハレンチ学園からだろう。逆かもしれない。両方とも1968年だ。どのタイミングで邦題がついたかわからないが。彼女の映画を色々探していたのだがこの動画はまだ発掘>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

ウルトラマンの知識は全くないが楽しめた。私のなかで1番近いのは三島由紀夫原作、吉田大八監督の「美しい星」佐々木蔵之介とリリーフランキーの対話のシーンやね。群れとしての人間に期待するか、絶望してインパク>>続きを読む

ゴダールの決別(1993年製作の映画)

4.5

意外とエヴァンゲリオン

ことあるごとにわざとらしくデデーンと、ピアノが鳴る。不協和音ではないが綺麗な音ではない。なんなんだろうか、今作だけでなくそういうのはゴダールにはままある気がする。レディオヘッ
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女教師 シークレット・レッスン(2016年製作の映画)

3.5

主人公の憂鬱そうな表情、竹内結子や堀北真希系で素晴らしい。ストーリーはレディコミというか、昼メロというかTwitterなどのタイムラインの広告で流れてくるサバサバolときゃぴきゃぴ猛禽類新人の対決漫画>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.6

冒頭ルカ24章の引用、不思議に思ったのは記憶がたしかなら助祭はたしか23というあだ名で呼ばれていた。なんで一緒にしないのだろう。2001年宇宙の旅HAL,IBMの一歩先を行くの一文字スライドに似たニュ>>続きを読む

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.6

何が熱いって、最初のバンドがリッチーがいる時のマニックスなのよ。舞台的にはウェールズ出身の彼らではなくゴリゴリのブリットポップでもよかったが、ジャーナリスティックな気質、田舎者の気合ギミックは主人公と>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.8

これからもヘイリーベネットを評価していくぜ!彼女は虚無な日常、貧困ではないが満たされない、取り繕うゆえの無表情、そういう役が多いイメージ。それが堪らない、大雨や快晴ではなく曇り空が似合う人。変にオーバ>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.3

おいマイルスお前がBlueを語るなよ!真のBlueとはこういうことじゃい!という監督とイーサンとチェットの意思をビンビンに感じるBorn to Be Blueというタイトル。Kind of Blueこ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

2.9

ディカプリオにオファーがあったという話をフォローしている人の感想で知ったが、そうなるとオチがシャッターアイランドと同じになるのでブッキング無理なのだろう。いやむしろそれから着想したのかもしれない。(ク>>続きを読む

Buy Me バイ・ミー(2018年製作の映画)

3.3

ロシア映画が観たくて探しているがなかなかサブスクにない。あとタルコフスキー的なやつとかDAUみたいなザ・コア・ディープロシアじゃなくてもっとフラットなロシアね。ロシア検索でこれが関連に出てきたので視聴>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.4

アレクシアは失読症の名前

あらすじの文章だと事故、手術で埋められたチタンの影響による性的嗜好の変化、増大するエキセントリックさの話に見えるが、事故前からエキセントリックであり父親もサジをなげているコ
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アネット(2021年製作の映画)

4.2

最初にバンドにキューを振るプロデューサーがカラックスだとわからない人間は観なくて良いと思う。嵐に立ち向かう大恋愛ミュージカルと勘違いしないように。最後のアダムは露骨にカラックスに似せてきているのは面白>>続きを読む

底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

4.5

主人公の飼っているカタツムリはお互い矢を差し合い交尾する
評価低すぎ!ビジュアルの良い2人だから文学性が低いと判断されたのかな
まあ高くはないが、2人が自分の持ち味を理解し発揮しているので気持ちがよい
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

つまらないという意見非常にわかる。妙に登場人物多いと思ったら、実際の登場人物がインタヴューを受けている映像とは別に役者が再現VTR的な演技をしているのでややこしい。ようは2人一役的な。最初実話というの>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

1.9

力が欲しいか・・・。

どう考えても白の女王の方が腹黒で性悪なのに赤の女王を断罪する。

自分のように奇形のものに目をかける赤の女王。内心茶番に気づきつつも、彼女は愛されたかった。しかし裏切られ、愛さ
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キャロル(2015年製作の映画)

5.0

私のクイーンとプリンセスが共演するからには観るべし。観るべし!

同性愛のイメージが強いが、見返すとむしろ年齢差、社会的地位の差異の愛の方が強い。同性愛はそこまで関係なく、これはルーニーがケイトに人間
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セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

3.0

最初のタイトルのフォント色合いがもろゴダールでイカす。

しかしそこまで評判がよろしくないのは、今時強い女性!黒人の権利!しか売りがなくてジーンセバーグに思いいれがないとキツい。そもそも最初からブラッ
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ブリーダー(1999年製作の映画)

5.0

萌えよミケルセン!

初期レフンのチンピラものだが実は「アンチ銃」がテーマ「L」の意志を継ぐ者の話

俺たちのレフン、俺たちのマッツ、ヤングな頃の汁スパーク!!今回マッツはプッシャーや金玉しばき男とは
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愛の嵐(1973年製作の映画)

4.6

面白いのだが主人公のおじさんにナチス的な怖さがない。どちらかというと森進一である。それか金融系youtuber高橋ダン、なんか表情筋や雰囲気が緩いのよね。クリストフヴァルツとかダニエルクレイグみたいな>>続きを読む

Big in Japan(原題)(2014年製作の映画)

2.8

You got me mad now!🤼‍♀️

オーストラリアなら一般人、でも日本なら有名になれんじゃね?今のyoutuber的なノリのドキュメント。

主人公のデイヴ、クラークケントやリヴァースク
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コラテラル(2004年製作の映画)

5.0

夢はMAX無限大

なぜヴィンセント(Vincent,征服者の語源)はマックスに執着するのか!夢を追っているフリをしている自己欺瞞が許せないから。

昔はスタイリッシュな殺し屋のクライムストーリーだと
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

車のナンバーは39-82サンキューハニー
上映時間が長いとあるが、ワーニャや家福のように他人に向き合わず長期間なにをしてきたんだと同じように後悔する私たちに刺さるための時間。

私自身、舞台の知識があ
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危険な恋人(1968年製作の映画)

3.3

ティントブラス、名前を知らなくともジャケットを見ればあああれか!の監督。郵便屋、背徳令嬢などこれなら未成年でもワンチャン借りれんじゃね的な少年時代のおもひでが蘇ってくる。要は中途半端にエロいだけの洋画>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.5

フレドの亡霊が乗り移ったパオロがマイケルコルレオーネと邂逅。

ガガの演技が嫌いな人もいるかもだが、演技派ぶらず自分の味を出してくれるのが良い。スカヨハならやってくれなそうなこともやってくれる。彼女自
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ピアニスト(2001年製作の映画)

5.0

ぶつ切りの人生

なぜピアニストなのか。ピアノは他の楽器と違って単独でも成立しうる楽器。和音とメロディを同時に奏でられる。フルートやヴァイオリンではこうは行くまい。もちろん音を合わせる必要もあるシーン
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

4.0

いかにもな代理店がつけた安い邦題かと思ったら原題ままwガールて年ちゃうやろという意見は確かにだが、ガールはエミリーのことではなくこれから大人になる少女たちに向けての啓蒙映画と私は解釈。モテる男、扱いの>>続きを読む

ブロークダウン・パレス(1999年製作の映画)

3.1

これは劇場で観たので覚えている。なぜ今これを思い出したか。
マリグナント→アンダーワールド→ケイトベッキンセイル→ブロークダウンパレス出てたんかワレ!

タイ旅行でいわゆる薬の運び屋にさせられてた若い
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.8

いわゆる有名な誘拐劇そのものは1時間ほどで解決、踊る大捜査線でパクられたあのシーンもそこまでカタルシスはない。子供の発言がいかにも過ぎて・・・。誘拐の罪では当時は軽すぎるので(黒澤明は誘拐罪が軽すぎる>>続きを読む

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.4

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

みたいな邦題で爆笑

高級寿司屋、銀座すきやばし次郎の店主小野二郎のドキュメント。金額は映像内では3万からだが今は4、5万くらい?本店はリラックスできないらしくた
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影武者(1980年製作の映画)

3.7

冒頭の3人(信玄と弟と影武者)の構図が素晴らしい、信玄の弟も影武者の1人なのだが、弟と言えどもきっちり上下関係があるのがザ戦国!

しかしこの3人のおっさんの異様な引きの固定の絵面、蝋燭が一本だけ立て
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.5

愛を取り戻せ!

昔学生の頃、野良猫を見るたびデジャブだ!という勘違いをした友達がいたのだが罪作りなことをしてくれだもんだ、ウォシャウスキー姉妹よ。別に猫を見ることがデジャブじゃないよと教えたのだが、
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.2

Respect for Tanaso

助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。
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ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

3.9

シナーマンはバチこりアガる!🐰

子供のころはピアノの練習し過ぎて黒人からも白人からも孤立していたらしい。教養、地位があるためどちらにも属せないグリーンブックのドクみたいな立ち位置を思い出した。いわゆ
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

4.5

主役のおっさんに共感できない場合トム・ハーディが演じていると思い込めばなんか可愛く見えてくるので観れる。微妙に似てない?

追いかけている刑事の緩さが素晴らしい。
刑事に薬取引をマークされていて主人公
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美しい星(2017年製作の映画)

4.0

人類\(^o^)/(火のポーズTIM的な)

家族4人はかなり良いんだけど周囲の人間がやっぱ雑かな。そういう絵を撮りたいセリフにしか見えないところもある。

亀梨ぱいせんの写メなにも言わず撮る後輩
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