yokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.9

大泉洋、タイカワイティティ的な説得力だけしかない顔面的作為を感じて今まで避けてきたが、、、

九人の翻訳家の時にも思ったことだが今時そこまで小説やブンガクに何かを左右をする引きはないでしょう。映画含め
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女性上位時代(1968年製作の映画)

3.5

まず、タイトルやこのジャケットに象徴されるようなザ ミストレスみたいなシーンはない。ムフフなシーンはあるのだが、主人公のするSMチックな妄想、プレイも今ならソフトな部類だと思う。そして最後くらいまでは>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

母親がフリの割に意外とコミットして来ないが、服飾の先生、バーの店主、警官の女、彼女たちは母親の代わりだ。みんな発狂してるエロイーズを暖かく見護る。ある種母親が取り憑いている。みんな40〜50才くらいの>>続きを読む

あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)

3.8

よく言えばファントムスレッド、女王陛下のお気に入りあたりの主従入れ替わり風映画、悪く言えばダメダメおフランス映画。1番気になったのはちょくちょく「家政婦は見た」的な(そのドラマは見たことないのだがなん>>続きを読む

マリアンヌ&レナード 愛の言葉(2019年製作の映画)

4.1

レナードコーエン、実はハレルヤしか知らない。それもジェフバックリー経由だ。そして勝手にイタリアかフランスの人だと思ってたがカナディアンだった。なんかヨーロッパってイメージが強いんだよね。ハレルヤの歌詞>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

4.0

優しく見える人と優しい人は違う

未見ながらシャマランのハプニングに似ているらしい。点数もあいまって地雷臭むんむん🐤でも私は好きでした!

マルコビッチが前半は憎まれ役を引き受けるが、実は一番主人公サ
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カオス(2000年製作の映画)

3.8

ベストな中田映画ではないかもしれないが中谷美紀のベストな作品。中谷美紀が少しでも好きなら観るよろし。中田中谷ならリングあたりが語られすぎて今作カオスはエアポケット感が強い。萩原が俳優として一線退いてい>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.1

正しい説教が正しいのか問題。

ひろゆきが、打撃系にマグレはないが組技はマグレがあるとドヤっていたが実は真逆で、打撃こそマグレがあり組技にマグレなしだ。ようは私がガードを固めて飛び込んでぶん回せばボク
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

ノンポリのプロフェッショナル風な主人公だが、銃規制だけは、有無を言わさない感じ。ダークナイト版ジョーカーのように悲惨な過去なんて関係ないわとヒラリとかわすがまあとにかく普段の仕事以上に入れ込んでいるの>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.2

ワタスの好きなクリスティンスコットトーマスと、そこまで好きではないがペシミスティック顔のおっさん、思い出した!マトリックス2に出てたフランス人役、ようはモニカベルッチの相手役、本来は嫌味な感じのおっさ>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

ジェシカチャスティン主演の女神の見えざる手とポスターがそっくりで邦題と原題みたいなヴァージョン違いかと思ったが違う映画wそちらは未見なのだが話も少し似てそうじゃない?

出だしは、えっ!モーグル?と思
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.9

当たり前だが俳優はさまざまな演技をする

とは言ってもだ、ネトフリ超大作レッドノーティスを観ていて結局はある程度はテンプレなのだなあと感じた。あの3人がドヤったイメージを見た時点ですごい無難さを感じた
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.6

malignantは悪性のという意味らしい。個人的に綴りからpregnant妊娠中を連想。処女マリアに受胎告知する天使はまさかのガブリエル。

オケアレンジでわかりにくいのだがPixisのwhere
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

私にとってボーダーで想像するのは境界性人格の話だがそういう意味ではなかった。ポスターのイメージからトリアー、ランティモスのいやーんな感じ系を想定していたが🦐🦌🐰

なぜブサイクメイクかというと動物、人
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.1

あまりにもitの正体が分からなくてガッカリという声が大きい気がする。

評判の胸糞END、なんらかの感染症、それによって蔓延する不信感のメタファーをテーマとして考えるならウィル側は感染していない。感染
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

5.0

アイコンとして消費されたブリトニーへの鎮魂歌は世界を撃ち抜く

あまりにも評価が低いのとジャケットがピチピチしているので陽キャ向けのジェシカアルバがでるようなお祭り映画と勘違いしている人も多いのでは?
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π(1997年製作の映画)

3.9

デビッドリンチ好き〜と普段カッコつけながらイレイザーヘッドを全然観てない私がいうのもなんだがイレイザーヘッドに似ている気がする。科学で世界を解き明かす!なのにキモい肉塊でてくるみたいな。白黒で最後まで>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

バリーコーガンの顔は凄い、不吉が歩いているようだ。いわゆる外国人俳優では凄い貴重な顔だと思う。

バリーコーガン彼の役のシガー的な神聖を考えると娘とのロマンスはどうだろうか。あってもなくてもという感じ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.5

宇宙船のモノリス感、ヴィルヌーヴ感は良かった、変な模様がなければなおよし。エヴァのラミエル感、水平線に見える巨人の骸なども補完後の景色に見える。

最初にダーウィンがご丁寧に出てくるのは人類の進化は自
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.7

原作、リンチ版は未見ながら、ドゥニのメッセージ(arrival)を観てると思いの外地続き感があって理解しやすい。ゼンデたその差し込みシーンはメッセージにおける未来の娘とのやりとりシーン、始まりと終わり>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

2.9

タイカ・ワイティティとレベル・ウィルソンはどうしても私の趣味に合わないというか、私お笑いわかってます感が苦手だ。プルンプルン総統や、帰ってきた総統にくらべやはり弱い。結局目を見開いてドヤっ!みたいな演>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

5.0

羅生門、三者三様という言葉も浮かんでくるが、それだと角度によってそれぞれの真実みたいな話になってしまうのでそれはおそらく広告のミスリード。世相のムードを反映するなら妻の証言が一番客観的事実に近い。じゃ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

主人公がノマドランドの人なのであのキリッした表情、スタイルはおそらく徹底抗戦!陰鬱なストーリーですら逆に彼女が主役なら世間や警察クソ社会からへこたれないという安心感がある。

嫌な感じダダ漏れでいい感
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

最初の段階で金持ちを騙すというよりは王様と乞食的な類型、そっち系の物語だというのがわかる。お嬢さんがというよりは体もヒロインにしては貧相でスッキと並んだ時明確な差が見えにくいところだ。顔立ちも似てるわ>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.9

何も起こらない最初の3分が一番面白い

定石外しが売りらしいがそこまで予想を裏切られた感がないというか、一番意外なのは処女が他人を犠牲してまで自分が助かろうとするところくらいかな。

愚者が死んだてい
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マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

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レフンの微妙なくねり具合8 1/2の監督を思い出す。

やたら重要な役回りのホドロフスキー、やたらラフな感じでふらっとレフンの部屋に登場するゴズリング。オンリーゴッドよりこっちのがおもろいかもw
ドラ
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嗤う分身(2013年製作の映画)

3.6

これとドゥニヴィルヌーヴの複製された男はごっちゃになる。しかしいい加減ドゥニ氏の名前がすぐ出てこない。なんかいつもヴィルドヌーヴって覚えてしまう。ヴ系の音は記憶のハードルが高いのかもしれん。ちなみにヨ>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

ビルマーレイ本人役で出がち〜

続編ものはたいてい1のテンションは越えられないがコレはなかなか良い。しいて言えば1から妹の存在感、俳優としてのオーラが減退している感じで4人の凸凹チーム感はないが、スウ
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.5

ローリングストーンズ

ボーカル ミック
ギター  キース
ベース  キース
ピアノ  ニッキーホプキンス
ドラム  パーカッションの人

ブライアンがハブられている過程が〜、とか勘違いしている人もい
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スター・トレック(2009年製作の映画)

3.0

マイブーム、ビッグバンセオリーのシェルドンが贔屓にしてるスポック、というかいたるところでスポックネタは出てくるので基礎教養として鑑賞。私swもハマれなかったたちで初stに不安だったがクリヘムの捨て駒み>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

タイムラインが007で埋まっていく〜!ということで私もアマプラ無料で馳せ参じる。といいつつも私007全然わからなくて草刈正雄みたいなおっさんがピストルを腰撃ち?してるイメージしかないのだが。ジョン・ウ>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.1

オレグ(アレックス)が少しモリアーティに見えてくるw

よく映画館でこそ観る映画として、体験型のアバターとかレディプレーヤー1みたいな作品があげられるが、こういったちょっと地味目な作品こそ映画館で観る
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社会から虐げられた女たち(2021年製作の映画)

4.5

イングロリアスバスターズでクリストフヴァルツとともに名演、ブレイクするかと思いきや、作品選びがイマイチパッとしないメラニーロラン。世間的には他作品としてはグランドイリュージョンとオーケストラかな。それ>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

4.2

予告で観た水没都市がインセプションでコブが彷徨うような記憶のモチーフかと思いきやこれは現実。水没都市と、記憶をたどる装置の水槽が掛かっているわけだがガジェットにマイノリティリポートのようなワクワク感は>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

一度きりの人生、モブから主役に!が基本テーマだと思うがモブ歴を重ねたプロモブプレーヤーの私としては何言うてんねんの気持ちもある。どのくらいあるかと言えばマトリックスでネオ売ったハゲちょび髭と同じくらい>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.6

字幕もなく手話がわからないというごもっともな意見はもちろんそうだが、健常者の世界での聾唖者は、私たちがこの映画を観て感じる疎外感を同じように抱いているのかもしれない。

話はわからないっちゃわからない
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