いつも言われる事だけど “人の心”は何処にあるのか…頭か? 胸か? それとも この箱(ディスク)の中か…
“岡部靖文(高橋努・演)”は警視庁捜査一課の刑事だったが 「科学警察研究所法医第九研究室」 通称「第九」 に移動になる 第九とは事件関係者(犯人・被害者)の“脳”を利用させて頂いて 脳が発する電気信号を読みとり 関係者の見たモノ(記憶)を参考にして捜査を行う機関であった この操作法は未だに偏見の眼で見られる部署だ 岡部自身抵抗を持っていた
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その第九での任務は 通常捜査は勿論 当室の室長“薪剛(板垣李光人・演)”の護衛も命じられていた 薪室長は17歳にして京都大学生命科学研究科の博士課程を修了後 東京大学に主席で入学を果たした天才中の天才と言われた存在だが プライベートや交友関係が全て判らずの人物だった
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だが この室長が最近今までなかった動揺を見せた者が一人いた その者は最近第九に配属されて来た“青木一行(中島裕翔・演)”だ
どうやら青木が第九の創設時 室長の唯一友と呼ばれていた“鈴木克洋(中島裕翔・演/二役)”に似ていたからだろう 鈴木は何かの事件の際 亡くなっていた
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青木が配属され 第九の関わる事件が益々の不思議をまとっていく と岡部は感じていた
しかし多いの予想など大きく超えた 怪しく哀しい事件が待っていた
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この作品は映画でも制作されていて 私はそっちを先に観ていたので ドラマの導入部は何とか追いついて行けたが 二役と云う事をもう少し判り易く表現してほしかった 髪型を変えただけでは 別人とは判らなかった
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事件を解決していく途中で それぞれの特殊な捜査法に対しての向き合い方が判っていき あのポーカーフェイスである室長のナイーブさも判り 岡部は特殊な捜査法に対しての理解が深まったような気持ちになっていた
しかし 岡部の気持ちなど凌駕する あまりに悲しく残酷な事件が 第九を襲おうとしていた
ぜひ観ていただきたい あなたは観ていられない事件に出会うから…
いつも言われる事だけど “人の心”は何処にあるか…頭か? 胸か? それとも この箱(ディスク)の中か…