「笑い男事件」に比べるとテロリズムなどアクショシーンは多いのに関わらず内省的な印象。
「個別の11人」という名称は格好いいが思ったほど11人ではなく記号的。
電脳ウイルスなどハイテクなモチーフを用いているにも関わらず労働力としての難民やコロニーとしての出島、テロリズムなど現代社会が向かいそうな現実的問題点が取り上げられているためか現代の描写に見えてしまうのが残念なところ。
政府の右翼的思想をベースにした陰謀論的な描写は制作者の好みなのだろうがちょっと作風のフットワークを重くしてしまうような印象が個人的にはある。