KO

夢半ばのKOのレビュー・感想・評価

夢半ば(2022年製作の映画)
2.7
いまさら3ヶ月前に観た映画のこと…

今撮りたいモノは何なのか。
そんな、映画監督ならば誰しも抱くような葛藤をまさにそのまま本人が「いまこんな感じです」っていう風に映像に残してみた。という映画。
この映画にかける気持ちと覚悟はとても伝わった。
本当にこの映画のために身を削って命を削ってとことん向き合ったんだなと思う。
それはひしひしと伝わった。

だけど映画というコンテンツを通して一体お客さんに何を伝えたいのか?
まったく分からなかった。
それならドキュメンタリーでいいやん。ってことをやってる。

熱量を向ける矛先をもうちょっとお客さんに向けてほしい。
矛先の角度を変えるだけでだいぶ良くなると思う。
要するに自分のための映画でなく、メッセージを民衆に向けるということ。
「エンタテインメント」というクリエイターが敬遠しがちなその単語ととことん向き合うこと。
フィクションの「物語」の中に自分の日常の要素を熱をもって入れ込む。
そんな感じ。

まあ簡単なことじゃないけど。

って…ふと思った金曜の夜。
KO

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