【簡易メモ】
一言で言うと新鮮味が全くなく、過去の戦闘内容の使いまわし。
『刃牙シリーズ』は全巻所有しており、最新話も追っているくらいに好きなのだが、『ケンガンアシュラ』に関してはアニメを3話位まで鑑賞したレベルでほとんど分からない状態で鑑賞した。
個人的に『ケンガンアシュラ』が好きな人がこの作品をどう評価するのかは分からないが、あくまで『刃牙シリーズ』が好きな私としては(尚、相撲編は除く)、中身がスッカスカで、観る価値のない作品だった。
というのも、本作の戦いは過去の戦闘を単に使いまわしただけのものであり、全くと言っていいほど真新しさがないのだ。
例えば1戦目の「花山vs鎧塚サーパイン」は『グラップラー刃牙』の「刃牙vs花山」と戦闘内容が同じだし、2戦目の「ジャック・ハンマーvs呉雷庵 」も「刃牙vsジャック・ハンマー」と戦闘内容が同じだ。
これがオマージュに留めてくれるならまだいいのだが、中身が同じなので展開が簡単に読めてしまう。
特に「ジャック・ハンマーvs呉雷庵」は酷く、『刃牙シリーズ』を読んでいる人なら思わず首を傾げてしまう展開がある。
そして「刃牙vs王馬」だが、ただお互いの技を交互に出し合うだけのパフォーマンスにしかなっていない。
「0.5秒の無意識」→「剛体術」→「鞭打」→「ゴキブリダッシュ」って刃牙の技を順番に見せて終わりだから、何の面白みもない。
ぶっちゃけずっと鞭打してりゃ余裕で勝てたと思うのだが・・・。
ネタバレになるので勝敗は書かないが、個人的には無難すぎてつまらないと言った印象を受けた。
何かあと、どっちの作品にも忖度しているようでさ・・・。
観ていて落胆しかないんだよね・・・。
視聴者が観たいのは、「刃牙」と「王馬」の戦いというより、「刃牙」と「王馬」が戦うことにより2人がどういった変化もとい進化するのか…。
それじゃないのか??
例えば「王馬」の攻撃を受けた「刃牙」が、トリケラトプス拳や脳内麻薬を進化させたりさ・・・。
『ケンガンアシュラ』は分からないが、少なくとも『刃牙シリーズ』では、相手がどんなに格下でも全く同じことはしていなかったぞ!!
あとね…あまりにも戦闘描写がショボすぎる!!
どっちもオリジナルの方が遥かにレベル高いぞ!!
感じ方は人それぞれだと思うが、少なくとも『刃牙シリーズ』が好きな人で、本作が好きな人はいないと信じたい。