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あしたのジョーのおとのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(2010年製作の映画)
4.2
やたらと評価が低いけれど、面白かった。

原作に忠実で、尺に合うように必要最低限に抑えて大幅にカットしたような印象。
重要なところはケチらずに時間を使っていたし、実写化として成功している部類に入ると思うんだけど。

原作が良いだけにストーリーは文句なしに良かったし、山Pと伊勢谷友介の演じる丈と力石も迫力と絵力のある二人になれていた。
男も憧れる色気と格好良さが出ていたし、力石の隠しきれないジェントルマンな面が伊勢谷友介と非常にマッチしていて、ハマり役だった。

ただ、ドヤを次第に背負っていく丈と白木葉子の対比が少し無理矢理にも感じた。
丈と力石の熱演に対して、香里奈の演じるお嬢さんは人間味が薄かったのが影響しているのかもしれない。

被写体との距離が近い撮影で臨場感があって良かったけれど、スローモーションがほんの少しだけ多用されすぎにも思えた。
好みかな。
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    言語化して自分の中で理解を深める為に、レビューは長め。 おおまかな評価点(制作すること自体とても意味のあるものなので、点数設定は高め) ☆5 人生に影響を与えるベストムービー ☆4.5 とても良…

    言語化して自分の中で理解を深める為に、レビューは長め。 おおまかな評価点(制作すること自体とても意味のあるものなので、点数設定は高め) ☆5 人生に影響を与えるベストムービー ☆4.5 とても良い、また必ず見たい ☆4 特別良いわけではないが、良い作品 ☆3.5 良くなかった、最低点