実話から始まり戯曲になり
そしてこの映画化がなされたよう。
なんの予習もなく鑑賞したのだが
ディビッド・リンチらしくないというか
もっとこう猟奇的な話なのかなと
ぼんやりと考えながら鑑賞していたが
そんなことはなく、ヒューマニズムの
根本的な所にメスを入れ
主人公であるジョン・メリック(ジョゼフ・メリック)の半生を丹念に描いてました。
彼を取り巻く人々は彼を物珍しく観察したり、友人の話のタネに扱ったりなど
その状況に善と悪を垣間見みて葛藤するホープキンス演じるフレデリック。
彼を邪険に扱うことなく優しく接する
ケンドール夫人とのロミオとジュリエットの掛け合い。
駅でのジョンの人間であることの
叫びは心にひびきました。
たが、あんまり感情移入が出来ずに
終わってしまったのでモヤモヤしてしまいますな。
そんな映画。