冒頭と終わり、場面が切り替わり、視聴者がエレファントマンであるジョンエリックを初めて見るのが看護師と同じタイミングであることなど数々の演出が素晴らしいと思わせてくれました。
見せ物がサーカスから病…
人間としての尊厳や幸せとは、一体何なのだろう。
例えば作中のジョンは、感受性や想像力が豊かでとても心優しく、素晴らしい人間性を持っているとされる。そしてこの映画を観ている私たちは、そんな素晴らしい…
病室でのシーン、音楽が凄まじい。
聡明さと感受性を持ち合わせながらも当たり前に人間であることを主張さえできず、心を殺して生きるしかなかった彼の生き様は果てしなく暗い。先生とどこまでも平等になれないの…
高い知性と深い感受性を持つ人は、目には見えない人柄や背景までを理解して、人付き合いができる。
逆に、知性が低く未熟な人ほど、自分の物差しで測れるものだけを信じて相手への態度を決める。
自分を優位に…
醜い自分を受け入れてほしい、虐めてほしい、そんな欲望が発散された感じがした。
最後のお母さんのセリフで、ただひたすらに存在し、繰り返される自然と存在し続ける永遠という膨大なものの中での、自分の小さ…
デビッド・リンチ監督作品は理解不能なところがある。面白かったのは「ブルーベルベット」「ワイルドアットハート」ぐらい。「イライザーベッド」も真ん中当たりで挫折。「インランドエンパイア」は3分の1低度で…
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