憎しみのMayaSuzukiのレビュー・感想・評価

ストーリー云々の前にまずフレンチストリートなファッションセンスとストリートカルチャーが香るのがすごく好き。

もちろんカルチャー的な魅力だけじゃなくて、ゲットーとそこからの脱却、権力の腐敗というよくあるストーリーに移民問題が一個乗ってるところや、螺旋階段をぐるぐる撮影したり、スタイリッシュなシャドーボクシングがあったり、映像の満足度が高いところも良かった。

全体的に音がギャンギャンしてるのが苦手といえば苦手だけど、それを押し除けて、やっぱりカルチャーを感じられる映画は好きだなと改めて思った一本。

ラストも良い。

ちゃんと着地できればね、落ちたってきっと大丈夫なんだけどね。