弁護できないほどにつまらない映画。こう告白しなければならない悔しさよ。
あえて褒めれば、日本語音声で見たときに男の子の声優さんがめっちゃ可愛いくて聴き惚れたこと。
元の言語がフランス語のようで、フランスっぽいよね、と言われれば確かにねとうなずける。ただし、これが褒め言葉にさせてくれないのが残念だ。難解ならいい。不可解なのだから楽しめない。そういうタイプのフランス風。
レビューの中に時間の無駄だという感想があるけど、納得させる力はたしかにこの映画にはある。
いろいろ突拍子ない。ジャンルを固定させないような作りをしようというのか、ホラー…と思わせて、ズラし、ズラし、ズラし…しかしその狙いがいまいちハマらず、作品に集中させてくれない。
ポン・ジュノが華麗なるジャンル横断を見せてくれるとすれば、こちらはことごとく踏み外している。
タイトルからSAWシリーズを連想して手に取る人がいるだろうけれど、それは詐欺。いやらしくも嵌めてやろうという宣伝側の魂胆であるから、要注意。