なんだかんだで
タイミングが合わず未鑑賞だった本作。
マーベルらしさ全開の大迫力超能力バトルのオンパレードもとても最高だったが、
なんか人間らしさが生じ漂っており、そのバランス感覚が好きだなと感じた…
世界を救うためには、
これが最善だと鑑賞者にはわかっていても、当人たちにはそれがなかなか出来ない。
その歯痒さが作品にのめり込む良いフラストレーションになっているとは思うが、
逆にそこのリアルはとても大事で、
作品のキャラたちも自分たちと変わらない
人間なんだと気付かされる。
それが出来る作品が深みに繋がっていき、
多くの人に愛されるのだなと。
私たちと変わらず
“愛”の優先順位がただ高いだけだと。
極論だけど、自分たちも、飢えて死んでいるアフリカの子供の子たちのことばかりを考える壮大なマクロ視点を持って生きてる人ばかりではないと。
あとなによりサノスの圧倒的主人公感。
ソウルストーンを求めるすぐ横に代償となる愛する人がいたり、マインドストーンの崩壊を防ぐ鍵になるタイムストーンをドクター・ストレンジからもらっておけるなど、石を集める順番を間違えていればここまで順当にいってなかったような、サノスが導かれる様に石を集めていく様に圧倒的主人公バフを感じた。