かわいかった。
犬さんはなあ、かわええよもちろん。
しかし本作、猿さんのかわいさが1番目を引く。
内容は「そうはならんやろ」「なっとるやろがい」的に面白い。犬さんの技を受ける見事な受け身、一見の価値あり、かも。
ペットショップから逃げる時の身のこなしで声出た。こりゃあ才能あるわ。
でもお顔は弱々しくてかわいい。お客さんにも対戦相手にも強く見せる、そういうことはなく、犬さんはひたすら等身大。だからこそ微笑ましく、素直に応援できる。
猿さんの芸達者っぷりには脱帽する。
緊張も笑いもできるの頼もしい。選手のメンタルもケアできて、真面目にプロレスのコーチとして良いキャラクターな気がする。笑いを全面に押し出している団体があるくらい、笑えるプロレスは人気があるぞ。その手の団体の興行で、犬さんが勝ってたな、そういえば。「愛犬自慢したかっただけだろ!」って突っ込まれてた気がする。微笑ましい。動物愛護的視点でも大丈夫なものであればこそだが。
何気に本作は「プロレス界、家族と過ごす時間少ない問題」を描くところも面白い。
基本的には、日本なら日本全国を旅する巡業スタイルで試合を行うので、契約時に家族との時間を上げるレスラーさんも実際にいる。スタッフさんも同様に、家族となかなか会えない日々を送ったりする。
どの選手を誰とどこで出すか、ブッキングする人も大変であることが見受けられる。
消防法だかの検査のお仕事、大変そうだな…たくましい仕事人がニッコリ認めてくれる瞬間て何かの養分もらえるよな…