最後の終わり方も含め、間の取り方が印象的だった。
なんでもない風景を映す時間が長かったり、悩みや不安が投影されているシーンはやたら長く感じたり、揺れる気持ちが画面にそのまま現れているようだった。
家族を思って信じたことが家族を強めもするし、離れさせもする。
中学生のちひろはまだ親が必要だと思っていることがありありとわかるけれど、
作中のように悲しい経験も、新しい体験もしていくうちにお姉ちゃんのように変わっていくのかな…と思った。
個人的には変わってほしいと思った。
身近な人が信じてるものを否定するのってこわいことなんだろうな。
2世問題って言うけれど、こうやって周りが手を差し伸べても変わらないことも多いんだろう…
考えても答えの出ない問いを探すような話だった。