はなくそたべ夫

性春リバーサイド ふたりでイこうのはなくそたべ夫のレビュー・感想・評価

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上野の「大吉原展」にようやっと行った。
2000円もの大金を払って入場したが、混みすぎていて辟易して本当にひとつの展示も見ずに会場を後にした。なに一つ学ばなかった。

混雑は嫌いだしそんなに頑張ってまでみるほどの展示ではないだろう、というか吉原についての膨大な絵や説明をみるのに逐一並ばなきゃいけないことにホントはむかついているくせに私は学びに勤しむ教養人。吉原の文化を解する通人でござい。みたいなすまし顔で列を作ってるやつらと一緒に並びたくねぇ。と思った、ひどい偏見と被害妄想で申し訳ないが本当に心底そう感じて会場を出た。
しかし翻って、そんな私はなにも社会に還元してない分際でちょっとの人混みにも耐えられない無能。人より時間があるくせに学びを放棄したド低脳。義妹の酒場で倒れた阿呆。という自責の念に苛まれ、けっこう精神にキた。
快晴の上野公園を駅に歩く中で。

このまま帰るわけにはいかんせめて今まで経験していないことをして上野を出よう、と思いピンク映画館のオークラ劇場に入った。

で、入れ替えなしで上映してたのがこの
①「性春リバーサイド」と
②「女同士の痴戯 むせび泣き」
③「わたしの同級生 肉感の果てに」
客席は爺いだらけだった。ちょっと臭かった。
寄席をさらに煮しめた感じだ。

①は2017年の映画、途中からみた。
30歳手前のサラリーマン男性と役者志望の男。親友ふたりが川辺で最近の女遍歴を語りつつ逐一回想(エロシーン)に入る構成。セックスシーンが長いのはまぁ仕方ないとして普通に自主映画観るテンションで観れた。

②は昭和のロマンポルノ。レズモノ。
途中半分以上寝た。

③が始まったと同時に客席左後方で女の喘ぎ声がして、すごいなこの状況でスマホでAVみるのか、と思ったけどどうやら本当にヤってるらしく、まじか。と思ったけどあんまり振り返るのもなんだか恐ろしいのでとりあえず無視した、が無視できるようなもんでもない&次の予定があったため退館。
プレイしてる周りは爺いが7,8人集まっていて地獄の様相だった。大変勉強になりました。まともに吉原展回るよりよかったです。あとで調べたら当然ながら劇場黙認らしい。

劇場に入る時、2階が「プレミアムシート」2000円なのが気になった、通常料金プラス300円でラグジュアリーな気分を味わえるならそれもええなと思い迷ったものの、まぁ初心者だし普通の1階席にした、これまたあとで調べたら2Fはハッテン場だったらしい。プレミアムにしなくてまじでよかった。
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