変リクセン

リホーム 血祭り伝説の変リクセンのレビュー・感想・評価

リホーム 血祭り伝説(2020年製作の映画)
1.0
日本を訪れたアメリカの大学生が、宿泊先の家族に儀式の生贄として狙われ、襲われる話。

悪い意味で気になる点が多々ある映画(その点は後述する)。
何よりいただけなかったのは、この映画の肝であろう「外国人が異国で味わう(感じる)異様さ・恐怖」が描き切れていなかったり、盛り上げ切れていなかったりする点だ。家中の張り紙や変な絵、儀式で雰囲気を出そうとはしているが、はっきり言って表面的で軽く、「ホステル」のような陰湿さはほとんど感じられない。これは自分が日本に住んでいる日本人だから味わえないのではないだろう。

そのほか気になった点をいくつか列挙する。
(低予算の映画なので、制作者側からすれば「やりたくてもできなかったんだよ!」という点もあるだろうが)

・娘が頭を踏みつぶされて殺されたにもかかわらず、きれいなままの部屋
・女装男性の描き方。今時あんな露骨に面白おかしい感じでやるのか…という気持ち。
・切られてもとてもきれいな体・服。縦に刀を振りあっても首にできた傷は横向き。剝がされた爪は元通り。
・儀式で生贄の「清め」を重視しているが、行う側も普通は気を遣うのでは。ニート息子のロン毛は切る必要があるでしょう。あとその清めを重視しているやつらが、いくら妥協(足がつかないから)とはいえ「土人」と蔑視している人種を生贄に選ぶだろうか?
・別にメキシコ人は自分がメキシコ人であることを隠さないのでは?
・「日本的なものを見せとけ!」という意味しかなさそうなおばあさんのセーラー服。
・娘が読んでいる分厚い本は洋書だったのに、中身を無視するアメリカ人。中身をパラパラぐらいはするだろう。
・日本の警察はあの通報を受けても、すぐには拳銃出して踏み込まない。日本の観客がどう思うか考えてない。
・字幕の誤り。「速く終わらせよう」は「早く終わらせよう」。雑。
・そもそもこれってホームステイなのか?旅行なだけでは。

ほかにもあるが、とりあえずこんなところでストップ。

設定は面白くなりそうなのに、ただただ残念だった。
変リクセン

変リクセン