チコパンデブさんの映画レビュー・感想・評価

チコパンデブ

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カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

3.6

見どころたっぷり、なのになんだか手放しで褒めにくい。ハリウッドに寄せてるのはよくあることとして、それでもインド映画は最終的にカレー粉をぶち込んでトンデモたのしくしてくれると思ってたんだけど、今回どうも>>続きを読む

エドワード・シザーハンズ ダンスバージョン(2024年製作の映画)

4.0

当時キュンキュンだったシザーハンズを、マシュー・ボーン(白鳥の湖を男祭りに翻案する人)がバレエ化。
バレエ漫画で耳年増になってるだけのど素人の目にも、芝居っけたっぷりで舞台もお衣装もなにもかもキュート
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

不貞や剽窃を指摘されてもふてぶてしい妻、犠牲者のようでいてその実ワナビーのにおいのする夫、相棒の犬を傷つけても知りたい息子、
結局真実の提示はなくて、

盲目の息子はこの先このざわざわと折り合いをつけ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

すんごい!IMAXでよかった!
見はじめてから、アッこれ火星で自給自足する映画じゃないやつだって気づきました(でもマット・デイモンはこっちでも宇宙でぼっちしてた)

滅亡(窒息…!)へのタイムリミット
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JAWAN/ジャワーン(2023年製作の映画)

3.5

若シャールクとおじシャールクがポイズンな世の中に復讐するやつ。シャールクにイケメン萌えしてる方にはとってもお得!シャールクのポーズ(両手を広げて斜めになるやつ)ももちろん入ってるよ!

かっこいいし楽
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.3

他人の夢に出てきた際のふるまいで、チヤホヤされたり迫害されたりする理不尽映画。
ニコラスケイジのきのどく加減はよかったけど、この設定ならもっとおもしろくできたんじゃ? と思っちゃって…
ニコケイみごと
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リトル・ワンダーズ(2023年製作の映画)

2.6

やーんレトロ可愛い! おつかい感も相まってMOTHER(糸井重里のほう)を思い出しました。

しかしなぜだろう、今どきの子に俯瞰目線からエモやエモやと持て囃されてるようなうらさみしさが、そこはかとなく
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.7

みじめなアーサー。
この世界に、アーサー自身を愛してくれた人はひとりもいなかったのかしら。

もともとアメコミ履修しておらずDCに思い入れゼロ、かつ序盤のカラフルな傘時点で「あっこれダンサーインザダー
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.5

プライベートライアンというから個人的なウェットな何かがあるのかと思ったら、プライベート=二等兵だった。とんだミスリード。

犬死にの死屍累々、淡々と。
激戦の中、救助のために逃げない衛生兵の方がおかし
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花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

3.4

花嫁の取り違えのドタバタからなるほっこり映画。最近インド界隈はマッチョな勧善懲悪アクションの公開が多い気がするので、こういうの嬉しい。

とんでもないトラブルを乗り越えるダブルヒロイン。男性に従う文化
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.8

哀れなるものたちはとっつきやすかったのだな…
同じキャストで3つのストーリー、劇団ヨルゴスみたいな。クセ強い劇団。

ひたすら困惑当惑まどいっぱなしで、
「ハワワ…ハワ………ファッ?!」の繰り返しでし
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.3

レオ様の回復力と雪山のうつくしさ
追跡シーンなんか特に、風景が雄大すぎて、なぜ人の子は争うのか…と神の視点になる

そしてわたしはどうやらトム・ハーディがわからない ひげで顔認識がリセットされるのか

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

楽しみすぎるフォリアドゥの前におさらい
ホアキンの弱くて欠けた男はなんてすてきなの。

あんなに悲痛に笑えるものなんだな…と見るたび驚く
階段のシーンほんとかっこよくて。色んな意味の無敵の人。

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.9

楽しいったらない!観ててニコニコしちゃう。

カーチェイスとか爆発とかそんなに好んでないはずがすごくワクワクしたのは、きっとスタントマン目線になれてたから。「アイツやりやがったぜ!ヒャッハー!」みたい
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

4.0

プロジェクトXに、努力友情勝利!的なすこやかさと、マリリン・モンローみたいなスカヨハをプラス(あんなカラフル可愛いスーツ、わたしが着たらアパホテルってあだ名がつくわ)!これはたのしい!
「強いアメリカ
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オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

3.5

ファントムの幸せを祈りそして涙する、うっとりの2時間強。おかねもちのイケメン幼馴染と再会でサヨナラなんて、ひどいよクリスティーナのばか…
ファントムに10:0の肩入れをしつつ、本来の物語的にそれでいい
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

リバイバルにて

村の踊り、馬車並走のポーズ、みんなで泣くとこ
後半はまねしてみたい風習がいっぱい!
お花のある生活ってすてき🌹

北欧の妖精みたいな村人たちに比して
都会から闖入した一味のうすぎたな
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.7

怒りのデスロードをアトラクションとして楽しんだ層なので「ストーリーがある…!」とおどろきました。くくり付けられてひたすら振り回されてたデスロードと違って、今回は運転のたのしみが伝わります。
四駆に乗り
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ラームとリーラー/銃弾の饗宴 ラームとリーラ(2013年製作の映画)

5.0

2015年のインド映画祭、IFFJで度肝を抜かれて以来上映のたびに馳せ参じています。

暴力も脅迫も強姦も、殺人さえも選択肢として持ってる野蛮な世界観、
極彩色の無法地帯を舞台に、よろこびも怒りもむき
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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

すてきなおうちとすこやかな子供たち、
2人でくすくす笑い合う仲良しの夫婦。
これだけならサザエさんなのに…

アウシュビッツでの行いをすでに知っているから、隣人である彼らのすてきな暮らしにゾッとするけ
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.2

視覚的な可愛い楽しい♡ と並行して、
モヤモヤぞわぞわしてまうかなしき現代人。

「平凡なワタシが、俺様系スパダリに溺愛されて…⁉︎」みたいな少女漫画が現実に。
お嬢ちゃん気持ちはわかるがそいつはダメ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

幻視するイメージにどっぷり浸かれて、IMAXでよかったー! と思ったり、なんで原爆落としに行くB29パイロットの目線で爽快感感じさせられてんのよって(理不尽にも)モヤついたり。でも愛憎いったりきたりし>>続きを読む

タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

3.8

筋肉ですべてをねじふせていく。たのしい!

途中、そのウェイトは片手じゃ無理でしょ!肩が抜けちゃう!と何度も思いましたが、筋肉の前ではそんなの問題にもならなかった。つよい。
PATHAANでは多少ハラ
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24 ロイヤル・バレエ 「マノン」(2024年製作の映画)

3.8

眼福
YouTubeで見かけたオシポワを長尺で見てみたくて行きました。
マノンがマノン・レスコーから来てることすら知らないまっさらで臨みましたが、すてきだった…!
すばらしいに決まってらぁと思って行っ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

JAW目的だったけどすなおにおもしろかった。

劇中のたたかいで手に汗を握ってしまい、
プロレス観てみたくなっちゃったり
ザック・エフロンのターザンボディに見とれたり(衣装が白いから白ブリいっちょに見
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

-

世代交代でキャストが子供に転生したりするので、誰が誰やら、キミはどこから来た子? キミは誰の子…?と翻弄される。
登場人物もみんな時代に翻弄されていたので、おそろいです。

ところどころ置いていかれて
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

5.0

初鑑賞はいつのことだったか…たしか渋谷のミニシアター。
恋する輪廻wwwと半笑いで観に行って、大画面に大写しのディーピカ嬢に胸を撃ち抜かれ、
以来、現存する最高の美の女神として参拝し続けています。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

アリ・アスターをおそれていましたが、最近ホアキンが好きなので思いきってチャレンジ。成功。
ボーチャン気の毒でカワイイカワイイ!
好きなシーンはデリに水買いにダッシュするとき、カバディみたいにヘルプミー
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.2

むつかしくなくてキュートなタイプのフランス映画。でもフランスのコメディは不謹慎で好きよ。
オゾンこういうのひさしぶり?
美人殺人者として名を為しちゃうてへぺろ系ヒロインとブレーンになる腹黒弁護士…って
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ディア・ライフ(2016年製作の映画)

3.1

マダムインニューヨークの監督なのか!納得。
ヒロインがじんわり回復していく、やさしい映画。

たぶん父権の強さや男尊女卑みたいな古い価値観が、日本よりインドの方が残ってるんだろうな(だから女子の気が強
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.3

ブシェミだから我慢できたけど
ブシェミじゃなかったら我慢できなかった


マイベスト、と挙げる人が多いのに円盤も上映もない作品で、ずっと気になっていたのでリバイバルを楽しみにしてました。

ハタチ前に
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バービー(2023年製作の映画)

3.4

コロナ罹患やら何やらで見そびれてしまって悔いてたら、まさかの再上映。ばんざい!
マーゴット・ロビーがバービーすぎるしバービーハウス住みたいし、視覚のしあわせ。映画館で観られてよかった!

◆すきなとこ
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

2.7

ジョニデ、最愛王がぴったり!さすが。
悪気はないけど女をしあわせにできないイケメンおじいちゃん役に、この説得力よ。
ロケーションもお衣装もとっても素敵。ヴェルサイユで撮影できるのつよい。アントワネット
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.0

やさしいコックさんと中国移民なりのゴールドラッシュ。しかめっつらの荒くれ男たちが、ぶかっこうなドーナツで大よろこび。
牛泥棒するのかと思ってたら、夜な夜な乳搾りに忍びこんで雌牛となかよくなってた。やさ
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オーマイゴッド 〜神への訴状〜(2012年製作の映画)

3.8

たしかネトフリ。消えちゃったのか残念…

無神論者が神を相手に訴訟する!という筋だてからおもしろいのだけど、後半満を辞してスタアのアクシャイが登場するとさらにもりあがる。
アクシャイは神の化身なので、
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

とても18禁なので観る人を選ぶけど、選ばれし人は映画館で観といた方がいいと思う。
序盤の、童女ベラちゃんのおうちから大冒険のはじまりのリスボンあたり、ドレスも街並みも現実感なくて楽しい!大きい画面で観
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