DarksideJpnさんの映画レビュー・感想・評価

DarksideJpn

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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

すぐに脊髄反射で反日って言っちゃうタイプの人は引き返して下さい。

帝国主義や朝鮮人虐殺など、我が国の愚かな歴史を描きつつも、単に悲劇にするのではなく、逞しさすら感じさせる作風が素晴らしかった。
ホン
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

前半の禍々しさでもう最高なんだけど、出てきたアレが予想の斜め上でブチ上がった。
多分、ここで賛否分かれるんだろうけど、個人的には断固支持。
「オオカミ狩り」好きな人は本作も気に入る筈。
お祓いシーンも
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

4.0

本作も安定の面白さ。
変に新機軸とか入れずにちゃんとお約束を押さえてるから4作目でもダレないし日和らない。
終盤に1作目のオマージュっぽいとこもあり、ずっとシリーズ追ってる人への配慮も忘れていない。
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.8

最初から最後まで緊迫感が途切れない。
結末は分かりきってるのにこの圧倒的緊迫感。
ラストにトドメを刺されるし、とにかく感情が色んなとこに引っ張られる。
劇場を後にしてちょっとよろめいたぐらい集中して見
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阿修羅/ミラクル・カンフー(1980年製作の映画)

3.6

珍作とかカルトというよりもハンディキャップを超越したアクションを堪能すべき作品。
手長足長みたいな形で戦うラストバトルは必見。
多少もっさり感はあるものの、意外にまともなカンフー映画だった。

(2023年製作の映画)

4.5

面白かった!
不道徳、不謹慎かつ尖った映画好きな人は楽しめると思う。
時代考証とか俳優の演技とかストーリーなんかに重きを置いて映画鑑賞する向きには一生分からない魅力が盛り沢山で、暴力と笑いのバランスが
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BRUTAL(2018年製作の映画)

3.0

まず音楽とわざとざらつかせた映像がダサくてマイナス。
最初の話見た時点で、思ったより凄くないしちょっと退屈だなーと思いつつ次の話見始めて、まー見れっかなーと思って最後の話見たら、着地点にちょっと感心し
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地獄のコマンド(1985年製作の映画)

4.0

BD購入にて鑑賞。
IQの低さと火力に痺れる。
終盤の市街戦が特に凄い。
これ見たらグランドセフトオートやりたくなる。

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

原作愛とか再現度とかも素晴らしいんだけど、何よりも鈴木亮平の冴羽獠が凄過ぎた。立ち居振る舞いだけでなく、しまいには声まで神谷明に寄せてきてるしで、もう神の領域。
舞台が現代になっても違和感なかった。
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.0

終始何とも言えない味わいが不思議な作品だったが、本作のレビューが「クー!」で溢れてるのはそういう事だなと納得。見たら分かる。

地獄のデビル・トラック(1986年製作の映画)

3.8

ソフトが謎のプレミア化してるけど、ついに見れた珍品。
もう掴みからFUCK YOUとかASSHOLEとかIQゼロで最高なんだけど、個人的には同路線の珍作「殺人ブルドーザー」をちょっと豪華にした印象。様
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.8

劇場で見れなかったからDVD購入して鑑賞。
結論から言うと色々惜しいし嫌いじゃない。
ホラーとしての怖さとか物語の整合性にこだわる人にとっては評価低めだろうけど、雰囲気は良かったし、この釈然としなさ具
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

安定の面白さと暴力だったけど、ちょっととっ散らかった感は否めない。
もう少しリキに暴れてほしかった。
何より残念だったのはチェ・グィファ不在って事。もう一人出てほしかった人物は最後の最後に登場してニン
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オールデイ・アンド・ア・ナイト: 終身刑となった僕(2020年製作の映画)

4.0

ブラックムービー好きだって言いつつも、結局安全地帯から搾取してるだけなんだなと痛感させられるリアルさ。
産まれ落ちてきた所が平和ボケした牧場みたいな所か、タフに生きないといけない修羅の国かっつー世の中
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

-

こういう物に大金を投じて臆面もなく世に出す感覚に心底危機感を覚える。寒気。

無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.0

原作は未読だけど、他の平山夢明作品はいくつか読んでたから、あの特有の厭〜な感じを本作でも体感出来た。
東京伝説とかダイナーの映画版とか本当糞だったから初めての平山作品映像化成功例なんじゃないかと。
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

コメディとシリアスを行き来しながら終始人間の醜さ、脆さ、愚かさを見せてくれた。
希望を感じさせるラストも皮肉に感じてしまう。固執さえしなければって感じで。
本作の良心のように描かれてた奥さんも結局偽善
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最後まで行く(2023年製作の映画)

2.3

オリジナルをこねくり回してくどくしてオリジナルの良さを殺してしまって、いかにも邦画に仕上げた、あーまたいつものやつかって感じ。
オリジナルのシンプルさとラストの痛快さが良かったにね...
ホント韓国映
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アレックス(2002年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

語り草になってる長回し暴行シーンが確かに生々しくて凄いけど、一番良かったのは、本来憎しみをぶつけられる相手がのうのうと生きているというリアルさ。最初普通に復讐されたと思ってしまったが違和感感じて見返し>>続きを読む

聖なる復讐者(2022年製作の映画)

4.0

ずっとストレスを溜めに溜めてきて、最後にクズ共をブチ殺すスカッとするような復讐ものかと思えば、かなりおぞましい映画だった。
「悪の偶像」ばりに人間のマイナスオーラが凄い。
やっぱり人間の負の側面を描か
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ビーバップのおっさん(2022年製作の映画)

3.3

ビーバップ世代専用映画。
ヤンキー文化がすっかり廃れてオタク文化が幅を利かせてる現在に取り残された人間が見れば色々と小ネタとか分かるからいいものの、そうでない人からしたら只の安いドラマにしか見えないか
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

4.2

エクストリームジョブの監督作品(ちなみにあの御大と名前は同じだが別人)。
最初はちょっと微妙だなーと思って見てたけど、開始30分後には何とも言えないゆるさというかほのぼのさにすっかりハマってしまった。
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ディスコ・ゴッドファーザー(1978年製作の映画)

3.8

一部ではブラックムービーの極北なんて呼ばれてるカルトCLASSIC。
これまでHIPHOPサイドからのブラックムービーは色々見てきたけど、B-BOYがいきなりFUNKADELIC辺り聴いてドス黒いFU
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宇宙からのツタンカーメン(1982年製作の映画)

4.0

途中退屈でもラストの為に我慢して下さい。
ラストの一気に置いてかれるスピード感だけでこの点数。もはや伝説。
しかし、邦題が損してるのが勿体ない。
よく聞く「ラスト○○分の衝撃」とか本作を前にしてそんな
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インクレディブル・バルク(2012年製作の映画)

-

糞笑い疲れて最早笑うのすら飽きてくるという謎の体験をした。
情熱や衝動だけ前のめりで崩壊寸前の危うい映画とか好むけど、形すら成してない糞映画の格の違いをまざまざと見せつけられた。王者の風格。
特に後半
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ゴンタウ 降頭(2007年製作の映画)

-

祝日本公開!
インドネシア映画「首だけ女の恐怖」と双璧を成す、ハーマン・ヤウ監督による香港発ペナンガラン映画。
汚い画質の英語字幕のしか見た事ないから、これで隅々までストーリーを理解出来る。
まぁ、隅
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.9

前作でも感じた最近の少年漫画みたいな展開がより強まってる感じがあって完全には乗り切れなかった。
続編として決して悪くはないし、終始先が気になってたから微妙って感じではないけど、次作前提の出し惜しみっぷ
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爆走!狼男(1971年製作の映画)

3.8

上映行けなくて見たかったやつ。
話としてはどうって事ないけど、終始漂う下衆さとIQの低さがたまらなく愛おしい。
一応、終盤数分タイトル通りにはなります。個人的には狼男登場時間はこのぐらいでも問題ない。
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

2.5

かなりえげつないって聞いてはいたけど、いざ見てみたら普通だったかな。
最初の殺人の辺りはコントみたいで笑えたけど、終盤の謎の警官復活(?)は作り手の意図が全く分からなくて冷めた。
あと、暗所のシーンが
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.8

こんなに胸躍る映画久々だな〜。
2023年までの映画史において暴力総決算と言える容赦なさに、昨年の某台湾ホラー映画を遥かに超える出血量にしびれた。
多分、設定やストーリーの持って行き方についていけなか
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デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

4.0

ずっと見たかったやつ。
タイトルに偽りなしの、これまたメタル好きにはニヤリとさせられる要素が沢山。
劇中に登場する音源がDEVOURMENT(Tシャツも登場)やら今年遂に来日を果たすPUNGENT S
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.7

勝手にパク・チャヌクの新境地かと思って見てみたら紛れもなくパク・チャヌク2023だった。
静寂の皮をかぶった激情。
あと、最初から最後まで敷き詰められた構築美の凄さ。
ラストからエンドロールの歌まで妙
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.5

いやー凄かった!
予想の何十倍も絶望的な状況だった。
上げて落とす脚本の意地悪さと言ったら素晴らしくてハラハラが最後まで持続した。
犯人の不気味さと扱いも最高。
この説明しない感じが最高なんすよね〜。
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

韓国映画「ブラインド」の日本リメイク。
韓国映画の日本リメイクは今まで反吐が出る改変ばっかであんまり期待してなかったけど、本作は日本の雰囲気にうまく落とし込めてる上に改変要素がいい方向に作用してたと思
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KILLERS キラーズ(2013年製作の映画)

4.0

とにかく北村一輝が素晴らしい。
本人には悪いけど、これからも絶対色んな殺人鬼をやった方がいい。
あと、北村一輝の家の佇まいや造りが不穏過ぎて最高。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

1.0

大惨事。
原作レイプという言葉があるけど、本作は原作拉致監禁凌辱バラバラ殺人って感じで本当酷かった。原作の尊厳を根こそぎ奪う酷さ。
漫画版のアレンジは好きだから多少は可能性を感じたんだけどね…
苦行以
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