原作は未読だけど、他の平山夢明作品はいくつか読んでたから、あの特有の厭〜な感じを本作でも体感出来た。
東京伝説とかダイナーの映画版とか本当糞だったから初めての平山作品映像化成功例なんじゃないかと。
最後まで厭な感じと胸糞悪さで突き詰めた作風は後に残るし、それが見世物的な感じじゃなく、真摯に作られていたから尚更ずっしりくる。
子役の演技が、こっちが心配になるぐらい凄かった。最後の方になってやっと出てくる感情や叫びが余計に突き刺さる。
グロいとこは想像よりかなり少なかったけど、それ以上にキツいシーンが続くから相当タフでないと見るのを推奨出来ない。映画としては素晴らしい出来だけど。
ソフト化は主役の女の子が成人してから確認してその結果次第という話を聞いたけど、これがもっと簡単に見れるようになった方がいいかどうかは何とも言えない。まぁ出たら出たで買うけど。
本作を見る時は心身共に万全な時がいいと思います。
