omiyaさんの映画レビュー・感想・評価

omiya

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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.3

これは泣いた…
殺伐とした世の中で本当の繋がりを感じられた。しかし辛すぎる。。

菅田くん演じる新宿新次の狂気じみた?眼差しや演技に圧倒された。
バリカン健二が変わっていく姿も胸を打たれた。

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.7

コナンの映画始まるとGW来るなって思う。

今回もド迫力でスケールがどデカい。
名古屋行きたくなった。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.7

心がスっと軽くなる、素敵なお話。

最初はマイペースな三十路おひとりさまが久しぶりに恋をしてどうしよーーーっていう感じだと思ったが、中盤から過去のわだかまりや生きづらさが顔を出す。

みつこの心の声で
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.7

ぶっ刺さりました。

「女子高生」という客体としての自分
「裕美」としての誰かにとって価値のある自分

なかなか普通に生きていると後者であるということに気づけず、当時の流行から欲しいもののために「女子
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.3

綺麗事なし。アウトロー。すごい熱量。
血が沸き立ちました。

上映当時試写会&舞台挨拶で観に行った。
井浦新さんの舞台挨拶は2回目だったけど、質問や挨拶のときにきちんと目を見て真剣に応えてくれたことが
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

何度も声出して笑った。
大野と香住に周りの人が引いてるところとか、無理だろと思っていた美奈子が大野に惹かれていくところ、その様子にヤキモキしている香住の様子が秀逸。

「これが普通」と思っていても筋道
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までずっと涙腺ゆるみっぱなしでした。

観客の、キャラの想いをきちんと回収した終劇のように感じた。

話し合うことで父も子も救われたと思う。
マリがいて、アスカもシンジも世界も救われた。
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.2

実はスター・ウォーズシリーズはフォースの逆襲しか見てない。
そのため、浅い感想です。

シリーズ全てに共通することだろうけど、造形や舞台がすごすぎた。
パーティーのシーン好き。

ここのところ、ひねく
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.8

現代を生きるヴァンパイア夫婦の淡々とした物語。
とりあえず超オシャレ。

ヴァンパイア物だとゴシック要素が強いイメージだけど、この作品ではそれはエッセンス程度。
終始気だるい感じがとてもよかった。
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.8

だいぶヘビーなお話でした。
トラウマを抱えている人は注意。

人は対話ときちんと向き合ってくれる人の存在により前を向いていけるのかなと思った。

容疑者である環菜の生い立ちや心境が苦しすぎる。
心も身
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.7

ファッション、建物、グラフィックとすべてがおしゃれ。
もちろん主演二人の顔面も。

イケイケな感じなのかなと思ったら不憫な感じでちょっとびっくり。
不憫なとこ見ると好きになっちゃう気持ちはわかるかも…
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

一組のカップルの出会いから別れ、その後を2005年からのサブカル史と共に振り返る激エモ作品。

劇的な展開はないが、恋しているときのワクワク感やお互いにズレ始めていく様子がとてもリアルに丁寧に描かれて
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私の男(2013年製作の映画)

3.6

父と娘の関係や、身近な人を不幸にしていることから中盤までは嫌悪感が半端なかった。

でも、大塩さんと花が揉めるシーンから、花の淳悟への想いを聞いて印象が変わりました。

倫理的に考えられないけど、二度
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精神(2008年製作の映画)

4.4

健常者と精神障害者の間の隔たりを「カーテンの向こう側」と表現しているが、実際には地続きなのだと感じさせられた。

たまに出てくる雑踏にいる人々(いわゆる健常者と呼ばれる人)がそれを表現しているように思
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

4.3

途中から原作を読んでいなかったので、展開についていけてなかったものの、やっぱりめちゃくちゃ笑えるし泣ける。

ひねくれ者なので絆とか友情とか全面に出してる作品は好まないけど、銀魂からはその良さを感じざ
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

ホドロフスキー流の成長物語。

まさに芸術が爆発していて、日本の常識や倫理観とはまったく違う世界。

だけど心が解放されて癒される感が半端ない。

父親に逆らえなかった少年が、自分の意思を持ち、親に反
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

バレンタインシーズンにぴったり(?)な、ほろ苦くて切ない、しかしそれだけではない捻りのあるラブストーリー。

失恋して苦しいからって、その記憶が消えるのも嫌ですよね。

結局記憶は消えてしまったけど、
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

後味は良くないのにクスッと笑えてしまう、不思議な映画…

前回よりも基本的にハードで辛い内容。
不感症になり、感覚を取り戻すために危ないことに手を出すことから始まり、家族との別離、依存症の自助会、借金
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.6

色情症の女性の生涯が、幼い頃から観察的に描かれている。

色んな男性と関係を持つのは、心が欠乏しているわけではなく、欲望のためと言い切っているのが潔い。

主人公・ジョーにとって男性は、幼い頃に採集し
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.8

ホドロフスキー流の救いのお話。
それは別の作品にも言えるのですが。

前半は幼き日のホドロフスキーと厳格で支配的な父親・ハイメとの葛藤。
後半は、そのハイメが心身ともにボロボロになりながら、無償の愛と
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

胸糞悪い映画だけど、とても引き込まれてしまった。

みんなクズ。でも主演の兄妹と殺された家族以外は普通にその辺にいる感じのクズ感。

人はいつ限界を超えてキレてしまうかわからない。
色んな要素が重なれ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

とにかくどこをとってもお洒落…!
左右対称のアートワーク、鮮やかな色彩、ロビーボーイの制服。
眼福でした。

話は殺人、陰謀による冤罪、脱獄と、ハードな内容が終始コミカルに描かれています。
支配人であ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

切なくて痛々しい恋愛映画。

男性同士の恋愛モノだけど、女性の私でも共感できるところが沢山。

他の女の影を感じ不安になるのは女性も同じだけど、それ以外にも女性からマウンティングされたり、相手がノンケ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

破からの落差…
いいことをした、大切な人を助けたつもりが、目覚めたら世界が一変していて、かつての仲間から憎まれる。
そして世界を破滅に導いたのが自分の行動がきっかけだとわかったらシンジくんでなくてもお
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.5

恐ろしいことが起こっているのに、最後癒されて素敵な気分になってしまうのが、怖いしおもしろい。

鬱の精神状態、幻覚のシーンは自身も体感しているような奇妙な感覚になった。

ダニーの心情めちゃくちゃわか
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

まさに序章。再構築に感動。
綾波レイ素晴らしい。

書いてなかったので書いておきます。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

エヴァ最高だ…となる作品。

シンジやレイ、アスカが皆と心通わせていく流れから、不条理により傷付け合い、心閉ざすも、人の限界を超えてまでレイを守ったシンジに胸が打たれました。

人生を大袈裟に書いたの
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