色情症の女性の生涯が、幼い頃から観察的に描かれている。
色んな男性と関係を持つのは、心が欠乏しているわけではなく、欲望のためと言い切っているのが潔い。
主人公・ジョーにとって男性は、幼い頃に採集していた葉っぱと同じに過ぎない。
ジョーは理系的、聞き手の男性は文系的な考え方で、その対比が面白い。
トリアー監督作品は大昔に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を一回見たきりだけど、今回男性や行為を動物や音楽の旋律に例えるなど、独特な表現をするなと思った。
「愛の名の下に100件の犯罪が起きるなら、セックスの名の下には1件よ」は名言!