Niylah

ロリエ・ゴドローと、あの夜のことのNiylahのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『La nuit où Laurier Gaudreault s'est réveillé』
グザヴィエ・ドラン初のドラマ。サスペンスだけど、やっぱりこの作品も“家族の確執そして愛”かな。なかなか登場人物の相関図の把握ができず、1話かけてやっと理解した。

ラルーシュ家。
母マドレーヌ(マド)
長男ジュリアン 妻シャンタル
長女ミレイユ(ミミ)
次男ドゥニ
末っ子エリオット

そして隣家のゴドロー家のロリエ(Logan Goodyear/Laurier Gaudreault)、ジュリアンとミレイユの幼馴染み。

音楽がほんと特徴的。いつも通りの独特なムーディさ。そして。ドラン…、派手なゲ○シーンはお願いだからやめてほしい…。嘔吐恐怖症には酷すぎる…×3回。このシーン/演出って必要だった?

このドラマを観る人は多分ほぼドランのファンだろうから、“あの夜のこと”はだいたい予想がついてしまいそう。ラストまで鑑賞してからもう一度1話を観たらそれなりに示唆されていたし、グザヴィエ・ドランだもんなー。“家族の確執”、“母と息子”、この他に彼とはきってもきりはなせないテーマ。

他の作品同様、見せる?魅せる?のほんと天才。でも、彼があまりにも繊細で壊れやすくて脆くて痛々しくて。こっちまでヒリヒリしてくる。彼はたぶん秋が一番好きなんだろうな。

ラストシーン。やられた。完全に。
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