Niylah

ユーフォリア/EUPHORIA シーズン2のNiylahのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

私もかなりmessyな人間だと思うけど、比較にならないほどカオスな世界だった。こんな薬や暴力やセックスにまみれたダークな世界が現実に存在するとしたら…omg!しんどすぎる。S1は話題性という部分では勝っていたけど、私はよりダークなS2の方が好みだった。

全員が病みすぎてる。薬物依存症のルー。ネイト家の闇も深すぎる。その中でも断トツでキャシーが痛々しくて見ていられない。キャシー。胸が大きいとか奔放な異性関係とかを印象づけるキャラ設定にされてるけど、(かなりの偏見を承知でいうと)胸が大きかったり過剰な色気があったりセクシーな人って、その人の顔とか性格とかよりもただ大きい胸だけが目について、胸の大きい人(=性的なことを連想させる人)っていう印象しか与えなくなることがあるのも否定できないなって正直思う。別に好きで胸が大きいわけではないのに。キャシーもずっと否応なしにセックスの対象としての視線を向けられてきたのかなと思うと、愛にセックスに依存して病んでしまうのもわかる気がする。胸の大きい私=女=性の対象という刷り込み。苦しいなー。しんどいなぁ。

E4の映画や絵画の芸術作品のオマージュが面白かった。
ボッティチェッリ
フリーダ・カーロ
白い布袋被ってキスするやつは何?ファニーゲームにしか見えないけど。
ゴーストの陶芸シーン
タイタニック
白雪姫
ブロークバック・マウンテン

レクシーの劇の中の台詞が印象的だった。
「人生のほとんどを空想の中で生きてきた
ちょっとした出来事を頭の中で大きく膨らませる
少しだけ視線を交わし恋に落ちる
その瞬間 私は舞台の上に立ってる
でも いつも現実が私を引きずり下ろす」

キャット(アイコンをSM女王のキャットに変えようかな?って真剣に考えた)とエリオットあとフェズコ推し。

『スタンド・バイ・ミー』を再鑑賞したくなった。フェズコとレクシーみたいにソファーに寄りかかってくだらない感想を言い合いながらね、。映画もいいけど、ベン・E・キングの曲も好き。
♪Darling, darling Stand by me oh stand by me…
Niylah

Niylah