gcp

いちばんすきな花のgcpのレビュー・感想・評価

いちばんすきな花(2023年製作のドラマ)
2.5
1.2話みた時点の感想
1話→4人が出会うまで。4人の共通点について、ちょ〜〜と上手いこと言いたすぎる感あるけど、ぜんいんの言い分超共感できるし、きっと世の中の人もみーんな共感できる内容だし、とにかくうまくまとめる?繋げる?のうまいな〜!!チョット音楽がオーバーだけど〜

2話→あのねえ!同窓会も結婚式もいかなきゃいーだろがいっ!はよそのコミュニティから脱せればいいだろがいっ!幼少期できなくて大人にできることは、離別、離脱、離縁じゃろがいっ!孤独をたのしむなり新しいコミュニティを探すなりしなよ!いちいち哀しい音楽流すな!少しは自分が変わる努力しろ!変わらないなら自分が活きる環境を探せ!せめて死ぬ環境を捨てろ!メソメソしてんじゃねえ〜!

たぶん、同族嫌悪
そして音楽による自分カワイソウ感が無理なだけで、めちゃくちゃ共感はしている。ただ、学園ものならまだしも大人が揃ってこのメソメソぷりはいかがなものか。今後の展開に期待。最後まで見届けたい。

追記

3話→ちょっといい感じになってきた。けど、すみれと椿の会話で、椿の人としての残酷っぷりが露わに。一見、フラれたのはお前だいっ!て浮気したすみれちゃんに対してスカッとさせてるみたいだけど、正直に「その方が楽だから」と自分の繊細さを盾に非を認めているようで、すみれちゃんがちゃんと椿のこと好きだったこと、相手が椿じゃなきゃ駄目だったことを全否定している。2人の努力不足やコミュニケーション不足はもちろんだけど、自分が繊細だとか傷つきやすいと称する人が自分を卑下することで相手をめちゃくちゃ傷つけているという事実を目の当たりした感じがした。しかも、すみれを純粋純粋って褒めそやすの、向き合ってないが故で、滅茶苦茶的外れで失礼だかんな椿。微妙に違うけど似た物同士が集まったこの4人が、少しでも本音をだしあってちゃんとぶつかって成長していくならそれこそ坂元節として期待〜!

4話→良くなってきた!よよちゃんママみたいな完全なる愛情の行き違いをみると心痛くなるけど、あるあるなのかいちばん共感度高い気がする。反面教師になって身になる分もあるけど辛いよなあ。そして辛い時さすがに年長組がささっと動いてフォローしたのは良かった。一方でこの4人の友情はいつまで続くのかという翳り。


5話→いちばん良い!なぜなら4人のうち紅葉がちゃんと加害者として描かれているから。つまりこの傷ついてます!!の4人だってちゃんと誰かを無意識に傷つけているという視点があってよかった。それにしても耳かしてって言える相手なんて、そうそういないですよ。黒崎くんにそう言えるのは絵描きの子がちゃんと縁を大切にしたからでしょう。そしてこの4人は運で出会えたわけで、そう思うと、やっぱ誰とも馴染めない〜!孤独〜!と嘆いている若者や大人に対しても、さすがにこのドラマみたいな出会い方はなくても、人生タイミングなのだよと言いたくなるし、「損得勘定もけっこう、だけど義理と人情を捨てられな〜い♪」なんて曲がありますが、まさに人生それしかないと思うのだ。損得勘定がない人間なんていないが、義理と人情あればぜんぜんおーけーだよ紅葉!(ちなみに絵描きの子がやろうとしたことは優しいフリてより義理だけど、紅葉がそれを受け取れない気持ちも超わかるが、紅葉に不必要な優しさはあっても義理の概念がなさすぎるのも問題なのだろう)それにしても、ゆくえちゃんだけずば抜けて人間デキすぎてる気が好きるし、なにげに4人ともコミュ力ポテンシャル高いよなあとは思ってしまう。(そもそも接客業、そもそも変人おしゃべり、そもそも偽陽キャ、そもそも超理解者有など。)でも面白くなってきた!

6話→自称多様性に理解民に喝!ちょっとと説教くさいなあ、赤田との修羅場も面白いけど、そんなたまたま営業ある?てかんじ。4人の出会いもあってか、できすぎだろ感は否めず。ここにきて、いちばんナチュラルなこのみが好きだよ。美鳥ちゃんの登場で友情も恋愛もかき乱されんのかな。

7話→辛気臭さが抜けてきたのはよかった。よよちゃんのヤッチマッタ感、わっかる〜の久々共感。だがしかし、そんな偶然あるぅ?の違和感は今回だけでなく、1話からひっかかっていたからか。所詮ドラマなのだけれど、伝えたいことがあるばかりに設定むりくり後付けしましたみたいなのは無視しづらい。そして4人が揉めた時の口撃力みるたび、やっぱある程度のコミュ力あるやんと1.2話の繊細アピールが謎になる。

9話→美鳥は優しいからさ、優しくならざるをえないからさ、ああいう棘のない言い方を選んだけど、あの4人がよかれと思ってやったことや自然とでてしまった空気は1.2話であの4人が盛り上がった嫌悪以上のものだったよ。ゆくえや椿は薄々気付いていたけど若者2人は無邪気だし、結局みんなおんなじなんだよ。傷つくポイントや楽だと感じる環境が違うだけ。すごく嫌な回だったな。また辛気臭song多用だったし。8話は少し楽しかったけど、上手いこと言いたいがために運命的なものを使いすぎていてリアリティーをだしたいのかあくまでもドラマなのかどっちつかず。

10話→やっぱ夜々ちゃんになるとリアルーッ!だからこそ、もはやTwitterでのバズり投稿みたいな、物事の本質突いてみました、みたいなストーリー度外視の(成立させるための異常な偶然の数々)セリフの羅列は、正直もうお腹いっぱい。ゆくえのデキた人格すら「ごめん」て言い過ぎじゃね?と嫌悪感いだくほど。このみとか夜々ちゃんの等身大なかんじは、とても良い。が、夜々ちゃんの「バーカバーカ」発言は、らしさがありつつも、2話がよぎってしまい、結局自分を繊細繊細という人も、人選んで人を攻撃すんのだなあと呆れてしまった。この間みた映画で「hurt people hurt people」という台詞がでてきたが、その方がよっぽど人間ドラマだと思う。人は傷つけられ、平気で他人を傷つけてしまうし、そこから色々学びがあるだろうに、彼らはいつだって被害者面なのだから、いやになる。コメンテーター気取りはきっとこの時代我々全員なのだ(自戒をこめて)

11話→赤田いいやつだなあ。結局男女の友情は成立するのか?ってアンサーは、みどちゃんが言わなくても4人が出会った時点で答えはでていて。でもその4人の中で恋愛感情が生まれた時、どうなる?となるのかと思いきや、うやむやで終わってないかい?もちろん人それぞれで、なんとなく、4人も友情続いてますってかたちにはなってるし、赤田とゆくえも他者の理解によって関係修復できたが、まあ紅葉は昔からだからいいとしても、よよちゃんの椿に対する感情ってあんなサラッとうやむやでいいのか??2話で抱いた嫌悪感のもとは、4人の小さな成長として触れられているのが小さな救い。劇伴はずっとしつこかったが、ラストの藤井風は普通によかった。
gcp

gcp