Niylah

Lの世界 ジェネレーションQ シーズン2のNiylahのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高に面白かった!シーズン1が微妙だったから期待してなかった分すごく楽しめた!相変わらず誰構わず本気のセックスシーンばっかり!とにかく何から何まで刺さりまくる!恋愛ドラマでは久しぶりのこの感覚。『NYガールズダイアリー』以来かも。彼女たちのいる空間が全ておしゃれ。外見も仕事も自宅もデートする場所もカフェもバーも会話もぜーんぶ洗練されてて、ハイセンス!目の保養になる。

彼女たちの仲間内でのドタバタ恋愛劇を観ていて思うのが、「お互い心を引かれている。何を悩むことがある?」というシェーンの言葉のように、結婚してるしてないとか、恋人がいるいないとか、男か女かとか、年齢とか世間体とか何もかも全てどっかにおいといて、ただ自分が誰のことを一番好きか?欲しているか?側にいたいか?だけで行動できたら本当にシンプルなのに!余計なことばっかり頭で考えるからごちゃごちゃする。現実はそう簡単ではないけれど。「I do think there is a would where we are fucking in the bathroom right now.」
その人が欲しくて欲しくて仕方ないような相手がいるって素直に羨ましい。長い人生のうち付き合う人や関係をもつ人が3人?5人?10人くらい?ほんとはもっと?人によってかなりの差はあるだろうけどそのうち本当に愛した人って一人か二人なのでは?多分。

バイセクシャルのアリスの苦悩。わかる。バイだとなぜか異性ではなく同性と付き合うことを周りから期待される現実。なぜ?そして同性との恋愛ばかり続くと異性との恋愛の仕方がわからなくなる。バイの女性と恋愛することを躊躇する男性も多い。ほんとは女性の方が好きなんでしょ?となる。

ベットとジジがアートについて会話するシーン。
「無教養なことを言うようだけど、アートの良さの基準は?」
「作品を見て心を動かされるかどうかね。自分を根本から変えてしまう何かがあるか。良質のアートは見る人に疑問を投げかけ新しい世界や考え方を教えてくれる。」
まさに映画でもそう。心を動かされるか否かってほんと大事。私の好きな映画の基準はこの"心を動かされるか"の一点に尽きる。そしてこのドラマもそんな貴重な作品のひとつ。次シーズン、打ちきりだけはやめてね?
Niylah

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